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2018-03-07

イレクターを活用した住宅改修工事

創造推進部経営企画室ノーマライゼーション課の池田です。
11月より組織変更となり、5月1日の事業開始を目標として日々奔走しております(^<^)
本社1FにショールームもOPEN予定で、最新の福祉機器や介護住宅改修工事、日常生活用具給付に関するパネル展示なども行って参ります! 乞うご期待を(^_^;)

目次

  1. イレクターとは
  2. 手すり付ステップ台
  3. シャワーいす・浴そう内いす
  4. シャワーキャリー
  5. まとめ

1.イレクターとは

イレクターとは、アイデアから組立までの創造的行動に意味を託してネーミングした製品で、海外では「CREFORM(クリフォーム)」の名で親しまれています。
パイプとジョイントとの組み合わせにより、いろいろなカタチをつくることができる組立素材です。
鉄パイプにプラスチックをコーティングした製品で、ジョイント(継手)との組み合わせにより様々な構造物を誰でも簡単に制作できます。
ミリ単位で制作ができるので、身体状況や設置場所に合わせたものがフルオーダーで作れます。
錆に強く丈夫で、プラスチックコーティングのため、極端な熱さや冷たさを感じない点が福祉用具に適しています。

2.手すり付ステップ台

写真は弊社にて施工させて頂きました実例です。
要介護認定要支援の方で杖を使って外出される方からのご相談から、玄関~屋外へ出られる際に段差及び階段での歩行が心配だということから、ベランダからの外出をご提案させて頂きました。
イレクター製の手すり付ステップ台であれば、大規模な工事を必要とせず、設置場所に合わせて制作することが可能です。
ご利用される方の身体状況・設置場所に合わせて、幅・奥行・段数・手すりの高さ等フルオーダーで制作致しました。

3.シャワーいす・浴そう内いす

写真は弊社にて納品させて頂きました実例です。
重度障がいがある方のマンション浴室でご使用されました。
日常生活用具給付の助成金を活用されております。

最近はユニットバスで施工されている浴室が増えていますが、浴室は様々な寸法で構成されています。
脳梗塞で片麻痺になられたなど身体のバランスを保たれることが難しい状況の方などに、入浴時のシャワーいすとしてイレクターを用いてフルオーダーで制作が可能です。
座面高さ・肘掛・すべり止め機能があるアジャスター・ターンテーブル・背もたれなど全てフルオーダーで制作可能です。
浴そう内いすは、お湯の中へは自重で沈みますので、吸盤が付かない浴そうでも仕様できます。
なんといっても、錆びにくく衛生的で素肌に優しいフレーム素材が冷たくなく、とてもフィットします。

4.シャワーキャリー

写真は弊社にて納品させて頂きました実例です。
重度障がいがある方のマンション浴室でご使用されました。
日常生活用具給付の助成金を活用されております。

車いすに乗った状態のままシャワー入浴ができる商品のご案内です。
快適なソフト座面で、お手入れ簡単なバックサポート・5段階の座面高さ調整・足を護る補助カバー・ワンタッチで後輪がロック・移乗介助に安心なフットサポート機能などが搭載されており、小回りがきくコンパクトボディな商品です。
ティッピング機能で段差もらくらく、ペダルを踏み込んで前輪を軽く持ち上げることも可能です。

5.まとめ

この度ご紹介させて頂きましたイレクター商品は、矢崎化工株式会社様の商品となります。こちらのメーカー様は、「人にやさしい福祉用具」の開発に注力されたメーカー様で、介護される人、する人が「より快適なくらし」を実現することや、意欲的に「自立」へ迎えるようにしていくためには、よい福祉用具が生活に一部になることが大切だとの思想のもとに、より良い製品を製造されております。
私どものノーマライゼーション課では、高齢者・障がい者のみならず、その周りの人たちにも安心・安全をもとに、豊かさ・生きがいの暮らしを提供し、共に「やさしい時間」を過ごせる住宅づくりを目指して日々活動致しております。
高齢で要介護認定を受けられている方であれば、介護保険の住宅改修工事、障がい手帳をお持ちの障がい者の方は日常生活用具給付(住宅改修費)をご利用になられて、リフォームを行われるケースが多いと思います。
このような助成金を活用して生活環境を整えることにプラスして、今回ご紹介させて頂きました「福祉機器」を活用することによって、より快適な環境を目指すことが可能となります。
今後も機会をみて最新の福祉機器をご案内して参ります。

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