リフォーム相談BOOK

リフォームでよくある後悔・失敗・トラブル例とは?原因や成功のポイントを解説

こんにちは!土屋ホームトピア札幌豊平支店の渡辺賢人です。

今より住みやすい理想の家を目指して行うリフォーム。
しかし、思わぬ不十分な計画から「こんなはずじゃなかった!」と後悔することもあります。

リフォームでトラブルを抱える方は決して少なくありません。

今回はリフォームで失敗しないために、キッチンやリビング、寝室など場所ごとに、実際に発生したリフォーム失敗事例を参考にご紹介!

よくあるリフォームの後悔やその原因を解説し、リフォームを成功させる秘訣を探ります。
満足のいくリフォームのために、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事の監修・執筆者
札幌豊平支店長

土屋ホームトピア 札幌豊平支店
店長 渡辺 賢人

思い入れのあるお住まいを、10年・20年先まで大切に暮らしていただけるよう、将来に向けたご提案を心がけております。「メンテナンスにかかる費用を減らしたい」、「思い出のある家をずっと大事に使いたい」など、お住まいに関するたくさんの想いがあると存じます。些細なことでも、お気軽にご相談ください。

リフォームでよくある後悔・失敗・トラブル例

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた相談件数は、令和4年度で35,598件。
実は、そのうちのリフォームに関する相談の67.4%が住宅トラブルの相談なんです。

リフォームで多いトラブルや、後悔・失敗した! と感じる事例にはどのようなものが多いのか、事前に知っておくと決める前に相談・検討をして失敗を防ぎやすいです。

よくあるトラブルや、場所別に分けて具体的な後悔・失敗例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

リフォームでよくあるトラブル

リフォームのトラブルでの相談で多いのは、以下のケースです。

  • リフォーム後に不具合が生じた
  • 契約と工事の内容が異なる
  • 工期が遅れた
  • 追加費用を請求された

不具合というのは、例えば床を全面フローリング貼りにしたが浮いてしまっている箇所がある、壁紙がすぐに剥がれてしまった、屋根を直したのに雨漏りがするなど、さまざまです。

また、契約した設備と、実際に置かれた設備が違うものだったり、コンセントの数が合っていないなどの、契約と工事内容が異なっていたケースもトラブルとして多いです。

そのほか、梁(はり)の部分にキッチンの吊り戸棚を設置されて、開けると頭が当たってしまうので、直して欲しいと伝えると「設計書通りに施工した」と言われたなど、設計書時点でおかしい部分があるケースも稀にあります。

工期遅れに関しては、仮住まいの期間が長引いて家賃が余計にかかってしまうため、大変困る問題です。
工事開始後に当初想定していなかった追加費用が請求された、というケースもよくあるトラブルです。

動画でも実際にあったトラブルの事例や、トラブルを予防するための対策もご紹介していますので、気になる方はあわせてチェックしてください。

3万人の声!知っておくべきリフォームトラブル5選

リビングリフォームの後悔・失敗例

リビングのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

自然光が入らなくなった

部屋を間仕切りするとき、窓の位置などを考えずにリフォームした結果、リビングに自然光が入らなくなり、前よりリビング全体が暗くなってしまった! というのもよくある後悔です。
窓の配置だけでなく、時間帯ごとの太陽光の動きも検討しなければなりません。

床材が実際に暮らしてみると不便・部屋に合わなかった

予算を抑えて安価な床材を使用したり、傷つきやすい素材を選んでしまって後悔することも。

思ったより家具の移動やペットの動作で傷つきやすい、滑りやすくて転倒してしまったなど、実際に過ごしてみて不便を感じたケースもあります。

また、「床材の一部を見て合うと思ったけど、全体に入れると暗くなってしまった」というように、サンプルだけで判断をして、イメージと仕上がりに差が出てしまったケースもあるようです。

床暖房をつけたが光熱費が思ったより高い

憧れの床暖房にしたものの、高額な光熱費やメンテナンス代で使用頻度が少なくなってしまうケースもあるようです。

ほかにも寒さを防ぐ方法は多数あるので、長い目で見た利便性とランニングコストのバランスを検討してから、導入する必要があります。

真っ白な壁紙が眩しく感じる

せっかくリフォームするから美しい白の壁紙にしてみたところ、白すぎる壁紙が眩しい! なんて失敗も。
壁紙の小さなサンプルと、広い面で貼ったイメージでは異なるケースも多く、自然光のもとで見ると違って見えることも多いです。

