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世田谷リノベーション支店
2022-05-14

【リフォーム】介護手すりの取り付けを考えよう

こんにちはデジタルソリューション課の織江です。
今回は手すりのお話です。
ちょっとした段差や立ち上がりの時に、「手で支える」事ができると、助かることがあります。
階段はもちろん、トイレやお風呂など手すりがあれば、事故防止のためにも、あった方が良いと思われますのでご参考にしていただければと思います。

1,手すりの設置基準

建築基準法には手すりの設置基準に関する細則(さいそく)が
記載されています。
一般の手すりと階段の手すりに分けられており、
一般の手すりとは階段以外の場所で用いられている
手すりの事で、主に屋上やバルコニー、ベランダなどで
使用されているもので、その場所には高さが
1.1メートル以上の手すりや壁、又は柵を
設けなければならないとされています。
階段の手すりは階段からの転落防止などを
目的として定められているものです。
しかし高さ1m以下であれば設置しなくても
良いとされていますが、安全の為には設置が
好ましいと思われます。

2,手すりの位置

廊下の手すりは、歩行を補助するもので、
設置位置を間違える事によって無理な体制で
歩行させることになり、余計に転倒や怪我を
する危険性が増してしまいます。
設置するには、しっかりと
位置を考えなければなりません。
高さや距離など、位置を考えて、
状況によっては下地の補強を
考えて きちんとした安全性を
持った補助のための手すりを
設置する事が大切です。

まず、廊下に設置する手すりの位置としては、
床から高さ750ミリから850ミリの距離で設置する
ことが一般的とされています。
その理由は、使用者が腕を真っ直ぐ下ろした状態で、
手首を曲げた位置に値するためです。
高齢者が使用する杖の高さと同じものになります。
手すりを握った時に、軽く肘がまがる程度が歩き
やすく安全性のある高さになります。
余裕がありすぎるのもいけません。手すりを握った方が
上がってしまったり、低すぎるために猫背になって
しまうのは体に負担がかかってしまうので、良い
位置とは言えません。

※手すりの高さ
大腿骨大転子(ダイタイコツダイテンシ)
尺骨茎状突起(しゃっこつけいじょうとっき)

普段何気なく使っている階段の手すり、実は理想的な
高さや位置、素材があります。
しっかりと握れる手すりは、安定感と安心感を
与えてくれます。
家族の行動範囲を広げ、けがや事故を防ぐためには
手すり設置は重要です。

3,トイレの手すり

トイレにも手すりが取り付けられていることが多いです。
手すりが取り付けられていることによって、肘を
掛けることができたり、 便器に座ったり立ち上がる
時の負担を減らすことが可能です。
ポイントは、棚手すりに肘や手のひらで体を起こせる位置に
棚手すり、そしてそこから完全に直立できるための縦の
手すりのバランスを考えることになります。

4,お風呂場の手すり

お風呂場も家庭内で起こる高齢者の事故が多い場所の1つとされています。
理由は足元が滑りやすく、浴槽の出入りの際に普段取らないような姿勢を取る事のようです。
お風呂場に手すりをつけることによりお風呂場で事故が起きる可能性を減らすことが出来ます。

更に、浴槽から出る時や、立ち上がる際に捕まる場所があれば安心です。お風呂場に手すりを設置する場合、湿気の多い場所な為、木製の手すりの使用はお薦めできません。できれば、樹脂製の物やアルミ製の物を使用する事をお勧めします。また、設置する場所によって最適な手すりの形状も変わってきます。

どんな手すりを着けていいのかわからない場合、專門の業者さんやケアマネージャーさんに相談するという方法もありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか?あなたのご希望に最適な手すりの設置を提案してくれると思います。

5,まとめ

このように、手すりというのは、色々な場所で欠かせない物だということが、おわかり頂けましたでしょうか?もちろんご自身で簡単に取り付けることもできますが、下地にしっかり固定したり、下地の補強が必要な場合が多いので、できればリフォームの専門家に相談してみてください。

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