実家や持ち家の老朽化に対応するお金がない|お金のかからない建て替え・耐震などのリフォーム方法
ご実家や持ち家が老朽化していることに危機感を持っているけど、「高額な建て替え・リフォーム費用を支払うお金がない」とお悩みの方がたくさんいらしゃると思います。
ご実家や持ち家にこれからも住み続けたい場合には、なるべくお金のかからない方法を把握したうえで、ベストな選択をしたいですよね。
そこで今回は、全国で68,000件以上のリフォームを手掛けてきたリフォーム会社『土屋ホームトピア』が、なるべくお金かけずに老朽化に対応する方法を、わかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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長く・安心して・気持ちよく暮らせる住まいを手に入れるために、ぜひ最後までご確認ください!
Contents
実家・持ち家の老朽化で困っているけどお金がない場合の4つの対処法
ご実家・持ち家の老朽化で困っているけどお金がない場合の、主な対処法を紹介します。
- 建て替え
- リフォーム
- 売却
- 転用・再利用
「それぞれの対処法に必要な費用」「老朽化に対する悩みがどの程度解消するか」を確認しましょう。
建て替え
建て替えに必要な費用は一般的に2,000万円前後〜ですが、手元にお金がない場合には、住宅ローン利用によって一度に支出するお金を最小限に抑えられます。
※のちほど、「老朽化したご実家・持ち家を建て替えするメリット・デメリット」を詳しく紹介します。
リフォーム|耐震など
リフォームにかかるお金は、「水回りや内装の一部のみをリフォームする100万円以下の小工事」から「2,000万円以上の大規模な工事」まで、ご予算・ご希望に合わせて調整可能です。
※のちほど「なるべくお金のかからないリフォーム方法」、「実際に費用を抑えてリフォームした事例」を詳しく紹介します。
売却
老朽化したご実家・持ち家を売却する場合、売却時の費用を売却価格に含めることで、トータルでお金をかけずに売却可能です。
最終的には家・土地を手放すので、老朽化に対する悩みを完全に解決できますね。
- 「リフォームして売却」「そのまま売却」「家を解体して売却」のうち、一番負担が少ない選択肢はどれか
- 売却後の住宅確保にお金がかかる など
転用・再利用
ご実家・持ち家の立地・周辺環境によっては家・土地を転用・再利用できる可能性があり、お金がどの程度かかるかは、転用・再利用の方法によります。
また転用・再利用後も、ご自身が引き続き老朽化したご実家・持ち家を管理していく必要があることを、念頭に置いておきましょう。(管理の程度は、使用者との契約内容によります)
家・土地を転用・再利用する方法を知りたい場合は、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉空き家活用の成功事例|ユニークな事例(田舎の空き家活用プロジェクトなど)、補助金も紹介
ご実家・持ち家の老朽化に対応する4つの選択肢を紹介してきましたが、「愛着のある家・土地に住み続けたい」とご希望の方も多いのではないでしょうか。
次にご実家・持ち家を「建て替えするか「リフォームするか」で迷っている方へ、両者のメリット・デメリットを紹介します。
「ご実家・持ち家の老朽化に対応するお金がない」とお悩みの方は、土屋ホームトピアにご相談ください。
土屋ホームトピアは、新築・リフォーム・不動産を取り扱う住宅総合産業『土屋グループ』の一員です。
費用負担をなるべく抑えながら、長く安心して暮らせる住宅確保の方法を提案いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
老朽化した実家や持ち家は「建て替え」「リフォーム」どちらがいいのか
老朽化したご実家や持ち家にこれからも住みたいけどお金がない場合、「住宅ローンを利用して建て替え」「最小限のリフォーム」どちらがいいのか悩むのではないでしょうか。
建て替え・リフォームのメリット・デメリットを紹介するので、参考にしていただけると幸いです。
建て替えのメリット・デメリット
建て替えのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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※解体費用・引越し費用・家具購入費用などを含めて借り入れできる住宅ローンがあります。
デメリット |
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建て替えは、ご実家・持ち家の老朽化による不安や悩みを解消して新しい暮らしを始められる方法ですが、住宅ローンを利用する場合には、無理のない生活設計が必要です。
リフォームのメリット・デメリット
リフォームのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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「愛着のあるご実家・持ち家に住みながら老朽化に対応したい」とお考えの方は、建物診断・耐震診断などで家の現状を正しく把握したうえで、リフォームを検討しましょう。
土屋ホームトピアは、無料の建物診断・耐震診断を実施したうえで、リフォームプランを提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
老朽化した実家・持ち家のリフォーム|なるべくお金のかからない方法
リフォームのメリット・デメリットを確認しましたが、「老朽化に対応するリフォームは、最終的に高額な費用となるのでは?」という不安をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
そこで次に、なるべくお金をかけずにリフォームする方法も紹介します。
なるべくお金のかかならいリフォームプランのポイント
「なるべくお金のかからないリフォーム」を実現するために、リフォームの施工業者に予算を明確に伝えることが大切です。
そのうえで、以下の点を相談しましょう。
- リフォーム範囲を、老朽化によって危険度が高い箇所に絞る