また、流行の柄を選んだり、派手な色を選んだことで飽きてしまったという後悔もあります。

キッチンリフォームの後悔・失敗例

キッチンのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

調理をするときの動線が悪くなった

冷蔵庫やゴミ箱を置く位置、コンロの位置などを変えたら、それまでの動線より悪くなってしまった! という失敗もあります。

考えている配置で料理をした場合にどういう動きになるか、図面を見ながら頭の中で事前にシミュレーションをすることも大事です。

通路の幅が狭すぎた

置きたい家具を全部設置したら、キッチンに最低限必要な通路幅が確保できず、快適に調理ができなくなってしまったという失敗例も。

家具を置くことを考慮しないで通路幅を考えてしまうと、起きてしまう後悔です。

キッチンの形にもよりますが、一般的には最低でも80cm、できれば1m強の通路幅を確保したいところ。
通路幅が狭すぎると、入れたいサイズの冷蔵庫が入らなかったというようなトラブルが起きることもあります。

調理台が狭い・シンクが狭い

狭いシンクを広げるリフォームをしたところ、今度は調理台が狭くなり、ストレスになってしまった…という残念なパターンです。
調理台を広げてシンクが狭くなった逆のパターンも少なくありません。

シンクと調理台はバランスを考えて、洗い物と調理の作業をスムーズに行える設計にしましょう。

対面キッチンで管理が大変に

家族との対話ができるようと憧れの対面キッチンにリフォームしたものの、リビングやダイニングからキッチンが丸見えになり、きれいに維持するプレッシャーがかかるようになってしまって後悔、ということがあります。

キッチンの生活感をうまく隠せるよう、使い勝手と見た目のバランスを取ることも重要です。

キッチンの高さが合わなくなってきた

キッチンの高さを現在の身長に合わせて高めにしたら、年齢を重ねるにつれて高めのキッチンが使いにくくなってしまった、という思わぬ失敗例も。
自分やご家族の将来の変化を見据え、想像力を働かせたリフォームが大事です。

収納スペースが多すぎたor少なすぎた

「はりきって収納スペースを多くしたけど、思ったよりいらなかった」というパターンと、「見た目を重視したキッチンにしたら、収納が足りなくなってしまった」というように少なすぎたパターン、両方ともよくある後悔です。

収納スペースは、家族の人数や手持ちの調理器具の量、今後増えそうな荷物を見据えたサイズ・数を検討しましょう。

水回りリフォームの後悔・失敗例

水回りのリフォームで多い後悔・失敗をご紹介します。

浴槽が狭くなった

デザインや機能性にこだわった結果、思いのほか浴槽が狭くなってしまい、足が伸ばせなくなってしまった…という失敗例。
小さいお子さんやご高齢の方のためにベンチを取り付けた場合に起きやすい後悔です。

家族全員が快適に入浴できる広さを確保するために、ベンチを取り付けた場合の広さの確認や、余裕のあるサイズの浴槽かどうかをよく考えるようにしましょう。

浴室のメンテナンスの手間が増えた

人気の最新機器、ジェットバスやミストサウナなどを取り入れたところ、定期的な掃除やメンテナンスの手間が多く、後悔することもあるようです。

あるとうれしい設備はたくさんありますが、使用頻度やメンテナンスの面倒さを考え、本当に必要な設備だけを選ぶようにするのがおすすめです。

浴室の色が落ち着かない

壁に明るい色を選び、浴室が爽やかに生まれ変わって満足と思いきや、水垢などの汚れが目立つようになってしまった失敗例もあります。

特に白色の壁は清潔感から浴室に採用しがちですが、その清潔感を保つための労力が増えてしまうのは避けたいですよね。
水まわりの壁や床は、掃除がしやすく汚れが目立たない色で探すと良いかもしれません。

便器を変えたらトイレが狭くなった

便器のサイズや形状を考慮せずにリフォームし、便器が大きすぎてトイレ内が狭くなった失敗例もあります。
また、手洗い器を取り付けたことで出入りがしにくくなった例も。

室内の広さとトイレの適切なサイズを比較するために、ショールームで実際に大きさを確認すると良いでしょう。

トイレの床材を変えたら掃除がしにくい

トイレの床材でデザインを優先したところ、凸凹があるものを選んでしまい、ホコリが入り込んで掃除が難しくなった! という後悔もあるようです。
見た目だけでなく掃除しやすさも考えた、トイレに適した床材の選択をしましょう。

