古民家の外壁リフォーム事例|費用、工法(塗装・張り替えなど)、外壁素材(漆喰・杉板など)を解説

高田 雄介

土屋ホームトピア 札幌中央支店
店長 高田 雄介

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古民家の外壁リフォーム

古民家には独特の趣がありますが、時間が流れると共に外壁が劣化し、リフォームが必要となります。

古民家をこれからも使い続けるために、どのようなリフォーム内容・デザインにすればいいか、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

今回は数多くの古民家のリフォームを手掛けてきた土屋ホームトピアが、古民家の外壁をリフォームについて、以下の項目を紹介します。

 

このコラムのポイント
  • 古民家の外壁リフォームは、デザインのバリエーションが豊富です。事例、費用を紹介します。
  • 古民家の外壁リフォーム方法を、わかりやすく解説します。
  • 古民家の趣に合う外壁材の種類、特徴を紹介します。
  • 古民家の外壁をDIYでリフォームできるかを、確認しましょう

 

古民家の「豊かな歴史を感じさせるデザイン」を保ちながら、新しい価値を加えるリフォーム方法がわかります!

ぜひ最後までごらんください。

古民家の外壁リフォーム事例

はじめに、実際に古民家の外壁をリフォームした事例を一緒に確認しましょう。

※紹介する築年数は、リフォーム当時の築年数です。また費用は施工地域・性能などによって異なるため、詳しくはお問い合わせ下さい。

【築105年】大正モダン

こちらは英国人の女性宣教師によって建てられた、モダンな古民家の外壁リフォーム事例です。

外壁に木の板を採用して歴史ある外観を再現し、ウッドデッキを増設することで、周辺の自然とより調和するデザインとなりました。

建築当時の暖炉・インテリアといった歴史あるアイテムを保存しながら、既存の基礎(束石+石)を改修して耐震補強、北海道使用の断熱施工などを実施し、建物全体の価値を高めるリフォームが完成しています。

 

古民家の外壁リフォーム事例

〈関連ページ〉外観|105年目の再生 ~軽井沢の伝統と北海道の技術の融合~

 

リフォーム概要
リフォーム内容 外観・内装・水回り交換など
工事面積 128㎡
工事費用 2,600万円

 

古民家の外壁リフォーム|お客様の感想

 

こちらの古民家のリフォーム内容を、動画でもごらんいただけます♪

【築50年】純和風

次に、古民家特有の「和の意匠」を感じるデザインが完成した外壁リフォーム事例です。

左官仕上げの塗装と木目のサイディングを組み合わせ、色(白・ブラウン)のコントラストをはっきりと出して「和」を感じるデザインとしました。

「自然な落雪を狙った屋根勾配&屋根材採用(低摩擦トタン)」、「外壁を守りながら室内の自然な採光を確保できる庇」など、予算に応じて、デザイン・機能性のバランスが取れたリフォーム内容となりました。

 

古民家の外壁リフォーム事例

〈関連ページ〉外観|若者の手は借りない!暗い雪国の明るい「高齢者 自立住宅」

 

リフォーム概要
リフォーム内容 外観・内装など
工事面積 155㎡
工事期間 約80日

 

古民家の外壁リフォーム|お客様の感想

【築48年】レトロな山小屋

次に、山小屋風の個性的な建物形状をいかして外壁デザインを完成させたリフォーム事例です。

エッジの効いた外観デザインの雰囲気をいかして濃い色の木目調サイディングを選定し、デッキの明るいブラウンをアクセントとして加えています。

外観・内装のデザインも整え、美しく保存し続けることを意識したリフォーム内容となりました。

 

古民家の外壁リフォーム

〈関連ページ〉空間を走る線

 

リフォーム概要
リフォーム内容 外観・内装・水回り交換など
工事面積 67.47㎡
施工期間 約60日
工事費用 1,500万円

 

古民家の外壁リフォーム|お客様の感想

土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください♪

施工事例

 

古民家の外壁リフォーム事例を紹介してきました。

古民家の外壁リフォームは、建物全体の現状を見極めたうえで予算・要望に合わせてプランを組み立てる必要があります。

高い技術力・提案力が必要なリフォームとなるのが一般的なので、ぜひ経験豊富な施工業者に依頼してください

 