- 工期が短い工法を選択する(例:窓リフォームなら、「窓枠ごと交換」ではなく「カバー工法」を選択など)
- 住宅設備・建築資材に過剰な機能は不要であることを施工業者に伝える
- DIYできる施工内容について、施工業者にアドバイスを求める
リフォーム後の生活コストを抑える効果があるリフォームプランも可能です。こちらの記事で詳しく紹介しています。
〈関連ページ〉家計が苦しい主婦必見!光熱費が高くなる家の特徴と解決策とは7選~
ローン利用|リフォーム時の出費を最小限にできる
リフォーム時に一度にお金を支出することを避けたい場合には、ローンを利用し、分割してリフォーム費用を支払う方法があります。
リフォーム時に利用できるローンの種類は、以下のとおりです。
- 住宅ローン
- リフォームローン
- 使い道自由のローン など
金融機関 | 備考 |
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銀行系のローン | ・住宅ローンは金利が低くて返済期間上限が長いので、毎月の支出を抑えられる可能性がある点がメリット ・各ローン商品ごとに金利・返済期間上限・審査内容に違いがあるため、ご自身の状況に合わせて選択するのがおすすめ |
ノンバンク系のローン | ・銀行系のローンよりも金利が高く返済期間が短いローン商品が一般的 ・銀行系のローンよりも審査が緩やかと言われている |
※「銀行系」は預金業務を行う金融機関、「ノンバンク系」は預金業務を行わない金融機関です。
補助金|後から費用負担を軽減できる
多くの補助金は、以下の流れでお金を受け取ります。
【リフォーム前に申請→リフォーム→リフォーム後に実際に支払った費用の一部を受け取る】
老朽化したご実家・持ち家のリフォーム内容によって活用できる補助金が違うため、補助金情報を把握している施工業者を選び、補助金の申請サポートも含めてリフォームを依頼しましょう。
リフォーム時に活用できる補助金の種類・補助額などについて、こちらの記事で詳しい情報を確認できます。
〈関連ページ〉補助金情報|2022-2023リフォームで利用できる補助金・助成金まとめ
2024年度に、新たな補助金「子育てエコホーム支援事業」の申請受付が開始されます。申請条件・補助額などの情報を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉【速報】子育てエコホーム支援事業がはじまります!補助金額、手続きの流れも解説|2024年補助金情報
土屋ホームトピアは、各種補助金の申請サポートをご依頼いただけるリフォーム会社です。
「ご希望のリフォームに補助金を活用できるか」など、お気軽にご相談ください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
火災保険・地震保険の補償を受けられるケースもある
台風時の強風、大雪、地震などによって「老朽化したご実家・持ち家の状態が悪くなった」「破損箇所がある」という場合には、火災保険の補償を受けられるケースもあります。
そのため、ぜひ火災保険の契約内容を再確認してください。
ただし保険の給付を請求する権利は、3年で時効となる点に注意が必要です。
〈参考〉保険法 第九十五条
また、災害から時間が経つほど「被害の原因が災害である」と立証するのが難しくなります。
老朽化したご実家・持ち家のリフォームを、なるべくお金をかけずにリフォームする方法を紹介してきました。
「長期的な視点で費用負担をなるべく抑えられる方法」を検討する際の、参考にしていただけると幸いです。
老朽化した実家・持ち家を費用を抑えてリフォームした事例|築40年〜
最後に、老朽化したご実家・持ち家(築40年〜)を、予算に応じてリフォームした事例を紹介します。
費用・リフォーム前後の変化などを、一緒に確認しましょう。
リフォーム費用250万円、築86年
こちらは、リフォーム範囲を「居間」に絞って、天井面の改修による断熱性能向上、内装改修を実施した事例です。
歴史あるご自宅の価値を維持するために、予算・老朽化の程度に応じて小規模リフォームを継続しながら、土屋ホームトピアが「家歴※」の保管も行っています。
※「家歴」とは住宅の構造・性能・点検歴・リフォーム歴などを保存している情報のことです。
〈関連ページ〉着工:平成11年2月1日~完工:平成28年10月31日(予)
リフォーム費用380万円、築42年
こちらは、施主さまがご実家を受け継いでリフォームした事例です。
「湿気が多い地域の住宅で大切な蔵書をいかに良い状態で保管するか」という課題のもと、「リフォーム費用」「メンテナンスコスト」どちらも抑えられるプランを組み立てました。
慎重に通気経路を確保しながら、断熱施工・間取り変更などを実施しています。
〈関連ページ〉風薫る本棚 〜ブックベンチレーション〜
リフォーム費用400万円、築48年
こちらは、二世帯同居を始めることをきっかけに、LDKの利便性を高めるリフォームを実施した事例です。
施工面積を絞って費用を抑えながら、「キッチン周辺で人の渋滞が起きないよう、バックヤード↔キッチンを回遊動線にする」「お子さまの様子を見守りながら家事作業ができるよう、キッチンの向きを変える」などの工事を実施しています。
〈関連ページ〉行き止まりから流れるキッチンへ
土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかった施工事例がまだたくさんあります。ぜひご覧ください!
〈施工事例〉
リフォームプランは、ご希望に合わせてさまざまなバリエーションで組み立て可能です!
予算が限られている場合には、紹介した事例のように優先順位を決めて、無理のない範囲で希望を最大限に叶えるプランを検討しましょう。
こちらの動画で、予算300万円でどこまでリフォームできるかについてお話ししています。
まとめ
「ご実家や持ち家の老朽化に対応する必要があるけど、お金がない」とお悩みの方へ、対処法の種類・建て替えやリフォームのメリット・デメリット、リフォームに必要なお金をなるべく抑える方法などを解説してきました。
ローン・補助金・リフォームプランの工夫などで、なるべく手持ちのお金を減らさずに家の老朽化に対処可能です。
今回紹介した情報を参考に、まずはご実家・持ち家の現況を正しく把握したうえで、長期的な視点で費用負担が少ない選択をして頂けると幸いです。