そのほかの場所のリフォームの後悔・失敗例

ご紹介した場所以外のリフォームで多い後悔・失敗もご紹介します。

クローゼットの中の湿気が多くカビが発生した

設置場所を変えたことでクローゼット内の風通しが悪くなり、湿気がたまってカビが発生するトラブルは、多くの場合、北側にクローゼットを増設することで起きてしまいます。

クローゼットの設置場所については、湿気の発生しにくい場所を選びましょう。
特に北側の設置には慎重に検討し、家全体の断熱機能が低い場合は湿気対策を施すことが必要です。

収納スペースを作りすぎた

収納スペースはいくらあっても足りないように感じている方は少なくないと思いますが、その気持ちから過剰な収納スペースを作ってしまったことで、使い勝手の悪い場所が増えてしまった後悔も聞きます。

奥行きのある大きな収納スペースを作った結果、奥の物が取りづらいという後悔も。
日頃収納スペースにしまっておきたい物の量がどれくらいあるかを確認し、実用的な配置になるよう検討しましょう。

コンセントが欲しい場所にない

それぞれの部屋で何個のコンセントがいつも使われているか、把握しているでしょうか?
すぐに答えられないという方は、ぜひ各部屋でのコンセント使用状況の確認を。

実際に今あるコンセントの数は使用頻度が高いのか、今不便に感じている場所はあるかを、しっかり確認してから計画することが大事です。

子ども部屋の壁紙が成長に合わない

今のイメージに合わせて子ども部屋に可愛らしい壁紙を選んでしまった…という失敗例もあります。
成長したお子さんが、幼い印象を受けてしまう壁紙を後に嫌がってしまうことも。
お子さんの長期的な利用を見越して、成長しても違和感のない壁紙を選ぶことをおすすめします。

思ったより2階の音が1階に響く

まだまだ走り回る期間が長そうな小さいお子さんのいるご家庭では、足音が思ったより響くこともあるので、遮音性のある床材にすることを考えてみるのも大事です。

また、寝室の上にお風呂を配置したことで夜中の排水の音が気になるなど、配置による騒音問題もあるので、よく検討しましょう。

光熱費がかかる間取りになった

デザイン重視の間取りは時に効率の悪さを生み出すことも。
間取り変更で広い空間を確保した結果、冬季に暖房の効率が悪くなり、光熱費が上昇してしまったという失敗例もあるようです。
エネルギー効率も考慮して間取りを計画することも必要でしょう。

リフォームで後悔・失敗・トラブルが起こる原因

「リフォームしなければ良かった…」という後悔が起きてしまう根本的な原因は何かも、気になりますよね。

失敗の原因となるものを具体的に確認していきましょう。

リフォーム業者との確認・コミュニケーション不足

リフォームでは、施工業者と確認やコミュニケーションがうまく取れず、引き起こされるトラブルが多いので注意が必要です。

契約書や図面、仕上げ書などを確認せずにお任せした結果、考えていたリフォームとかけ離れた工事になってしまう事例は珍しくありません。

知り合いのリフォーム業者で契約書を設けずにリフォームを行い、想定外の工事費用を要求されるトラブルが起きることも。

また、希望が伝わっていなかった、という理想のイメージの共有がうまくできていないことが原因で起こるトラブルもあります。

節約しすぎたり、計画を盛りすぎてしまった

予算内で収めようとするあまり、あらゆるグレードを低くしてしまうとリフォーム後の不満につながりかねません。

逆に、あれも追加これも追加と過剰なオプションを乗せて、予算をオーバーさせたリフォームの後に、ここまでの機能はいらなかったと後悔するケースも。

どちらも優先順位を決めずに計画を進めると、起こりやすいです。

リフォーム業者の選定ミス

工期の遅れやコミュニケーションの相違は、リフォーム業者側に問題があることも多いです。

例えば、リフォーム中に発覚した想定外の劣化や職人さんの不手際などで工期が遅れることもありますが、経験豊富な業者であれば、あらかじめそういった事態も考慮して工期管理や人員の管理を行っています。

また、事前の打ち合わせで見積書や契約書、図面や仕上げ書など、詳細までしっかり説明してくれる業者であれば、イメージの相違も起こりません。

「費用が安いから」という面だけで判断してしまうと、トラブルや失敗が起こりやすいといえるでしょう。

リフォーム業者の選び方・リフォーム計画において、やってはいけないことをご紹介した動画もありますので、ぜひ参考にしてくださいね!

お住まいをリフォームするときにやってはいけないこと7選

住宅のリフォーム計画でやってはいけない事5選 トコハピのリフォーム失敗事例から学ぶリフォーム成功のコツ

リフォームを後悔しないためには?成功させるポイント

リフォームを成功させるには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?

