こんにちは!土屋ホームトピア札幌豊平支店の渡辺賢人です。

今より住みやすい理想の家を目指して行うリフォーム。
しかし、思わぬ不十分な計画から「こんなはずじゃなかった!」と後悔することもあります。

リフォームでトラブルを抱える方は決して少なくありません。

今回はリフォームで失敗しないために、キッチンやリビング、寝室など場所ごとに、実際に発生したリフォーム失敗事例を参考にご紹介!

よくあるリフォームの後悔やその原因を解説し、リフォームを成功させる秘訣を探ります。
満足のいくリフォームのために、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事の監修・執筆者
札幌豊平支店長

土屋ホームトピア 札幌豊平支店
店長 渡辺 賢人

思い入れのあるお住まいを、10年・20年先まで大切に暮らしていただけるよう、将来に向けたご提案を心がけております。「メンテナンスにかかる費用を減らしたい」、「思い出のある家をずっと大事に使いたい」など、お住まいに関するたくさんの想いがあると存じます。些細なことでも、お気軽にご相談ください。

リフォームでよくある後悔・失敗・トラブル例

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた相談件数は、令和4年度で35,598件。
実は、そのうちのリフォームに関する相談の67.4%が住宅トラブルの相談なんです。

リフォームで多いトラブルや、後悔・失敗した! と感じる事例にはどのようなものが多いのか、事前に知っておくと決める前に相談・検討をして失敗を防ぎやすいです。

よくあるトラブルや、場所別に分けて具体的な後悔・失敗例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

リフォームでよくあるトラブル

リフォームのトラブルでの相談で多いのは、以下のケースです。

不具合というのは、例えば床を全面フローリング貼りにしたが浮いてしまっている箇所がある、壁紙がすぐに剥がれてしまった、屋根を直したのに雨漏りがするなど、さまざまです。

また、契約した設備と、実際に置かれた設備が違うものだったり、コンセントの数が合っていないなどの、契約と工事内容が異なっていたケースもトラブルとして多いです。

そのほか、梁(はり)の部分にキッチンの吊り戸棚を設置されて、開けると頭が当たってしまうので、直して欲しいと伝えると「設計書通りに施工した」と言われたなど、設計書時点でおかしい部分があるケースも稀にあります。

工期遅れに関しては、仮住まいの期間が長引いて家賃が余計にかかってしまうため、大変困る問題です。
工事開始後に当初想定していなかった追加費用が請求された、というケースもよくあるトラブルです。

動画でも実際にあったトラブルの事例や、トラブルを予防するための対策もご紹介していますので、気になる方はあわせてチェックしてください。

3万人の声!知っておくべきリフォームトラブル5選

リビングリフォームの後悔・失敗例

リビングのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

自然光が入らなくなった

部屋を間仕切りするとき、窓の位置などを考えずにリフォームした結果、リビングに自然光が入らなくなり、前よりリビング全体が暗くなってしまった! というのもよくある後悔です。
窓の配置だけでなく、時間帯ごとの太陽光の動きも検討しなければなりません。

床材が実際に暮らしてみると不便・部屋に合わなかった

予算を抑えて安価な床材を使用したり、傷つきやすい素材を選んでしまって後悔することも。

思ったより家具の移動やペットの動作で傷つきやすい、滑りやすくて転倒してしまったなど、実際に過ごしてみて不便を感じたケースもあります。

また、「床材の一部を見て合うと思ったけど、全体に入れると暗くなってしまった」というように、サンプルだけで判断をして、イメージと仕上がりに差が出てしまったケースもあるようです。

床暖房をつけたが光熱費が思ったより高い

憧れの床暖房にしたものの、高額な光熱費やメンテナンス代で使用頻度が少なくなってしまうケースもあるようです。

ほかにも寒さを防ぐ方法は多数あるので、長い目で見た利便性とランニングコストのバランスを検討してから、導入する必要があります。

真っ白な壁紙が眩しく感じる

せっかくリフォームするから美しい白の壁紙にしてみたところ、白すぎる壁紙が眩しい! なんて失敗も。
壁紙の小さなサンプルと、広い面で貼ったイメージでは異なるケースも多く、自然光のもとで見ると違って見えることも多いです。

また、流行の柄を選んだり、派手な色を選んだことで飽きてしまったという後悔もあります。

キッチンリフォームの後悔・失敗例

キッチンのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

調理をするときの動線が悪くなった

冷蔵庫やゴミ箱を置く位置、コンロの位置などを変えたら、それまでの動線より悪くなってしまった! という失敗もあります。

考えている配置で料理をした場合にどういう動きになるか、図面を見ながら頭の中で事前にシミュレーションをすることも大事です。

通路の幅が狭すぎた

置きたい家具を全部設置したら、キッチンに最低限必要な通路幅が確保できず、快適に調理ができなくなってしまったという失敗例も。

家具を置くことを考慮しないで通路幅を考えてしまうと、起きてしまう後悔です。

キッチンの形にもよりますが、一般的には最低でも80cm、できれば1m強の通路幅を確保したいところ。
通路幅が狭すぎると、入れたいサイズの冷蔵庫が入らなかったというようなトラブルが起きることもあります。

