憧れとこだわりをカタチに!~ステンドグラス作家が叶えた大人世代の快適フルリノベーション~ Vol.2
第2話:叶えたい思いがあるのに
千恵美さんには叶えたい思いがありました。
「自分のステンドグラス作品を住まいの中に溶け込ませ、日々の生活に安らぎを与えたい。」
どちらかと言うと教会など大きな建物に観られることが多いステンドグラスですが
千恵美さんはもっと暮らしの中にステンドグラスを取り入れて、精神的な豊かさを身近に感じて欲しいと思っていました。
日常を豊かにするステンドグラスの魅力
番町教会でご自身がステンドグラス作成を担当した時のエピソードです。
番町教会↑
当初は教会の設計にステンドグラス設置の予定はなく、ステンドグラスを入れることを提案したところ、隣のマンションが見えないようにすりガラスを予定していた階段室と礼拝堂の天井に採用されました。
最終的に出来上がったステンドグラスは『窓から見える大樹』をモチーフとして、まるで窓から見える木が季節を通じてその姿を変えるように、毎日の光の入り具合で見え方の変化が楽しめ、番町教会の礼拝に来られる方々に精神的な豊かさと幸せを感じてもらえる空間になっているそうです。
もし自分の住まいにもステンドグラスがあればどんなに今の生活が豊かになるだろうか?
そんなことを普段から考えていたそうです。
そんな思いとは裏腹に、
日々の忙しさから『自分を解放する時間を過ごせる空間』が欲しくて購入したマンションなのに、
それが叶わないばかりか、家が広い分ものが雑然として片付かず
枠にはめられた使い勝手が悪い生活空間で過ごすモヤモヤで家にいても気持ちが休まらず
ストレスを抱える日々を過ごしていました
忙しい毎日だからこそ、普段の住まいに『自分の頭が休まる解放感のある環境』が欲しい
そんな中で、忙しくて乗る機会は少ないが、ご主人のヨットに乗り込み
海で風を感じ自然に身を置くことは、開放感を感じリフレッシュできる時間だった
そうです
断捨離しても解決しないこと
そんなある日、友人の遺品整理を手伝うことになった経験から、
ふと自分の部屋の目の前に雑然とあふれたものを見て
「この荷物はいったい誰が片付けるんだろう・・・」
こんな不安が頭をよぎり、断捨離を始めたそうです。
結局、3年かけて断捨離し部屋をスッキリさせ、もったいない主義から脱却しました。
それでも、どうしても解決できない問題が残りました。
いくら部屋から物を無くしても今の窮屈な間取りと収納を変えることはできない・・・
ものが無くなり、かえって『今の住まいの窮屈さ』が目立つようになってしまったのです。
今の住まい自体を変えなければ問題は解決しない・・・
その思いから住み替えを考えるようになったそうです。
住み替えではなく、やっぱり『フルリフォーム』なのか?
最初は近隣の一軒家も探しました。しかし多くの物件はお隣との間隔が狭く、窓の景色に息苦しさを感じたそうです。そもそも戸建では、今のマンションのように空を見渡すのは到底無理です。確かに今の家は住みづらいとはいえ、あの解放感のある景色は捨てがたい。
それにどんな良い物件だったとしても、
新築しなければ相手の提案した生活空間しか手に入らない。
それでは『思い通りの生活はできない』と感じました。
頼みの綱の大工さんが・・・
そこで今の部屋をフルリフォームするために地元ではないけれど、以前にお世話になった工務店に向かいました。
その工務店の良さは細かい注文も聞いてくれるところや、余った建材を利用して、棚等の収納を作ってくれたりと色々融通が利くところでした。ところが頼みの工務店の大工さんは既に他界されていたのです。
自分の願いを叶えてくれるフルリフォームをしてくれる良い会社は無いものか・・・
そう思い、リフォーム会社をいくつか回り始めました 。
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