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世田谷リノベーション支店
2024-03-05

憧れとこだわりをカタチに!~ステンドグラス作家が叶えた大人世代の快適フルリノベーション~ Vol.4【施工編】自分の理想の住まいを目指して・・・


フルリフォームはすべて自分で決められるのが難点?

契約後、フルリフォームの施工に向けた詳細な打ち合わせを開始しました。

フルリフォームは部屋中の細かなところを自由自在に決められる分、決める事がたくさんあります。それはメリットでもありデメリットでもあるのです。

例えばコンセント一つをとっても設置場所ごとに数や細かい配置まで、全て自分たちで決める必要があります。

お部屋の壁の色も『白い壁』といっても実際は、色の微妙な違いはもちろん、壁紙の凹凸や地紋なども含めてたくさんの種類があります。

『自分の理想に合うものは・・・」と何日もかけて気になるものを選びだし、サンプルを取り寄せ、

毎日眺めて大変でしたが楽しい時間でした。

主人は仕事で忙しくなかなかリフォームのことを考える時間がとれないので、私が沢山の候補のなかから、2つに候補を絞り、主人にどちらかを選んでもらう。そんな決め方をしながら納得いくものを一つ一つ、決めていきました。

棚にもかなりこだわりました。特に今回新しく作る予定のキッチンの奥のパントリーは本やネットで研究し自分が持っているお皿や調理道具をもとに、細かく1㎝ 刻みで棚のサイズや配置を決めていった程です。規格品の棚ではここまでの対応は難しいと思います

施行は順調、トラブルは想定内

こうして自分達が決めた内容をもとに図面を起こし施工が開始されました。

工事は順調に進んできましたが多少の想定外はつきものです。例えば、床全体が直貼り工法だったため。床がはがせないことが分かりました。

実際に施工が始まって分かる『想定外あるある』です。全部きれいに剥がすには時間とお金もかかりますが、騒音などで近隣へ迷惑がかかるため、今回は今までの床の上に新しい床と床暖を貼ることになりました。

それからキッチンなど水回りも実際の配管を見てみないと分からないことが多い代表例。

営業担当者から説明をもらいながら、今できる最良の策を見つけ、作り上げていきました。

特にフルリフォームは長期間にわたるため人間関係が大切です。うまくいかない時も営業さんと共にベストとまではいかないがベターな答えを見つけながら、分からないところは、わかるまで説明をしてもらい納得しながら進めていきました 。

風水の考えを住まいに取り入れる

風水は今までも暮らしの中に取り入れていましたが、今回は積極的に風水を取り入れることにしました。

リフォームを決めるきっかけにもなった、土屋グループ銀座ショールームで自分も参加している風水セミナーの先生方のアドバイスも沢山いただきました。

また、営業担当の方も風水鑑定士の資格を持っていたため、風水の考えに基づく様々なアドバイスももらいました。

例えば壁紙の色ですが、 寝室はオレンジ、洗面所はピンク、キッチンは黄色のアクセントカラーを用いたり、玄関ホールには角を作らずに曲面の壁にすることで家に優しい印象を持たせ、右側に人との縁が広がるよう鏡を設置しました。

収納や使い勝手も思いのまま

特に収納の使い勝手の改善は今回のリフォームの大きなテーマのひとつです。

玄関の洋室をウォークインクローゼットに改造。趣味のアウトドア用品や衣類をササっと片付けられる収納スペースも新設。しかも玄関から直接入れるような動線設計や玄関から光が入る構造にすることで、とても明るい玄関に生まれ変わりました。

洗面台の棚は鏡がスライドできる、ちょっとこだわりグレードをチョイス。 デザインもおしゃれで、

ツーアクションでサッと欲しいものが取り出せる、使い勝手の良い洗面台となりました。

キッチンは奥まっていた場所からダイニングに向けたペニンシュラ型キッチンに変身。 ダイニングの隣のリビングからベランダの外まで見渡せるので解放感もあり、同じ部屋にいる主人やお客様と常に楽しく会話をしながら台所仕事が気持ちよくできるようになりました。