調理台が狭い・シンクが狭い

狭いシンクを広げるリフォームをしたところ、今度は調理台が狭くなり、ストレスになってしまった…という残念なパターンです。
調理台を広げてシンクが狭くなった逆のパターンも少なくありません。

シンクと調理台はバランスを考えて、洗い物と調理の作業をスムーズに行える設計にしましょう。

対面キッチンで管理が大変に

家族との対話ができるようと憧れの対面キッチンにリフォームしたものの、リビングやダイニングからキッチンが丸見えになり、きれいに維持するプレッシャーがかかるようになってしまって後悔、ということがあります。

キッチンの生活感をうまく隠せるよう、使い勝手と見た目のバランスを取ることも重要です。

キッチンの高さが合わなくなってきた

キッチンの高さを現在の身長に合わせて高めにしたら、年齢を重ねるにつれて高めのキッチンが使いにくくなってしまった、という思わぬ失敗例も。
自分やご家族の将来の変化を見据え、想像力を働かせたリフォームが大事です。

収納スペースが多すぎたor少なすぎた

「はりきって収納スペースを多くしたけど、思ったよりいらなかった」というパターンと、「見た目を重視したキッチンにしたら、収納が足りなくなってしまった」というように少なすぎたパターン、両方ともよくある後悔です。

収納スペースは、家族の人数や手持ちの調理器具の量、今後増えそうな荷物を見据えたサイズ・数を検討しましょう。

水回りリフォームの後悔・失敗例

水回りのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

浴槽が狭くなった

デザインや機能性にこだわった結果、思いのほか浴槽が狭くなってしまい、足が伸ばせなくなってしまった…という失敗例。
小さいお子さんやご高齢の方のためにベンチを取り付けた場合に起きやすい後悔です。

家族全員が快適に入浴できる広さを確保するために、ベンチを取り付けた場合の広さの確認や、余裕のあるサイズの浴槽かどうかをよく考えるようにしましょう。

浴室のメンテナンスの手間が増えた

人気の最新機器、ジェットバスやミストサウナなどを取り入れたところ、定期的な掃除やメンテナンスの手間が多く、後悔することもあるようです。

あるとうれしい設備はたくさんありますが、使用頻度やメンテナンスの面倒さを考え、本当に必要な設備だけを選ぶようにするのがおすすめです。

浴室の色が落ち着かない

壁に明るい色を選び、浴室が爽やかに生まれ変わって満足と思いきや、水垢などの汚れが目立つようになってしまった失敗例もあります。

特に白色の壁は清潔感から浴室に採用しがちですが、その清潔感を保つための労力が増えてしまうのは避けたいですよね。
水まわりの壁や床は、掃除がしやすく汚れが目立たない色で探すと良いかもしれません。

便器を変えたらトイレが狭くなった

便器のサイズや形状を考慮せずにリフォームし、便器が大きすぎてトイレ内が狭くなった失敗例もあります。
また、手洗い器を取り付けたことで出入りがしにくくなった例も。

室内の広さとトイレの適切なサイズを比較するために、ショールームで実際に大きさを確認すると良いでしょう。

トイレの床材を変えたら掃除がしにくい

トイレの床材でデザインを優先したところ、凸凹があるものを選んでしまい、ホコリが入り込んで掃除が難しくなった! という後悔もあるようです。
見た目だけでなく掃除しやすさも考えた、トイレに適した床材の選択をしましょう。

そのほかの場所のリフォームの後悔・失敗例

ご紹介した場所以外のリフォームで多い後悔・失敗もご紹介します。

クローゼットの中の湿気が多くカビが発生した

設置場所を変えたことでクローゼット内の風通しが悪くなり、湿気がたまってカビが発生するトラブルは、多くの場合、北側にクローゼットを増設することで起きてしまいます。

クローゼットの設置場所については、湿気の発生しにくい場所を選びましょう。
特に北側の設置には慎重に検討し、家全体の断熱機能が低い場合は湿気対策を施すことが必要です。

収納スペースを作りすぎた

収納スペースはいくらあっても足りないように感じている方は少なくないと思いますが、その気持ちから過剰な収納スペースを作ってしまったことで、使い勝手の悪い場所が増えてしまった後悔も聞きます。

奥行きのある大きな収納スペースを作った結果、奥の物が取りづらいという後悔も。
日頃収納スペースにしまっておきたい物の量がどれくらいあるかを確認し、実用的な配置になるよう検討しましょう。

