松井久子とは?「疼くひと」の制作背景に迫る 特別対談会-土屋グループ銀座ショールーム
【運命の人は89歳、76歳で結婚を決意した「疼くひと」の著者・松井久子さんをゲストに迎えて】
令和5年12月13日
毎回好評の清藤誠司先生(TVディレクター・アートプロデューサー)のセミナーに、今回は特別ゲストとして、著書『疼くひと』で話題沸騰の映画監督の松井久子さんにご登壇いただきました!
松井久子さんの著書『疼くひと』は70代の性愛を描いた小説ですが、なんとご自身も76歳で運命のお相手に出会われ、ご結婚されました。
お相手は、思想史家で大阪大学名誉教授の子安宣邦さん。ご結婚当時のご年齢は89歳です。
76歳の松井さんが89歳の子安さんとご結婚なさったのはかなりの決断と想像されますが、どんな背景でご結婚に至ったのか、現在のご結婚生活、性愛についてのお考えを、ありのままに語ってくださいました。
松井さんは、現在は映画監督という肩書をお持ちですが、デビュー作『ユキエ』を制作されたのは、なんと50歳の時。
それまでは、ライター、俳優マネジメント、テレビドラマ製作など、様々なキャリアを歩まれてきたそうです。これらのご経験のなかで、男性の監督が日本の女性をゆがめて描くことに疑問を感じたとのこと。
そして、自分が女性であるからこそ描ける女性像を表現したいと強く思い、映画制作に踏み切られたのでした。
その後、映画で描けないことを表現してみようと思い立ち、高齢女性の性愛をテーマとした小説『疼くひと』を上梓されました。
松井久子さんは、映画制作を主にアメリカでされていましたが、その際、高齢女性と年下男性とのカップルを何組も見かけたそうです。
彼らはお互いを尊敬し合い、豊かなパートナーシップを築いている一方で、現在の日本では、例えば「50代以降の女性が恋愛するなんてありえない」といった風潮があると感じたことも、小説執筆の背景にあるとのことです。
現在のご主人の子安さんとの恋愛は、出会いからご結婚に至るまで、運命かと思うほどとてもスムーズだったそう。そして現在も、お互いを大切に想い合い、尊重し合うパートナーシップを構築されています。
最新作『最後のひと』では、子安さんとのストーリーがノンフィクションで描かれていますが、子安さんは、
「老人が幸せになれる社会になる(貢献できる)ならいいよ」
と小説にすることを快諾してくださったそうです。
今回の特別対談講座では、清藤誠司さんの軽快なインタビューによって、松井久子さんを深く知れる機会になったとご参加いただいた皆様に喜んでいただきました。
私も対談を聞いていて、どれもがとても深いお話で、本当に引き込まれました。
詳細が気になる方は、松井久子さんの著作をぜひお手に取られてみてください!
最後にご参加の皆様から感想をいただきましたが、皆様も赤裸々にご自身のことを話してくださり、普段はどこか話題にしにくい、「パートナーシップ」や「性」についての議論で大盛り上がりでした。
こういったテーマを普段からも話題にできる世の中になればいいなと願うばかりです。
清藤先生の銀座百年大学での講座は惜しまれながら最終回を迎えました。
これまで有意義な講座を開催してくださった清藤誠司先生、ゲストの皆様、受講いただいた多くの皆様に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
担当は佐竹でした。
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