よくあることらしいのですが、今回キッチンに採用した天板は大きめサイズのため、9階までエレベーターであげることができないことが判明。とはいえクレーンで持ち上げるとかなりのコストがかかってしまいます。

そこで土屋ホームトピアさんの関係者全員で階段を使って慎重に9階まで運んでもらい、無事に備え付けてもらうことができました。

さらにキッチン収納はパントリーだけではなく、営業さんからの提案でキッチン側の壁にニッチを作り、スパイスラックにしました。ここにこだわりの塩がたくさん置けるスペースが完成しました。

他にも背面の壁にマグネットを入れてもらうことで、レシピやメモ、カレンダー、小さな絵などを磁石で固定することができるようになり、使い勝手が良く家中の壁をこれにしても良いくらい気に入りました。

また、リビング側にもお皿などを収納できる棚を新設してもらったことで、家に集まった友達が気軽にお皿の出し入れのお手伝いをしてくれるようになりました。

結婚当初から使っているタンス達は、リビング奥のクローゼットの中に設置しました。さらにちょうどタンスと収納スペースの間に空間ができるため、特別にお願いをして専用棚を作り無駄のない収納にすることができました。

天井に照明をつけるダクトレールは十字にすることで立体的な照明配置が楽しめ、自作の『ポテトチップスシリーズ』というステンドグラスのペンダントライトを吊るし、とても良い雰囲気になりました。

自分の理想の部屋は現場を見て思いつくもの

実際に工事が進んでくると色々な収納アイデアが浮かんできます。そんな時、お抱えの大工さんが大活躍してくれました。

私が現場にいるときはメジャーを持って細かくスペースを計り、作れそうなスキマを見つける度に大工さんにお願いして、色々な所に収納を追加してもらいました。

例えば玄関の曲面の壁の裏側に出来たスペースにシューズラックを作ってもらいました。 曲面状の壁に沿って棚を設置するのはとても難しそうでしたが、腕の良い大工さんだからこそできたのだと思います。

さらに、お掃除ロボットが収納できるスペース兼可動棚も設置してもらいました。

しかも、これら全ての寸法は規定サイズではなく、要望に最大限に沿って作ってくれたものです。特にリビング収納ではタンスと棚の隙間をギリギリまで無くす努力があり、ここは大工さんの心意気が伺えます。

大工さんに作ってもらったのは収納だけではありません。玄関横の洋室をウォークインクローゼットにして玄関に光を取り入れる計画をしていたのですが、自分のステンドグラスを玄関横の窓枠に入れるアイデアを思いつき、窓にステンドグラスをはめることができる専用の木枠を作ってもらうことで自分の作品を設置することが可能になりました。

もしお抱えの大工さんではなく言われたことしかやってくれない大工さんだったら、

こんな『わがまま』とも言えるお願いを受け入れてもらえただろうか?

リフォームは自分がステンドグラス制作で感じているように、自分と現場の人が一緒になって作り上げていくことがとても大切だと改めて感じました。

それ以外にも開き戸だった部分は全て引き戸に変更し、部屋の出入りで人がぶつかる心配もなくスペース効率も良くなりました。

自分の理想は細部にも宿る

かつてのインテリア関係のお仕事経験を活かし、壁のタイルや壁紙にもこだわりました。

特にキッチン横の黄色いタイルは、輸入タイルを予定していました。ところがちょうど海外から輸入が難しいタイミングだったため取り寄せることができなくなる事態が発生。

でも、ありもののタイルなんかで妥協したくない・・・

そのとき設計担当さんが日本中にある同じ輸入タイルの在庫を片っ端からかき集め、なんとか工期に間に合わせるように手配をしてくれました。

さらにトイレの壁紙は、私が一目惚れした北欧スタイルのものを希望。ところが高価なものだったため完全に予算オーバー。そこで設計さんと営業さんと相談し『一面だけ』アクセントクロスとして使うことになりました。

第3話はこちらから

第2話はこちらから

第1話はこちらから

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