コンセントが欲しい場所にない

それぞれの部屋で何個のコンセントがいつも使われているか、把握しているでしょうか?
すぐに答えられないという方は、ぜひ各部屋でのコンセント使用状況の確認を。

実際に今あるコンセントの数は使用頻度が高いのか、今不便に感じている場所はあるかを、しっかり確認してから計画することが大事です。

子ども部屋の壁紙が成長に合わない

今のイメージに合わせて子ども部屋に可愛らしい壁紙を選んでしまった…という失敗例もあります。
成長したお子さんが、幼い印象を受けてしまう壁紙を後に嫌がってしまうことも。
お子さんの長期的な利用を見越して、成長しても違和感のない壁紙を選ぶことをおすすめします。

思ったより2階の音が1階に響く

まだまだ走り回る期間が長そうな小さいお子さんのいるご家庭では、足音が思ったより響くこともあるので、遮音性のある床材にすることを考えてみるのも大事です。

また、寝室の上にお風呂を配置したことで夜中の排水の音が気になるなど、配置による騒音問題もあるので、よく検討しましょう。

光熱費がかかる間取りになった

デザイン重視の間取りは時に効率の悪さを生み出すことも。
間取り変更で広い空間を確保した結果、冬季に暖房の効率が悪くなり、光熱費が上昇してしまったという失敗例もあるようです。
エネルギー効率も考慮して間取りを計画することも必要でしょう。

リフォームで後悔・失敗・トラブルが起こる原因

「リフォームしなければ良かった…」という後悔が起きてしまう根本的な原因は何かも、気になりますよね。

失敗の原因となるものを具体的に確認していきましょう。

リフォーム業者との確認・コミュニケーション不足

リフォームでは、施工業者と確認やコミュニケーションがうまく取れず、引き起こされるトラブルが多いので注意が必要です。

契約書や図面、仕上げ書などを確認せずにお任せした結果、考えていたリフォームとかけ離れた工事になってしまう事例は珍しくありません。

知り合いのリフォーム業者で契約書を設けずにリフォームを行い、想定外の工事費用を要求されるトラブルが起きることも。

また、希望が伝わっていなかった、という理想のイメージの共有がうまくできていないことが原因で起こるトラブルもあります。

節約しすぎたり、計画を盛りすぎてしまった

予算内で収めようとするあまり、あらゆるグレードを低くしてしまうとリフォーム後の不満につながりかねません。

逆に、あれも追加これも追加と過剰なオプションを乗せて、予算をオーバーさせたリフォームの後に、ここまでの機能はいらなかったと後悔するケースも。

どちらも優先順位を決めずに計画を進めると、起こりやすいです。

リフォーム業者の選定ミス

工期の遅れやコミュニケーションの相違は、リフォーム業者側に問題があることも多いです。

例えば、リフォーム中に発覚した想定外の劣化や職人さんの不手際などで工期が遅れることもありますが、経験豊富な業者であれば、あらかじめそういった事態も考慮して工期管理や人員の管理を行っています。

また、事前の打ち合わせで見積書や契約書、図面や仕上げ書など、詳細までしっかり説明してくれる業者であれば、イメージの相違も起こりません。

「費用が安いから」という面だけで判断してしまうと、トラブルや失敗が起こりやすいといえるでしょう。

リフォーム業者の選び方・リフォーム計画において、やってはいけないことをご紹介した動画もありますので、ぜひ参考にしてくださいね!

お住まいをリフォームするときにやってはいけないこと7選

住宅のリフォーム計画でやってはいけない事5選 トコハピのリフォーム失敗事例から学ぶリフォーム成功のコツ

リフォームを後悔しないためには?成功させるポイント

リフォームを成功させるには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?

後悔・失敗しないための注意点を一緒に確認していきましょう!

信頼できるリフォーム業者に依頼する

工事が終わった後に「お願いした内容と違うリフォームだ」と主張しても、契約書など書面に残っていないと、口約束では証明が難しいです。

信頼できるリフォーム業者は、どんなリフォーム工事をするか詳細までしっかり書面で残してくれます。
さらに、どんな疑問でも丁寧に答えてくれる業者も信頼できるといえるでしょう。

また、信頼のおけるリフォーム業者を消費者が探しやすいように、国土交通省では「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を定めています。

住宅リフォーム事業者団体に所属しているかどうかは、信頼できるリフォーム業者を見極めるために、手っ取り早い方法です。
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会のホームページ」から検索することができます。

信頼できるリフォーム業者に依頼ができると、リフォーム後の不具合も起こりにくいでしょう。

以下のコラムでも、選び方について解説していますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
後悔しないリフォーム会社の選び方とは?失敗事例もチェック