土屋ホームトピアは、古民家リフォーム・リノベーションの施工実績が豊富なリフォーム会社です。

また北海道仕様の断熱施工を全国で提供するなど高い技術力にも定評がございますので、古民家リフォームについての疑問や不安を、お気軽にご相談ください。

 

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古民家外壁をリフォームする工法|塗装・張り替え・カバー工法の特徴

古民家の外壁リフォーム

古民家の外壁は劣化が激しい場合もあるので、どんな工法でリフォームをするのか疑問をお持ちの方も多いと思います。

外壁リフォームの工法は、主に3種類です。

  • 塗装
  • カバー工法(重ね張り)
  • 張り替え

それぞれの特徴を、わかりやすく解説します。

塗装

既存の塗装に、重ねて塗装をするリフォーム方法です。

 

特徴
  • 色・模様などによって好みのデザインを実現できる
  • 防水性などの性能を高められる
  • 比較的に費用を抑えられる方法だが、ほかの工法と比べてリフォームサイクルが早い

 

塗装は、外壁の現状(ヒビなど)がひどくない場合におすすめの工法す。

カバー工法(重ね張り)

既存の外壁に、新しい外壁材(サイディング材)を重ねて張るリフォーム方法です。

外壁材が二重になるイメージですね。

カバー工法の特徴は、メリット・デメリットが背中合わせになっている点です。

 

特徴
メリット デメリット
サイディング材はデザインのバリエーションが豊富なので好みのデザインを実現できる 古民家特有の趣あるデザインを表現するのが難しい
外壁を二重にすることで、断熱・防音などの性能が向上する 外壁を二重にすることで住宅全体が重くなるため、重さを支えられる構造体かどうか判断が必要
既存外壁を撤去しないので処分費用などがかからない 既存外壁の状態・既存外壁の内側の状態が悪い場合、放置すると将来のリフォーム費用が高額になる

 

上記のようなデメリットから、この工法を選択するかどうかは、既存外壁の状態・既存外壁の内側の状態(水の侵入、カビなど)・構造体の強度などを把握したうえで判断が必要です。

 

土屋ホームトピアは、無料の建物診断・耐震診断を実施したうえでリフォームプランを提案いたします

全国に拠点がございますので、古民家リフォームについてお気軽にお問い合わせください。

 

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古民家リフォームの費用について、こちらの記事で詳しく解説しています。

〈関連ページ〉古民家リノベーションの費用事例(200万円台〜)|補助金活用、メリット・デメリットも解説

 

張り替え

既存の外壁材を撤去して、新しい外壁材(サイディング材)を張るリフォーム方法です。

 

特徴
  • デザインに関しては、カバー工法と同じメリット・デメリットがある
  • 外壁の内側に問題がある場合に、あわせてリフォームできる
  • 建物の構造体を補強するリフォームを、あわせてできる
  • 既存の外壁撤去・処分、下地施工などが必要で、費用が高額

 

張り替えはほかの工法と比較して費用が高額ですが、建物を構造から修繕して耐久性・価値を高められる工法でもあります

 

どの工法を選ぶかは、古民家の現状と予算のバランスを考慮しながら、慎重に検討しましょう。

専門的な知識・判断が必要な場面もあるため、施工業者に相談したうえで判断するのがおすすめです!

古民家外壁の素材|種類ごとの特徴(漆喰・ガルバリウム・杉板・トタンなど)

古民家の外壁リフォーム

次に、外壁リフォームの工法を選ぶ中で一緒に選択が必要な「外壁素材の種類」についても、確認しましょう。

塗装:塗料を選ぶ

外壁塗装の塗料には、以下のような種類があります。

 

