2020-03-22

福島で二世帯リフォームで注意すべき5つのポイント

こんにちは。福島支店の清水です。

オリンピックの聖火が3月20日に到着しました。
福島市を通るのは3月27日
昨今の状況でどの様になるかまだ分かりませんが、温かく見守っていきましょう。

さて今回は、最近ご相談の多い二世帯リフォームや、親との同居型リフォームのポイントについてご紹介いたします。
以前の土屋ホームトピアのスタッフブログの二世帯リフォームの税金対策の記事より一部抜粋しております。

二世帯リフォームの税金の種類
二世帯リフォームの減税対策
二世帯リフォームの3つのパターン
生活リズムの違いについて
二世帯リフォームの補助金の活用

1.二世帯リフォームの税金の種類

お客様にあまり知られていないことは、二世帯リフォーム時に発生する税金です。
手続きや作業の仕方により数十万円～数百万円の違いが出ることがありますので、まずは税金についてご説明します。

二世帯リフォームや親との同居で関わってくる税金の種類は

①贈与税
②固定資産税
③不動産取得税
④印紙税
⑤住宅ローン減税
⑥投資型減税

など、様々な種類がございます。状況によってはこの他にも関わるものがございます。
このように書くと、初めての方は何のことだかさっぱり・・・となってしまいそうですね。

実際にご相談いただくお客様の7割くらいは、お子様です。
税金のことまで考えていなかったとおっしゃる方が8割以上いらっしゃる様に感じます。
それくらい一般的に知られていないということなんです。
そこで、今回は特に事前に考えておく必要がある、贈与税対策と住宅ローン減税についてご説明させていただきます。

2. 二世帯リフォームの贈与税対策

詳細については補足説明が必要となりますが、できるだけ簡単に図にしてみました。

なんとなくイメージしていただけたでしょうか？
お父様の名義の家に、息子さんが資金を出した場合は、息子さんがお父様に贈与したことになってしまい、贈与税が発生します。
このような場合、一般的には図のように、建物の持ち分割合を決めて登記する方法が良いかと思います。

この他の様々な状況がございますので、リフォーム相談と合わせて所有者や資金計画までご相談いただければ、アドバイスをさせていただきます。

さらにリフォームでの減税対策。
工事内容や資金を出す方の割合にもよりますが、減税を受ける方法もいくつかございます。
ポイントとして覚えていただきたいことは、「建物を二分の一（50％）以上所有している事」という条件が、多くの減税処置の中にあるということです。
実際の事例を、こちらも図にしてみました。

こちらのお客様は、所有者のお父様が現金でリフォーム代の半分を出し、息子さんが銀行ローンで半分の金額を出されました。
リフォーム前に建物の持ち分を各二分の一にしていましたので、お父さんは投資型減税、息子さんは住宅ローン減税の適応となりました。
こちらのお客様は、金額にして100万円くらいの減税できました。
100万円あれば、家具や家電、インテリアの資金とすることもできますね。

3. 二世帯リフォームの3つのパターン

①共用型二世帯リフォーム
水回りやリビングなど全て共用して個室だけを分ける二世帯パターン

②一部共用型二世帯リフォーム
お風呂など一部を共用し、ミニキッチン、リビング、トイレは別々にするパターン

③完全分離型二世帯パターン
全てを二世帯それぞれに配置するパターン
この場合も玄関のみ共有と玄関も別の2パターンがあります。

※③のパターンの場合、玄関を共有するのと別にする場合のでは固定資産税が変わってきます。
可能であれば玄関だけは共有の方が税金面でお得になる可能性がございます。

4．生活リズムの違いについて

二世帯リフォームで一番考えなくてはならないことは、生活リズムの違いと価値観の違いの2つが大きなテーマとなります。
ご夫婦であっても生活パターンや価値観の違いがありますので世帯が変わると、もっと大きな違いがでます。

そこで大事なことは、二世帯リフォームをきっかけに、この2つのテーマをしっかり話し合うことになります。
ご家族であっても本音で話をすることが難しい場合があります。
そのようなときは当社の担当者を含めて打ち合わせをさせていただくと上手くいくケースがあります。
当社の担当者は色々なご家族のリフォームのお手伝いをしており、価値観の違いや、生活リズムの違いを数多く経験しているからです。