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会津若松営業所
2017-01-13

函館的古民家探訪

先日のお正月に故郷に帰省しました、所長の髙宮です。
福島県在住が長いせいか、社内でもよく「北海道出身だったんですか!?」 と驚かれます。
実は、生まれてから18歳まで、北海道の函館で育ちました。
ただ、最近は福島在住年数の方が長くなりつつあります(^_^;)
北海道は、明治から本格的な開拓が始まった土地です。
函館は1854年に鎖国が終わり、最初に開港された街で、西洋の建築様式がいち早く取り入れられています。

よく、旅行パンフレットなどでも見かける、有名な赤レンガ倉庫街です。
有名どころは旅行案内のホームページ等にお任せして、私は、よりマニアックな「函館的古民家探訪」 をご案内したいと思います。
ちょっと裏路地に入って見ると、こんな感じの建物が現存しています。

大きな特徴の一つとして言えるのが「和洋折衷方式」 です。
1階の、特に道路に面している部分が和風で、2階が洋風というのも、この時代の意匠のようです。
また、2階の洋風部分の特徴として・・・

・外壁は板を横に張る様式
・窓の飾り枠や、軒裏の持ちおくり(軒裏を支える材料)に凝ったデザインが施されている
・1階と2階の境目には、段々の形をした「帯」 が入る
というのも、この時代共通の意匠的特徴の一つです。

特に歴史的建造物の保存、再生、営繕技術が進んでいる地域で、どこまでが当時のオリジナルで、どこまでが補修、再生されているかが、一見してわからないのも嬉しいところです。

赤レンガ倉庫街の近くには、蔵も所々残っています。
喜多方や会津のような、伝統的な様式とは少し異なり、どちらかという倉庫に近いかもしれません。
これは海運の街だった時の名残とも言えます。
・・・ とは言ったものの

本当に少しですが、蔵として使われていたと思われる建物も現存します。

函館では「古民家」という呼び方ではなく「伝統的建造物」として、保存が進められています。

旅行パンフレットに載っているような名所を巡るのも楽しいですが、ちょっと裏路地に入って、その街の香りや生活を感じるのも楽しいものです。
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