契約内容の確認やコミュニケーションをしっかり取る

信頼できるリフォーム業者に工事をお願いしたら、契約内容は細かく確認し、不明点がないようにしましょう。

設備の選択や場所の間違いがないか、見積書が合っているかの確認だけでなく、施工が遅れた際の費用負担、契約の解除に関することなども確認しておくことが必要です。

また、工事に関する不安や質問は遠慮なく相談し、コミュニケーションをとっておきましょう。

リフォームの目的や優先順位をはっきりさせる

まずは、お家が現状抱えている問題点や不満があればそれを明確にし、どんな目的でどのようなリフォームを行うかをはっきりさせて優先順位を付けることです。

目的や優先順位がはっきりすれば、必要なリフォームの取捨選択ができるようになり、無駄なオプションを付けて予算がオーバーすることも避けられます。

どうしても譲れない点を明確にすることで、妥協した設備に後から不満が出ることも防げるでしょう。

イメージの相違がないよう事前に確認をする

壁紙や床材は一部だけを見て判断するとイメージの相違が出やすいです。
事前に希望する素材の施工事例や、使用しているモデルハウスを見せてもらうと良いでしょう。

また、光の当たり具合によっても色が違って見えるので、設置場所の日差しの入り具合や使う照明を考えて、サンプルを確認することも大事です。

キッチンや浴槽、トイレなどの設備はショールームなどで実物を確認するようにしましょう。

こちらの動画では、失敗しないために覚えておくべきポイントを3つに絞ってご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

【リフォーム失敗】プロが教えるリフォームの落とし穴3選!

リフォームで後悔しないためには業者選びと事前確認が重要!

リフォームには計画不足や事前の確認・コミュニケーション不足などから、後悔や失敗、トラブルにつながることもあります。

例えば、「リフォーム後に不具合が生じた」「契約と工事の内容が異なる」「工期が遅れた」「追加費用を請求された」などのトラブルが多いです。

また、場所ごとにも後悔・失敗している部分がさまざまあります。

リフォームを成功させるためには、リフォームの目的や優先順位を明確にすること、信頼できる業者選びをすること、確認・コミュニケーションを取ることが大切です。

目的や優先順位がはっきりすれば無駄なオプションを避けることができますし、信頼できる業者を選ぶことができれば、トラブル予防につながります。
業界団体に所属しているリフォーム業者を選ぶことも重要です。

ご紹介したポイントを押さえることで後悔やトラブルを最小限に抑え、理想のリフォームを成功させましょう!

土屋ホームトピアでは、断熱性に優れた住まいが実現します。
後悔のないお家のリフォーム、断熱リフォームを検討されている際はぜひ土屋ホームトピアまでお気軽にご相談ください!

こんにちは!土屋ホームトピア中央支店の高田雄介です。

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)を考えたとき、どれくらいの費用がかかるかという問題は、一番に頭を悩ませるところですよね。

今回は、マンションをフルリフォームする際の費用の相場を詳しくご紹介!
あわせてリフォームをするときに気を付けるポイントも解説します。

マンションのフルリフォーム費用が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の監修・執筆者
札幌中央支店長

土屋ホームトピア 札幌中央支店
店長 高田 雄介

私共はリノベーションを通してお客様の人生を豊にすることを目標しております。 リノベーション工事という物売りではなく、リノベーションしたことで変わるご生活や幸せ感をお客様と共有できればと考えております。 些細な事でも構いません。お気軽にご相談くださいませ。

マンションのフルリフォームでできること・できないこと

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)をする際にまず気をつけたいのは、日頃使っている場所でもリフォームできない部分があることです。

具体的にマンションのどこがリフォームできて、どこがリフォームできないのかを解説します。

リフォームできるのはマンションの「専有部」

リフォームが可能なのは基本的にマンションの専有部(せんゆうぶ)と呼ばれる場所です。
簡単に言うと「マンションの玄関内側から窓の内側まで」。
壁や床などの貼り替え、お風呂やトイレなど水回りの交換工事が可能です。

玄関ドアや外側のサッシは共用部に当たり一般的にはリフォーム不可ですが、室内側の扉面の仕上げを変更するなど、玄関ドアの室内側をリフォームすることは可能なマンションも多く存在します。

玄関の鍵の取り替えなども可能な場合が多いので、微妙な場所であると感じたら工事を契約する前に管理組合や管理会社へよく確認するのがおすすめです。

マンションの「共用部」はリフォームできない!

駐車場・駐輪場、一階のエントランスや非常階段、エレベーターなどがマンションの共用部として個人が手を加えられないのはイメージしやすいですよね。

ですが、先ほどお伝えしたように「玄関ドアの室外側」も原則リフォーム不可なのは、盲点だった方もいるのではないでしょうか。

また、ベランダやバルコニーも、多くのマンションでは避難経路に使われる可能性などから共用部とされるため、リフォームすることはできません。

間取り変更ができるかは構造で決まる

間仕切りを撤去してリビング面積を広く取るリフォームは人気がありますが、間仕切りがマンションの構造を支えているタイプの場合は壊すことができません。

こちらはマンションが鉄筋コンクリート造、かつ「壁式構造」といわれる構造が該当します。

そのほか、水回りの配置変更が実現可能かどうかは配管の場所が関わってくるため、専門業者に配管図面を見てもらうなど事前に相談するのがおすすめです。

土屋ホームトピアのYouTubeチャンネルでも、戸建てとマンションのリノベーション内容の違い、マンションでできるリノベーション内容を詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

マンションリノベーションと戸建リノベーションの違い~費用、間取り変更、デザインの違い~

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)する費用相場

では、実際にフルリフォーム(フルリノベーション)をすると費用はどれくらいかかるのでしょうか?

