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大田リノベーションスタジオ
2019-07-23

ペットたちの災害対策を考えましょう~ ペットケアアドバイザーから ~ No.3

つい先日も大雨の被害がありました。
お見舞い申し上げます。大田営業所の松岡です。

今回はペットの災害対策を考えてみましょう。

いつ来るかわからない地震のような災害と台風や大雨災害では、少し状況が違うかもしれませんが、どちらにしても「平常時」の対策が必要です。

☆飼い主が行うべき対策〈平常時〉
・住まいや飼養場所の防災対策
・ペットの躾と健康管理・不妊・去勢処置
・ペットが行方不明にならないための対策
(鑑札・迷子札・マイクロチップ登録等による所有者明示)
・ペット用の避難用品や備蓄品の確保
・避難所や避難ルートの確認(お散歩コースに組み入れると良い)
・避難所以外の避難先やペットの預け先の確保
・飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築
・避難訓練への参加と家族単位の避難訓練の実施
・携行出来るペット情報のまとめ(治療記録、ワクチン接種歴等)
※環境省「人とペットの災害対策ガイドライン」抜粋
   

日頃からの健康管理や躾が大切ですね。
可愛いのはわかりますが、ペットのわがままを許してはいけません。
躾はとても大切な事です。
命を守る事にもつながります。
家族同様と思われるのなら、なおさら飼い主の言う事にはキチンと従う良い子に、躾てあげて下さい。

☆災害に備えて、準備しておきたい物
・フードと水(5~7日分)
・療法食、薬(災害時には入手困難になる)
・使い慣れているケージ・キャリー
・予備の首輪とリード(伸びない物)
*東京都条例では180㎝以上は禁止です
・食器
・ガムテープ(多用途に使用できる)
・トイレ用品(ペットシート・猫砂)
・飼い主の連絡先・飼い主以外の緊急連絡先
・ワクチン接種状況・既往症・健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
・ペットの写真(携帯電話に画像保存も有効)
・肉球を守るためのペットソックス
(割れガラス、ガレキからのケガ防止)
  

これらは基本的なものです。
各自のペットにあった物をご用意して下さい。
ペットノート作成もお勧めです。
 
上記の物を全て持っては避難できません。
落ち着いてから、取りに戻る事も出来るかもしれません。
先ずは、命を守る事です。
重い物、大きな物は避難の妨げになるため、屋外倉庫や駐車場等の避難後持ち出せるよう保管場所を工夫する事。
 
★「人とペットの災害対策ガイドライン」には緊急時の生活に必要な事や、知っていた方が良い事などが書いてあります。
   

☆東日本大震災発生時状況
・ペットは家族と一緒 → 72.6%
・ペットだけで留守番 → 22.7%
・その他       → 4.7%
☆避難所でペット受け入れ不可の預け入れ先
・家族や友人、知人  → 54.4%
・預け先なし     → 44.2%
・その他       → 1.4%

東京では、もっと多くのペットたちがお留守番をしている状況ではないかと思われます。

今は同行避難が勧められていますが、避難所には大勢の方がいらっしゃいます。
動物アレルギー、動物嫌い、臭いがいや・・・。

せっかく避難しても、ペットと一緒に避難所に留まることができないかもしれません。
その場合も考えて、避難所の事は早めに調べておきましょう。

もっと色々な事が考えられますが、先ずは基本的な事を書きました。

★★備えておくだけで、必要なかった!★★
と言うのが一番良いのですが自然災害は、いつどこで起きるのかわかりません。

今一度、ご自宅の耐震補強や非常用の照明装置の設置、等々。
無い方が良い“万が一”に備えて、命を守るために、ご自宅の点検をお薦め致します。

少しでも心配な事や不安な事があれば、お気軽にご相談下さい。


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