2023-12-16

キッチンリフォームされる方には必ず知ってほしいキッチン選びポイント【キッチン基礎知識】

こんにちは世田谷支店の會田です。
キッチンを選ぶ時、失敗したくないので、迷ってしまいますよね。
今回は「キッチン選びポイント」について、お話させて頂きますので参考にしていただければと思います！

１．キッチンの種類と間取り

まず、キッチンの種類は大きく分けると、
６つのタイプとなります。
①Ⅰ型キッチン　壁付けキッチンとも言います。
②Ⅱ型(セパレート)キッチン
③L型キッチン
④U型(コの字型)キッチン
⑤アイランド型キッチン
⑥ペニンシュラ型キッチン
の６つになります！
それでは、それぞれのキッチンについて説明します.
1つ目のタイプ、①Ⅰ型キッチンは、

このお写真の様に、
正面に壁があるキッチンのことです。
特徴は部屋のスペースを無駄なく活用でき、費用をおさえやすいこととなります。

そして、②Ⅱ型キッチンは、

シンクとコンロが、並列したキッチンとなります。
特徴は、シンク側とコロン側に、それぞれ調理スペースがあるため調理と配膳が楽になることとなります。

③L型キッチンは、

L字型のキッチンで、
シンクとコンロが90度で向かい合う形のものです。
特徴は縦長のI型キッチンと比べるとコンパクトなため、家事動線を短くできることとなります。

④U型キッチンは、

シンクやコンロ、調理スペースがU字のように3方向に配置されているタイプです。
特徴は作業スペースが広く、導線が短いため、作業効率がよいこととなります。

⑤アイランド型キッチンは

キッチンと壁が接することなく、島(アイランド)のように、コンロ、シンク、作業スペースが独立しているタイプです。
特徴は、開放感があり、作業スペースも広く、どちら側からも調理や配膳が行えてコミュニケーションが取りやすいこととなります。

⑥ペニンシュラ(半島)型キッチンは

キッチンの片側が壁に接していて半島の様に突き出た対面キッチンの事です。
特徴は、I型キッチンと比べるとカウンターの奥行きが広いためこちらも作業スペースが広いのですが、アイランドキッチンよりも、横幅を取らないため、人気のキッチンタイプとなります。

あなたがキッチンを選ぶ際の
Ⅰ。家事動線
Ⅱ。現状の間取り
Ⅲ。お好みのデザイン
をポイントとして選ばれるのが、お薦めとなりますが、
この３つのポイントで特に重要なのが「Ⅱ。現状の間取り」となります。

「Ⅱ。現状の間取り」を考える上での、注意点とポイントがあります。
元が壁付けキッチンで、
「同じ場所に」壁付けキッチンをつける場合は問題ないのですが、
壁付けキッチンから対面キッチンに変える場合や、キッチンを大きく移動させる場合は、間取りが大きく変わるため注意が必要となります。
注意点１はマンションではキッチンの移動できる範囲が制限され場合がありますので、確認して下さい。
管理規定により、排水管やダクトの位置を変えられない場合もありますので、特に注意が必要となります。

リフォームで、対面キッチンにされる場合になりますが、
注意点２は対面キッチンへのメリットとデメリットとなります。
・メリットは、小さいお子様の様子がみれたり、家族のコミュニケーションをとりやすくなることです。　
・デメリットは、壁付けキッチンと比べて、他のリビングやダイニングのスペースが、狭くなる為、場合によっては、家事の動線が変わり、使いづらくなる場合があります。
リノベ後の動線が、どうなるかも考えて選んで下さい。

こちらの図を見ながら、ご説明いたしますね！

コンロ・シンク・冷蔵庫の三点を結んだ作業動線を「キッチンのワークトライアングル」というのですが
この三角形の
・3辺を足した長さが、360cm以上660cm以内
・正三角形により近い
と、作業効率がいいと言われていますので、リノベ後の動線を考える時、こちらを意識してみて下さい。

2.　キッチンの収納と設備

あなたが使い勝手の良いキッチンへとリノベをする為には、キッチンの収納と設備もポイントとなります。
収納については、収納が足りなくて増やす場合も、多すぎて減らす場合も、食器や調理器具の量を確認して決めるのが、オススメとなります。