実はフルリフォームと言っても、リフォームを行う施工会社によって定義が少しずつ異なります。

内装のリフォーム(床や壁の張り替え)+水回りの設備交換としている場合もありますし、間取りの変更を行うところまでとしている場合や、内装を一から作り直す場合をフルリフォームと呼んでいるところもあります。

そのため、事前にどこからどこまでの工事になるかを確認しておきましょう。

では、「内装+水回り設備のリフォーム」「間取り変更を伴うリフォーム」「スケルトンリフォーム」の3つのケースに分け、費用相場をご紹介します。

内装+水回り設備のリフォーム(300〜500万円程度)

もっとも基本的なフルリフォームの例といえるのが、壁や床などの内装を一新し、水回り設備を交換するリフォームです。

内装については主に選ぶフローリングの材質やフローリングの工法で金額が変わります。

例えば床の材質なら、合板フローリングより無垢フローリングのほうが高価ですし、工法であれば、張り替えより元々の床の上に新たな床材を施工する上張りのほうが安価です。

壁であればクロスではなく珪藻土を選ぶなどすると高価になります。

また、下地のどこから工事をするかでも大きく費用が異なってくるので注意が必要です。
クロスなどの仕上げ材を貼るためのボード材から変えるとなると費用は増します。

下地からの工事は必要なのか、必要な理由なども確認しておきましょう。

水回り設備とは、キッチン・トイレ・洗面所・浴室のこと。
一般的な広さであり、築年数が古すぎなければ、予算300万円程度でもミドルグレードの水回り設備を導入できることも多いです。

ただし、食洗機や浴室乾燥暖房器などのオプションを付けていくと総費用もどんどん増えていくことになるので、優先順位を考えておくと良いでしょう。

間取り変更を伴うリフォーム(500〜700万円程度)

内装リフォームや水回り設備交換に加えて、壁付きキッチンからアイランドキッチンへ変更したり、壁を取り払って一つの部屋にするなどの間取り変更を伴うリフォームの費用相場は300〜700万円です。

和室を洋室に変更すると25〜60万円、押入れをクローゼットに変更すると20〜40万円など、希望する間取り変更によって費用に幅が出ます。

どんなリフォームなら予算内に収めることが可能か、リフォームしたい場所の優先順位を決め、専門業者とよく相談することが大事です。

スケルトンリフォーム(600〜1,000万円程度)

築40年以上経っている中古マンションなどでは、内壁を新設したり天井の軽量鉄骨下地から作り直すスケルトンリフォームの検討が必要です。

内装をすべて作り直し、間取りを希望通りに実現するだけではなく、配管も新しくできるため、築年数が経っている物件での漏水の心配もなくなります。

金額は大きくなりますが、満足感の高いフルリフォームが叶います。

マンションは柱や梁が太いので、戸建てよりも大きな空間を作り出しやすいのも魅力です。
眺望を生かしたデザインが可能なのもマンションならでは。
そうしたデザインを実現しやすいのはスケルトンリフォームの醍醐味といえます。

動画でも部分的なリノベーション費用相場をご紹介していますので、参考にしてください!

【マンションリノベーション費用相場】マンションリノベーションをご検討の方必見!! 2023年最新のマンションリノベーション費用

マンションのフルリフォームを行う際の注意点

マンションのような集合住宅のフルリフォームでは、ご近所への気遣いだけではなく、管理会社や管理組合への連絡も必要になってきます。

ここではマンションでフルリフォームを行う際のポイントを中心に、注意点をご説明します。
どのようなことに気をつけてリフォームに臨めば良いのか、確認していきましょう。

リフォーム前に管理組合や管理会社へ届出を!

専有部のみの工事であっても、管理組合や管理会社の許可が必要なマンションがほとんど。
管理規約により工事範囲が制限されていることもありますので、そういった意味でも管理組合や管理会社との連携は重要です。

多くは「該当工事の1カ月前までに申請すること」と期限が決まっているため、スケジュールに余裕を持って工事の届出・申請を済ませましょう。

フルリフォームの中でも優先順位を付ける

リフォームの要望をすべて盛り込もうとすると予算オーバーになってしまいます。
費用が膨らむのを抑えるためには、リフォームで叶えたい希望の優先順位を付けることが大事です。

暮らしに影響の大きい水回り設備の充実を優先し、床や壁紙などの使い勝手にかかわらない部分はグレードを下げるなど、リフォーム後の生活の満足度が得られそうかイメージをして優先順位を付けると決めやすいかもしれません。

水回りの位置変更は階下や隣室への影響に注意

マンションを建てた当初は、水回りの設備が生活に干渉し合わない位置に配置されています。

例えば、水回り設備を移動することで、隣室や階下の寝室に洗濯機コーナーやトイレの配管が接してしまうと、深夜に排水したときにご近所トラブルが起きるかもしれません。
位置をずらしても階下や隣室の生活に影響が出ないか、元の図面から施工会社とよく確認しましょう。

仮住まいの手配とご近所への挨拶は必要?