塗料 特徴
自然素材
(漆喰・シラス壁など)
・手仕事なので、高価格で工期が長い
・調湿作用・消臭作用など自然由来の機能が備わっている
・手仕事ならではの、高級感のある外観になる
アクリル塗料 ・低価格だが耐久性が低い
・鮮やかな発色
・柔らかくてヒビが入りにくいものもある
ウレタン塗料 ・比較的低価格
・気候や周辺環境に耐久性が左右される
・様々な素材に塗装可能
・色のバリエーションが豊富
無機系 ・比較的低価格で耐久性が高い
・見た目の劣化が起こりにくい
・硬い素材なのでヒビが入りやすい
シリコン系 ・価格と耐久性のバランスが良い
・色のバリエーションが豊富
ナノテクノロジー塗料 ・価格帯が広い
・シリコン系・フッ素系がある
・汚れにくい(雨で汚れを落とせる)
・ツヤ・発色ともに抑えた色
ラジカル制御型ハイブリッド塗料 ・価格と耐久性のバランスが良い
・見た目の劣化が起きにくい(汚れにくい)
フッ素系 ・高価格で耐久性が高い
・硬い素材なのでヒビが入りやすい
ピュアアクリル
(アクリル塗料から不純物を取り除いたもの)
・高価格で耐久性が高い
・汚れにくい

 

塗料は、「塗料自体の特徴」・「塗装面の素材との相性」をあわせて考慮して選びましょう

カバー工法・張り替え:サイディング材を選ぶ

サイディング材には、以下のような種類があります。

 

サイディング材 特徴
窯業系
(読:ようぎょうけい)
・比較的低価格で耐久性が低い
・地震に強いが水に弱い
金属系
(ガルバリウム・トタンなど)
・価格帯が幅広い
・通常は耐久性が高いが、一旦サビると腐食が早い
木質系
(杉板など)
・価格帯が幅広い
・リフォームサイクルが早い
樹脂系 ・比較的低価格で耐久性が高い
・水に強くメンテナンス性が良い

 

サイディング材は、予算に応じた選択肢の中で、デザイン性・耐久性・メンテナンス性などのバランスが良いものを選ぶのがおすすめです!

また紹介してきた各外壁材には、カラーバリエーションがあります。

古民家の外観に似合う色を知りたいときには、インターネット上で公開されている色見本で、日本の伝統色を調べてみてください。(例:『原色大辞典』の和色大辞典

古民家の外壁をDIYでリフォームできるか

古民家の外壁リフォーム|DIYでできるか

最後に、古民家の外壁をDIYでリフォームできるかについて、改めて確認しましょう

外壁全体のリフォーム

この記事で紹介してきたとおり、古民家の外壁リフォームを成功させるためには専門知識・高い技術力が必要です。

そのため、外壁全体のリフォームはプロに任せることをおすすめします

プロに任せることで以下のようなメリットがあるため、参考にしてください。

 

プロに任せるメリット
  • 日常生活や仕事の時間を削らずにリフォームが完成する
  • 材料選び・工法など、古民家の現状とリフォームのゴールに合うプランを提案してもらえる
  • 外壁以外の不安箇所についても、診断・リフォームプランを提案してもらえる
  • 施工後の不具合に対応してもらえる、施工不良の場合は補償を求められる など

 

一部補修

古民家の外壁であっても、こまめにメンテナンスを重ねている場合は、一部補修で十分に使えるケースがあります。

(「補修範囲が狭い」、「補修の際に危険が伴わない」など)

その場合は、DIY相談ができるホームセンター・サービスなどを活用して、正しい施工方法を調べた上でチャレンジを検討してみてください。

 

土屋ホームトピアには無料でご相談いただけますので、「見積もりを確認してから依頼するか判断したい」とご希望の場合も、お気軽にお問い合わせください♪

 

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まとめ

古民家の外壁リフォームについて、以下の項目を紹介してきました。

 

コラムのポイントまとめ
  • 古民家の外壁リフォームによって、純和風からモダンまでさまざまなデザインを実現できる。
  • 古民家の外壁リフォームの工法は、主に「塗装」・「カバー工法」・「張り替え」の3種類。
  • 各工法ごとに使用できる外壁材の種類が複数あるので、現状を把握したうえで予算等に合わせて選択するのがおすすめ。
  • 古民家の外壁リフォームは、基本的にプロに任せるのがおすすめ。一部補修であれば、DIYできる可能性がある。

 

古民家の雰囲気を残しながらのリフォームには、多岐に渡る知識・高い施工技術が必要です。

今回の情報を参考にしながら、信頼できる施工業者を選んでリフォームを相談していただけると幸いです!

高田 雄介

高田 雄介土屋ホームトピア 札幌中央支店 店長

私共はリノベーションを通してお客様の人生を豊かにすることを目標しております。
些細な事でも構いません。お気軽にご相談くださいませ。

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