マンション購入時とリフォームのチェックポイント 第2話~ 共用部編 ~
先日、お得意様宅で成人式で着る振袖の話しになり、当時永く使える様にと、奮発したけれど孫の代になると流行が違うからと、着てくれないという不経済なお話しをお聞きしましたが、私も娘が2人おり、孫どころか4歳違いの姉妹で同じ様な結果になりそうで心配しています。
わがまま娘の父親、大田営業所の藤井です。
さて、今回は前回の続きで、中古マンション見学時のチェックポイントを記載したいと思います。
私が実際にお客様をご案内の前に気を付けて見ていた点です。
今ではスマートフォンのアプリ等で代用できますが、方位磁石(コンパス)・デジタルカメラ・コンベックス(巻尺)は持って行きましょう。
目次
1.外観・住戸位置
前回記載した「 管理状態 」 の良否はマンションの外観にも表れます。
集合ポストにチラシが多いとか、ゴミが良く片付けられている等は気になる点ですが、ポストの中の状態は各居住者の責任ですし、ゴミが片付けられているのは管理人( または清掃員 ) の方がしっかり仕事をされているだけで、管理人(または清掃員)が変われば状態も変わる可能性もありますので、気に留める程度にしています。
外壁の亀裂や汚れ、給湯器の位置( マンションの縦の列を見て、バルコニーに給湯器を設置している住戸とそうでない住戸等 )、バルコニーの状態などを気に留めて見ます。
また住戸の位置ですが、該当住戸の上下左右の隣接状態を確認します。
下階がゴミ置き場等ですとゴミ置き場の排気ダクトの位置も確認します。
臭いや騒音の発生源を事前に知っておきましょう。
私が実際に経験した中では、バルコニーに大きなクラックがいくつも入っているマンションがあり、お客様に紹介するのが不安になり確認すると、新築業者の手抜き工事が原因で、管理組合と施工業者とで係争しているマンションがありました。
だから全くダメなマンションとは言えませんが、ある程度築年数が経過したマンションの場合、目視だけでもわかることも多くあります。
2.共用部
外観同様に建物の状態、オートロックの有無、エレベーターの有無や設置数、宅配ロッカーの有無、ゲストハウスの有無、駐車場の空き状況等、確認します。
この辺は自身に関係のある項目を中心にチェックします。
総戸数に対してエレベーターが多い場合( 40世帯~50世帯に1基が基準 ) は修繕費に影響が出ますし、少ない場合で高層階の住戸を希望されている場合は、朝夕の待ち時間に影響します。( エレベーターの点検等で運転しない日もあります。 )
駐車場を希望する場合は「空き」があるのか、高さは入るのか、また「空き」が多すぎる場合も修繕費に影響しますので注意が必要です。
3.周辺環境
今ではインターネットでその場にいる様な検索も可能ですが、やはり現地に行って初めて感じることも多いです。
時間があれば周辺や駅まで歩いてみるのが宜しいです。
一般的に嫌悪施設と言われる建物の有無や学区、宗教施設( 音が出る場合や墓地等が関係します )、反社会的勢力の事務所の有無等、完全に知ることはできないことも多いですが、事前に調べておいて損はありません。
これらの周辺環境は、契約前の「 重要事項説明書 」 で説明されると思いますが、申込前に確認できることはしておきましょう。
4.まとめ・次回予告
一日に何物件か見学すると初めに見た物件の印象も薄くなりますので、気になるところはメモを残しておくことをお勧めします。
次回は専有部分、実際のお部屋をご見学の際に見るべき点を記載したいと思います。
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