住みながら工事ができることもありますが、フルリフォームの場合は多くが仮住まいに転居する必要があります。

仮住まいしなければならない場合は、家賃と2度の転居費用を忘れずにリフォーム予算に組み込みしましょう。
仮住まいで家が無人になるのを伝えるのはもちろん、住みながら工事をする場合でも、騒音や業者の出入りがあることを、上下の階と両隣にはご挨拶しておくのが無難です。

マンションは外壁や構造体の工事がない分、大掛かりなフルリフォームでは戸建てより総費用が抑えられます。

ただし、グレードの高い設備を導入したり、やりたいリフォームをどんどん積み上げていくと、思わぬ高額になることがあります。

マンションのリフォームでも補助金やローンでの減税制度が使えるケースがありますので、該当するか事前に調べておくのがおすすめです。
わからないことはマンションのフルリフォーム経験が豊富なプロの業者にご相談してくださいね。

まるごとフルリフォームする場合のポイントについては、こちらのコラムもご参考ください!
まるごとリフォームをするときのポイントについて教えてください

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)費用は事前相談を

マンションでフルリフォーム(フルリノベーション)できる範囲は玄関内側から窓の内側までの専有部に限られます。

水回り設備や壁・床の張り替えはほとんどのケースで可能です。
間取り変更を伴うリフォームは、マンションの構造によりできる・できないが変わってきます。

マンションのフルリフォームの定義はそれぞれの施工会社で異なり、内装リフォーム+水回り設備の交換、間取り変更を伴うリフォーム、そしてスケルトンリフォームまでがあります。

これに伴う費用相場は200〜1,000万円と幅広いですが、どこまでこだわるかでも異なります。

リフォーム工事に関して管理組合や管理会社へ事前届出が必要なことには注意が必要です。
水回りの位置変更には階下や隣室への影響に注意し、仮住まいが必要な場合はその費用も考慮しましょう。

リフォーム補助金やローン減税制度が使えることもあるので、リフォームの費用を抑えるためにはぜひ活用を!

フルリフォームで断熱に優れた住まいを手に入れたいなら、マンションのフルリフォーム経験豊富な土屋ホームトピアにぜひご相談ください。

断熱リフォームの得意な土屋ホームトピアがご提供するフルリフォームで、理想の快適な暮らしを実現しましょう。

こんにちは!土屋ホームトピアの星忠之です。
キッチンのリフォームの際、オープンキッチンにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

開放的でおしゃれな印象のオープンキッチンは、どの世代の方にも高い人気があります。
ただ、リビングとつながっていることが多いため、料理の匂いが広がらないか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、オープンキッチンのメリットとデメリットや、匂い対策について解説します。
実際のリフォーム事例もご紹介していますので、オープンキッチンを検討している方はぜひご覧ください。

この記事の監修・執筆者
札幌本店長

土屋ホームトピア 札幌本店
店長 星 忠之

リフォーム業界23年で800件を超えるお手伝いをさせて頂いております。自分の強みは、北海道と東北の各地にて、営業職を中心に技術職や本社部門にも在籍し、多くのお客様から学ばせて頂いた経験値と総合力です。寒さ・結露・収納など、問題を抱えていらっしゃる方へお役に立てれば幸いです。

オープンキッチンとは?匂いが気になる?

「オープンキッチン」は、キッチンとリビングの間に壁などの仕切りがなく空間が1つになっている間取りを指します。
対面型キッチンやカウンターキッチンと呼ばれることもあります。

オープンキッチンには大きく分けて「アイランド型キッチン」と「ペニンシュラ型キッチン」の2つの種類があります。

アイランド型キッチン

https://www.hometopia.jp/gallery/details/d274

アイランド型キッチンの「アイランド」は島という意味で、キッチンがどこの壁にも接しておらず独立しています。

左右どちらからでもキッチンに出入りすることができるため、動線が良いのが特徴です。
またアイランド型キッチンはデザイン性が高く、リビング全体をスタイリッシュに演出することができます。

ペニンシュラ型キッチン

https://www.hometopia.jp/gallery/details/d264

ペニンシュラ型キッチンの「ペニンシュラ」は半島を意味しています。
キッチンのどちらかが壁に接しており、もう片側から出入りします。
入口が定まっていることからキッチンゲートなどを取り付けるのが容易なため、小さいお子様やペットと一緒に暮らしている方に人気があります。

他にもペニンシュラ型キッチンと似た型として、キッチンがL字になっている「L字型キッチン」や、コンロとシンクが並行に配置されている「II型(2列型)キッチン」などがあります。

暮らしに合わせてキッチンのタイプを柔軟に選択できるのも、オープンキッチンの魅力です。

魅力的なオープンキッチンですが、一方で調理中の匂いがリビングに広がりやすいなどのデメリットもあります。
次の章ではオープンキッチンのメリット・デメリット、気になる匂いへの対策法を確認しましょう!

