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京都支店
2019-03-09

京都の町家をリフォームしてみた①[湿気・カビ対策編]

はじめまして。2月より京都支店に赴任してきました髙宮和也と申します。
以前は会津若松で一般の木造住宅のリフォームや、町家、古民家再生をしていました。
京都は日本で最も歴史がある街並みで、風格ある神社、仏閣だけでなく、一般の住宅も家族の歴史や文化を感じることがある建物が多いように感じます。
この地で色々な人や文化、建築や技術に接することができるのが楽しみでいます。

プロフィールは「プランナーの紹介」のページで御覧いただけたら嬉しいです。
https://www.hometopia.jp/gallery/planer_12/

この京都支店は昨年の2018年5月に現在の中京区にオープンさせていただきました。
支店長の越尾がオープンするにあたり、「京都らしいただずまいの建物を…」ということでこの町家を探してきました。
設計するにあたり、「町家特有の課題」も見えてきましたので感じたことを少し書かせて頂きます。

目次

  1. 京都の町家特有の課題ってなに?
  2. 湿気を放置するとどうなるの?
  3. 対策方法は?

1.京都の町家特有の課題ってなに?

京都支店の写真です。
外観は全く改修していませんが、街並みに溶け込んだ、とても素敵な雰囲気の外観だと思っています。

工事前の内部写真です。
オーナーさんからこの状態でお借りして、内部をお店として改装しました。
3軒続きの長屋の真ん中ですが、「町家」というよりも「長屋」の問題点と言ったほうがいいかもしれませんが…。

「床下の通気口」がないんです。

写真は床下の通気口の一例です。

町家は道路に面した部分が狭く、奥に長いという傾向があります。
昔は「土間空間」などが玄関として、また台所として機能していました。
その空間も湿気地面からの湿気も調整する役割を持っていたようです。
また地面からの湿気は、床板や畳の隙間を通り抜け、室内に侵入しますが、窓を開け、風を通すことで湿気を屋外に排気していました。


しかし現在のライフスタイルは、床の上で生活することがほとんどで、土間も廃れてしまいました。
その上、長年、住み続けて改修を繰り返したことで床下の通気性が失われたり、改修によって床の気密性が上がってしまったりすることで、地面からの湿気が床下でこもることがあります。

2.湿気を放置するとどうなるの?

湿気は木材を腐らせることがあります。

またシロアリを呼び寄せる原因にもなりますが、カビの原因にもなります。
下の写真は地盤面に繁殖した白カビです。

地盤面でなく、栄養価の高い木材で繁殖することもあります。
これは京都の築60年位の町家にお住いの方の床下を実際に見せてもらった時の写真です。
赤丸の中の白いモノがカビです。

木材に悪い影響を与えるだけでなく、カビで汚れた空気を吸い込むと呼吸器に影響することがあります。
何となく、お家がカビの臭いがするという方は一度、床下を疑ってみる方がいいかもしれません。

3.対策方法は?

地面に含む水分の量や通気の度合いで、湿気をコントロールする方法がいくつかあります。
詳細は・・・

次回に続きます。(^_-)-☆


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