軽井沢別荘の湿気対策の方法3選!北海道仕様の断熱
軽井沢は標高が1000mある高原地帯に位置しており、湿度が高いために湿気に悩む人が多いです。別荘となると、使っていない期間が長くなることで湿気によるカビに困っている方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は、リフォームで行う軽井沢別荘の湿気対策のポイントを、3つのテーマに絞ってご紹介いたします。
目次
1.湿気が侵入しやすく溜まりやすい床下をまずは改善しよう。
湿気は、建物の床下や外壁から入ってきます。
そして、特に湿気が溜まるのが床下です。
通常、基礎には空気を通すために換気口を設けてありますが、自然で行う換気には限界があります。
そこで、床下に換気扇を付けて、機械で強制的に空気を動かして湿気の滞留を防ぐ必要があります。
これにより、床下から室内に上がってくる湿気を外へ逃がす事ができます。
また、床下に防湿コンクリートを施工して、地盤から湿気が入るのを直す方法もあります。
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【写真】床を一度撤去し、防湿コンクリート施工して湿気の侵入を防止
2.外壁で湿気を防ぎ、内壁で湿気を受け入れよう。
外壁も床下と同じく湿気の侵入口になります。
古い別荘や夏仕様の別荘は、外壁に断熱施工がされていないケースが多く、すき間だらけということもあります。
そのため、外の湿気がどんどん侵入してきます。
特に、日当たりの悪い北側の外壁面にある収納内の壁が、カビで黒ずんでしまうことがあります。
しかし、実は、壁の断熱施工と気密施工をしっかり行う事でこれらは改善されます。
もちろん換気も忘れずに・・・。
さらに、内壁には漆喰や珪藻土などの自然素材を使用する事で、湿気を吸ったり吐いたりして調湿されるので、カビ臭さや空気環境の改善になります。
【写真】外壁面の壁に断熱材をすき間なく施工する事で、湿気の侵入を防止
3.大規模なリノベーションなら24時間稼働する熱交換型換気システムが可能。
基礎と柱や梁など、構造材だけを残してフルリノベーションするような大規模の場合は、新築で採用されることの多い、24時間熱交換換気システムを設置することができます。
これは、室内のカビ臭くて汚い空気を排出し、外のキレイな空気を取り込んで熱交換をして室内全体に回すため、室内全体を一定温度に保ち湿気を減少させる仕組みです。
これを採用すると、カビの発生は抑えられ快適な室内環境となります。
【写真】構造材だけを残してフルリノベーションする時の、解体後の状態
リフォームで行う軽井沢別荘の湿気対策の方法をご紹介させていただきました。
軽井沢の湿気の多い土壌に建築されている古い別荘はカビが生えやすい環境になっており、現状のままで利用する場合は、別荘管理を依頼して、定期的に通風換気作業をしてもらう事が必要になります。
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