2020-11-25

「日の丸ジェットの挫折」の教訓・・・

「日の丸ジェットの挫折」の教訓・・・
　
日経2面に昨日から本日と連載されている
「日の丸ジェットの挫折」を興味深く読んでいる
自身、5年前、名古屋の三菱重工の工場を視察、その後、
向かいの名古屋空港でテスト飛行をしていたMRJを初めて見て
興奮したのを思い出していた・・・
日本の、日本人の真の持ち味が・・世界に示せる機会になると・・・
しかし、延期に次ぐ延期で・・・とうとう心配していた発表がされた・・・
「いったん立ち止まる」・・・と
コロナ禍が最終的な引き金にはなっただろう・・・
しかし、記事から浮かび上がったその中身は残念な言葉が並んだ・・・
三菱の社風は
「撤退の文化はない」
「重要なのは名誉だ」　
取締役会の幹部は
「開発をやめるべきだ」
「 MSJに会社が潰される」
経産省のお役人は
「これまでのノウハウをドブに捨てる気か」
「撤退だけはだめだ。航空機産業がなくなるとの印象を与えることは避けてほしい」
協力会社の幹部は
「三菱重工の人と雑談すると外国人技術者の不満ばかりだった」
日本人から引き継いだ外国人開発責任者は
「そんなにかかるはずはない」
民間航空機部門の人間
「開発現場の人間は無理だと思っていた」
エンジニアと経営陣との断絶・・・
邪魔するプライド
変えられない因習
自らの手に負えないのに、外部の力もいかせない
名門意識
断った海外からの提案
現場のコミュニケーションが滞った・・・
もはや、前向きな言葉は無かった・・・
（続）
リノリューションで人を幸せにする
土屋ホームトピア
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