また、カップボードや食品棚の場所は、動線と作業効率を考えてキッチンの近くに設置するのがオススメとなります。
そして、キッチンの設備については、あなたが取付けたい設備を
例えば、
・ガスからIHに変えたい
・食洗器を設置したいなど
明確にしておくと、商品選びもしやすくなります。
必要となる工事が明確になることで(※IHにする場合は２００Vの単独配線が必要食洗器も単独の配線工事と設備工事が必要など)計画がしやすくなるので、オススメとなります。

3.キッチンの費用と施工期間

一般的に、キッチンのリノベでは約50万円から約300万円位になります。
具体的には商品の値段の他に、設置費用や、解体費用ですが、
その他、解体後にキッチンの床が傷んでいるために、床の工事が必要になる場合や、IHを付けるために電気の工事が必要になる場合など、商品以外の値段もかかるため、予算金額を設定しておくのが、おススメとなります。

商品については、ショールームに行くと、皆様、よりグレードの良いもの選ぶ傾向があります。
どの様なデザインのキッチンがあるかを1度、見ておくとイメージがしやすくなるので、おススメとなります！
また、リフォーム業者により、得意としているメーカーや商品グレードがあるため、それぞれの割引率が異なってきますので、リフォーム業者に、どのメーカーのどの商品が得意か、確認をしておくのもポイントとなります。
そして、施工期間は、キッチンの位置を移動させるかどうかでも、かなり変わってきます。
設備を変える工事であれば、2、3日で終わる場合もあります。
床や壁・天井などの周辺の工事をする時には、1週間から2週間、キッチンも使えない場合がございますので十分に気を付けてください。

また、キッチンを移動する場合は、他のお部屋の工事も発生するため1ヶ月かかる場合もございます。
事前にリフォーム業者へ、どのくらい期間がかかるか聞いて下さい。
キッチンが使えないのは、とても不便なことなので、施工期間でキッチンを選ぶのもオススメとなります。

4. キッチン選びで大事な３つのポイント

キッチンは長く使うものなので使い勝手の良いことが重要ですよね。
つまり、キッチンを選ぶときは、
ポイント①は、キッチンのタイプと間取りから、家事動線を考える事です。
つまり、家事動線がどのように変わるかイメージして、使いづらくないかどうかを考えるのが、オススメとなります。

ポイント②は、工事をする前に、ショールームで実際にキッチンを見て、触れることです。
ネットやカタログではわかりづらい部分や、使いやすいかどうかを確認することが出来るのでオススメとなります。

ポイント③は、
あなたの使いやすい高さのキッチンを選ぶ事です。
昔のキッチンの高さは80cmが多いのですが
今は80cm.85cm.90cmなど、高さを選べるタイプが多いので、(キッチンの高さが選べないものもあります)
今ご使用のキッチンを測ってみて、ショールームのキッチンと比較するのがオススメとなります。

あなたに合う高さですが、
こちらの図でご紹介していきますね。

一般的に、キッチンの高さ=身長÷2＋5 cmが目安となりますが、
高さにより、腰などへの負担が変わってきますので、
実際に、ショールームで、まな板を置いて包丁で切りやすいか？
ガスのゴトクの上にフライパンを載せた時に、動かしやすいかどうかを試されるのが、オススメとなります。

キッチンの高さ=身長÷2＋5 cmが目安となりますが、
更にショールームには靴を履いていかれると思いますので靴を脱いで家で使う高さで確認するのがポイントとなります。

５. キッチン選び前に準備しておく８つのポイント

キッチンを選ぶ前に準備をしておくと
スムーズに選べるのでオススメです。
８つのポイントは、
Ⅰ現状キッチンの不満点を書き出す
Ⅱあなたの取り付けたいキッチンと間取りを考える
Ⅲあなたがリノベしたいキッチン事例を集める。
Ⅳあなたの家の食器の量・調理器具や収納の量を確認する
Ⅴキッチンの設備を決める
Ⅵ予算をかけるべきところを決める
Ⅶ自分のキッチンを測ってみる
Ⅷ実際にショールームでキッチンを確認する
となります。

キッチンは、デザインも、とても大切ですが
永く使うので、使い勝手も大切となります。
慎重に選んで下さい。