オープンキッチンのメリット・デメリットや匂い対策を紹介!

人気の高いオープンキッチンですが、メリットとデメリットが存在します。
「憧れのオープンキッチンにしたけど暮らしに合わない」「もっとこうしておけばよかった」と後悔しないよう、しっかりと把握しておきましょう。

オープンキッチンのメリット4つ

オープンキッチンはデザイン性はもとより、使い勝手の面でも非常に優れています。
ここでは、オープンキッチンのメリットを4つご紹介します。

メリット①リビングを広く、おしゃれに見せることができる

オープンキッチンは開放感があり、デザイン性の高いものが多いです。
リビングとの間に壁がないことで部屋全体を広く感じさせる効果があります。

また、こだわりの調理器具などをインテリアのように配置して、空間をおしゃれにデザインすることもできます。

メリット②料理の配膳や後片付けが楽になる

オープンキッチンでは、配膳や後片付けの際に対面で受け渡しができます。
都度キッチンを回り込む必要がないので、日々積み重ねると大きな時間の短縮になります。
家で食事する機会が多い方にとっても使い勝手の良いキッチンといえます。

メリット③家事をしながら家族とコミュニケーションが取れる

調理をしている間に自分以外の家族がリビングで賑わっていると、少しだけ疎外感を覚えてしまうことも。
オープンキッチンの多くはリビングに面する側が開放されているため、家族とコミュニケーションを取りながら家事を行うことができます。

メリット④ホームパーティーなどのイベントを楽しむことができる

オープンキッチンの中でもアイランドキッチンは、壁とつながっていないのでどの位置からでも作業に参加しやすいのがメリットです。
複数人で調理をすることができるので、料理教室やみんなで料理をしながらホームパーティーを楽しむことができます。

リフォーム後の暮らしをイメージしやすいように、ホームパーティーを開催した例を「楽しく暮らす「キッチンリフォーム術」アイランドキッチン、オープンキッチンでホームパーティー開催!」で紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね。

オープンキッチンのデメリット3つ

オープンキッチンは、使う人にとってはデメリットに感じてしまう部分もあります。
リフォーム後に後悔しないために、対策や施工段階から検討すべき点も含めてご紹介します。

デメリット①匂いや油汚れがリビングに届きやすい

キッチンの匂いや油汚れがリビングに届きやすいのが、オープンキッチンのデメリットの一つです。

料理の匂いや油汚れが気になる場合は、料理を始める5分程度前から換気扇を回しておくことで対策することが可能です。
事前に換気扇を回してくことでキッチン内に空気の流れが生まれ、リビングまで匂いや油汚れが届きづらくなります。

油はねが気になる場合は、コンロを使うときだけ油はねガードを設置するなどの対策も可能です。

生ゴミの匂いがリビングに届く場合には、密閉できる蓋付きのゴミ箱を使用すると匂いを低減することができます。
シンクに生ゴミを放置しないなどの対策も有効です。

また、断熱や換気に優れた素材を用いることでキッチンの換気性を高く維持することができるため、リフォームの際に取り入れてみるのもおすすめです。

デメリット②こまめな片付け・整理整頓が必要になる

オープンキッチンといえば開放感があることが特徴ですが、裏を返すとキッチンの状態がいつもリビングから見えているということです。
キッチンの作業台やシンクに物が散乱していると、すぐに部屋全体が散らかった印象になってしまいます。

キッチンの状態が見えすぎてしまうことに不安がある方は、腰壁の設置を検討しましょう。
腰壁とは腰くらいの高さの壁のことで、開放感を邪魔せずキッチンの散らかりを隠してくれます。

デメリット③収納が少ないケースがある

オープンキッチンでは吊り戸棚を設置しないケースが多いため、キッチン収納が少なくなりがちです。
オープンキッチンへとリフォームする際には、パントリーの設置や床下収納、壁面収納を検討しましょう。
また、必要以上にストックを溜め込まないなどの工夫も必要です。

土屋ホームトピアのオープンキッチンのリフォーム事例を紹介!

実際のリフォームへのイメージを膨らませるために、土屋ホームトピアで手がけたオープンキッチンのリフォーム事例をご紹介します。
どちらの事例でもオープンキッチンの導入で施主様にとてもご満足いただいています。

抜けない柱を利用したセミオープンキッチン

中央に構造柱がある場合のリフォーム事例です。
柱を抜くことができないため、キッチンの位置は変えず間仕切りを撤去してセミオープンキッチンをご提案しました。
自然光を取り込むことで、明るいキッチンになっています。

腰高の食器棚を採用することで、開放感と収納力を両立しています。

シンメトリーに柱を残したオープンキッチン

アイランド型キッチンへのリフォーム事例です。
柱をアクセントとして残しつつ、暮らしやすいスムーズな動線となっています。
また、建物の築年数を意識し、断熱性・耐震性の向上を行うことで暮らしやすい住まいを実現しました。

