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世田谷リノベーション支店
2022-10-09

憧れとこだわりをカタチに!~ステンドグラス作家が叶えた大人世代の快適フルリノベーション~ Vol.1


第1話:【フォーム前の悩み編】『ため息が出る部屋』

井上千恵美さんは、会社経営のご主人と二人暮らし。普段は会社の経営を手伝う傍ら 『NPO 法人血液患者コミュニティももの木』副理事として講演活動を行いながら、ステンドグラス作家として作品づくりをしており、番町教会のステンドグラスの制作担当をされるなど、非常に忙しい毎日を送っています。

そんな千恵美さんにはリフォーム前、ご自身の住まいにとても悩まれていました。

誰もが羨む分譲マンションのはずなのに・・・

千恵美さんのマンションは築20年のファミリータイプで、間取りは4 LDKで広さは83平米、 9階の角部屋で三方向に窓があるお部屋です。

敷地内には訪れた人がビックリするくらい開放的な広場がある贅沢なつくりに、ファミリータイプによくある収納も十分に備え、当時としては珍しく大きなボウルを備えた洗面台もあり使い勝手も良さそうです。

さらに、静かな住宅地内に建てられているため周りに大きな建物が無く、地上9階のお部屋からは東京スカイツリーと富士山を眺めることができます。

一見すると誰もが憧れる優良物件なのですが、千恵美さんは仕事から家に帰ってくる度、「あぁぁぁ~」と思わずため息が出てしまうそうです。

なぜ人がうらやむような住まいなのに、そんなため息が出てしまうのでしょうか?実は、その間取りと千恵美さんならではの悩みがそこにあったのです。

 

ライフスタイルに合わない間取り

悩みの一つ目は『4LDKの間取り』です。もともとファミリータイプの物件のため、部屋が細かく仕切られています。実はこの間取りは二人暮らしでは使い勝手が悪く、普段ご夫婦が暮らしの大半を過ごすリビングや寝室以外の洋室はあまり使う事が少なく、物置部屋になってしまったそうです。

住んでみて気づいたのは、今の住まいに求めていたのは、お互いが個室で過ごす生活ではなく、日々の忙しさから自分を解放してくれる『無になれるスペース』だったのです。

そのため使わない部屋は自然とご主人が所蔵する大量の書籍や千恵美さんの作品置き場になってしまいました。

さらに、千恵美さんは多方面で活躍されていることもあり、多くの人が家に遊びに来ます。時には一度に20人もの人が訪れ、そのまま泊って行かれることも少なくありません。

それなのにお客様を泊めるスペースは和室だけ。さらに仕切りの壁が邪魔をしてリビングと和室を同時に使用するのは難しい作りになっていました。

思い通りにならない住まいへのジレンマ

さらに、不満なのは『とってつけたような』使い勝手の悪い備え付け収納。

以前のお仕事でインテリア・カラーコーディネートの仕事をされていたため、自然と『自分だったらこういう収納にしたい』というアイデアが湧き上がってくるそうです。しかし、分譲マンションの収納は簡単に変更することが難しいという現実。

あとたった数センチ棚のサイズがあったら使いやすくなるのに・・・

という思いすら叶わない、自分のアイデアも活かせず融通の利かない収納へのジレンマ。

ましてや部屋の仕切りを無くしたり、キッチンやトイレの場所を動かすなんてもってのほか。

ステンドグラスのようにうまくいかない

ステンドグラスを作っている時は、自分の思い描く色、模様のガラスを自由自在に当てはめる事で思い描くデザインの作品が作れます。

その一方で今の住まいは、ハウスメーカーが作った生活空間に自分自身を当てはめる

不自由で窮屈な感覚。

家で唯一自由に移動できる収納は、結婚当初に親に買ってもらった大きなタンスだけ。

千恵美さんは、今の住まいに対してそんな窮屈感や自由度のなさも感じていました。

第2話に続く
住まいで叶えたい思いがあるのに

第3話に続く

フルリフォームを決めた意外な決め手とは?

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