後悔・失敗しないための注意点を一緒に確認していきましょう!

信頼できるリフォーム業者に依頼する

工事が終わった後に「お願いした内容と違うリフォームだ」と主張しても、契約書など書面に残っていないと、口約束では証明が難しいです。

信頼できるリフォーム業者は、どんなリフォーム工事をするか詳細までしっかり書面で残してくれます。
さらに、どんな疑問でも丁寧に答えてくれる業者も信頼できるといえるでしょう。

また、信頼のおけるリフォーム業者を消費者が探しやすいように、国土交通省では「住宅リフォーム事業者団体登録制度」を定めています。

住宅リフォーム事業者団体に所属しているかどうかは、信頼できるリフォーム業者を見極めるために、手っ取り早い方法です。
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会のホームページ」から検索することができます。

信頼できるリフォーム業者に依頼ができると、リフォーム後の不具合も起こりにくいでしょう。

以下のコラムでも、選び方について解説していますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください!
後悔しないリフォーム会社の選び方とは?失敗事例もチェック

契約内容の確認やコミュニケーションをしっかり取る

信頼できるリフォーム業者に工事をお願いしたら、契約内容は細かく確認し、不明点がないようにしましょう。

設備の選択や場所の間違いがないか、見積書が合っているかの確認だけでなく、施工が遅れた際の費用負担、契約の解除に関することなども確認しておくことが必要です。

また、工事に関する不安や質問は遠慮なく相談し、コミュニケーションをとっておきましょう。

リフォームの目的や優先順位をはっきりさせる

まずは、お家が現状抱えている問題点や不満があればそれを明確にし、どんな目的でどのようなリフォームを行うかをはっきりさせて優先順位を付けることです。

目的や優先順位がはっきりすれば、必要なリフォームの取捨選択ができるようになり、無駄なオプションを付けて予算がオーバーすることも避けられます。

どうしても譲れない点を明確にすることで、妥協した設備に後から不満が出ることも防げるでしょう。

イメージの相違がないよう事前に確認をする

壁紙や床材は一部だけを見て判断するとイメージの相違が出やすいです。
事前に希望する素材の施工事例や、使用しているモデルハウスを見せてもらうと良いでしょう。

また、光の当たり具合によっても色が違って見えるので、設置場所の日差しの入り具合や使う照明を考えて、サンプルを確認することも大事です。

キッチンや浴槽、トイレなどの設備はショールームなどで実物を確認するようにしましょう。

こちらの動画では、失敗しないために覚えておくべきポイントを3つに絞ってご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

【リフォーム失敗】プロが教えるリフォームの落とし穴3選!

リフォームで後悔しないためには業者選びと事前確認が重要!

リフォームには計画不足や事前の確認・コミュニケーション不足などから、後悔や失敗、トラブルにつながることもあります。

例えば、「リフォーム後に不具合が生じた」「契約と工事の内容が異なる」「工期が遅れた」「追加費用を請求された」などのトラブルが多いです。

また、場所ごとにも後悔・失敗している部分がさまざまあります。

リフォームを成功させるためには、リフォームの目的や優先順位を明確にすること、信頼できる業者選びをすること、確認・コミュニケーションを取ることが大切です。

目的や優先順位がはっきりすれば無駄なオプションを避けることができますし、信頼できる業者を選ぶことができれば、トラブル予防につながります。
業界団体に所属しているリフォーム業者を選ぶことも重要です。

ご紹介したポイントを押さえることで後悔やトラブルを最小限に抑え、理想のリフォームを成功させましょう!

土屋ホームトピアでは、断熱性に優れた住まいが実現します。
後悔のないお家のリフォーム、断熱リフォームを検討されている際はぜひ土屋ホームトピアまでお気軽にご相談ください!

お気軽にお問合わせください!

お問合わせはこちら
関連キーワード

⼟屋ホームトピアを
もっと知る

  • 超断熱・超換気

    北海道で培った断熱性能に加え、熱を逃さず換気する⾼性能な熱交換換気システムをお住まいに。

  • 選ばれる理由

    74,404件以上を施⼯。弛みない努⼒に裏付けられた技術⼒・デザイン⼒・提案⼒をお客様の⼤切なお住まいに。

  • リフォーム事例

    家族みんながそれぞれのライフスタイルを大切にできる住まいづくりを提案します。

リフォームのプロに
ご相談ください!