オープンキッチンは匂い対策も可能!開放的なキッチンで楽しく料理を

オープンキッチンは開放感を得られることや、コミュニケーションの取りやすさがメリットです。
一方でこまめな片付けが必要となる点や、料理中の匂い・油はね対策が必要になるといったデメリットもあります。

自分の暮らしに合ったオープンキッチンを検討し、憧れの暮らしを手に入れましょう。

土屋ホームトピアは、暮らしの快適さと健やかさを両立する施主様に寄り添ったリフォームをご提案しています。
断熱性・換気性を考慮したリフォームをご検討中の方はぜひお問い合わせください。

【まとめ】楽しく暮らす「キッチンリフォーム術」

キッチンは、夫婦の大切なコミュニケーションの場。

大規模リフォームを考えたときに、ライフスタイルに大きな影響を与える場所と言えば、キッチンです。周囲をグルグル回れるアイランドタイプや、パントリーなども充実させた使い勝手重視のタイプなど、戸建て・マンションを問わず、理想の暮らし方に応じてさまざまなプランが考えられます。

また共働きの夫婦が増えている今日、キッチンは貴重な時間を共有するコミュニケーションの場としても考えられているようです。
今やキッチンは「奥様が料理をする場所」ではなく、「家族や夫婦で会話を楽しみながら料理をする場所」に進化しているのです。

株式会社LIXILが既婚の男女1030人を対象に行った「男性のキッチン仕事参加に関する意識調査」では、こんな面白いデータがあります。

「夫婦で一緒にキッチンに立つことがある」という回答は53.5%に。
そして、「一緒にキッチンに立つ」と答えた夫婦の92.9%が「夫婦のコミュニケーションが取れている」と回答したそうです。

使いやすく、夫婦のライフスタイルにピッタリはまる理想のキッチンは、夫婦円満の秘訣になるかもしれません。

ちなみに余談ですが、こんな面白いデータも。
キッチン仕事を手伝う夫の姿に「謝りたいことがある」「欲しいものがある」などの「下心」を感じたことのある女性は14.2%いたそうです。
一生懸命キッチンに立ってもこのように思われてしまうなんて…。でも、愛情があってこその回答だと思います。

ただ残念なことに、実際の夫婦のキッチンの利用割合は、「夫が1割、妻が9割」と回答した人が最も多く22%だったそうです。
料理をする男性が増えているとはいえ、まだまだ女性がキッチンを使う割合が相対的に高いようです。

例えばグリル付きのオープンキッチンをつくって、ホームパーティーを開催

昨今のキッチン設備には、夫婦や家族に留まらず、大人数で楽しみながら料理ができるスタイルも数多く採用されています。

また、予算に余裕があれば、さらなるこだわり応じて、フルオーダーでキッチンを作ってくれるメーカーもあります。
例えば、下の写真のようなキッチンも注目を集めています。

通常のIHコンロの他に、オープングリルの付いたキッチンカウンターを備えている設備です。

友人や親せきを集めてのパーティーや、出張コックさんを呼んでの特別なイベントなど、アイデア次第で様々な楽しみ方ができます。

このように、キッチンを住まいの中心に考えるリフォームを行うことで、夫婦のコミュニケーションが活発になったり、お客様を招いての楽しいホームパーティーを開催できるなど、生活に潤いをもたらす演出が可能になります。

今回ご紹介したオープングリル付きのキッチン設備の他にも、パンをこねるためのカウンタートップやオーブンを備えたキッチンなど、ライフスタイルに合わせたリフォームがオススメです。

最新のキッチン設備や様々なアイデアは、大手メーカーのショールームで確認できるので、キッチンのリフォームをお考えの方は、一度訪れてみることをお勧めします。

キッチンとエアコンの位置関係で、冷房の効きが変わる?!

最後に余談ですが、キッチンを設ける際に意外と忘れられがちなのが、エアコンとの位置関係です。

特に冷房をつけるシーズンに影響が出るのですが、例えばオープンキッチンのすぐ正面に壁付けタイプのエアコンがある場合、冷風とコンロの熱がぶつかり、室内が涼しくなりにくい環境となります。だからいって、キッチンから一番遠い場所にエアコンがあると、キッチンの周りがなかなか涼しくなりません。

いずれの場合もエアコンの消費電力が増加する可能性があり、経済的にも環境的にも問題があります。エアコンは、キッチンからほどよい位置を考慮して設置する必要があります。

キッチンリフォームにはさまざまなポイントがありますが、要は使いやすくてライフスタイルに合っているかどうかがポイントです。
そうしたキッチンを創るには、まずはどんなタイプのキッチンがあるのかを知るところから始めましょう。

詳細は、資料請求フォーム より「理想のキッチンリフォームが見つかる本」をご請求ください。

バナー画像

快適な暮らしの新常識 お住まいに合わせた3つの断熱⼯法

バナー画像