Concept
自立生活を続けるためのパリアフリーリフォーム
Data
- 家族構成
- ご夫婦
- 築年数
- 24年
- 構造
- 木造在来2階建
- 工事費
- 1,800万円
リフォームのきっかけ
お住まいは、一級建築士である御主人の設計されたものでしたが、御主人の左半身麻痺の障害をきっかけに、小樽に温泉付マンションを購入。一時は売却まで考えたが、リハビリが順調に進んだ結果、マンションでは物足りなくなった。可能な限り自立生活を続けるためのパリアフリー。奥様の除雪負担を風除サッシやロードヒーリング以外の方法で解決して欲しい。
プランナーからのコメント

- 札幌豊平支店
プランナー - 中田正信
リフォームした部位
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- 部位
- 外観
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- 部位
- 外観
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- 部位
- 外部階段
雁木空間。
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- 部位
- 玄関
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- 部位
- リビング
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- 部位
- トイレ
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- 部位
- 洗面
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- 部位
- ウッドデッキ
既存車庫をフラットルーフ改修し、隣地への落雪問題を解消するとともに、敷地ギリギリまで雁木空間とすることで、奥様の除雪の労力を大幅に軽減しました。ご近所から教会のようだといわれた既存外観イメージを和らげるため、車庫前面は塗り壁で曲線的に仕上げました。ポーチ階段は部分的に解体し、緩やかな勾配に改修しました。左半身麻痺でも昇降しやすいように両側に手摺を設置し、安全性に配慮しました。また、車庫から生活空間である1階までの出入口は、玄関ドアを含めて全て引戸を採用しました。玄関框の段差もコンクリートをすることで、マンション並の20ミリ以下を実現しています。そして、ご主人が自分で靴の脱ぎ履きができるように収納型ベンチや手摺も取り付けました。既存のレンガの擁壁は大切な思い出の品なので、壊さないように慎重に移設しました。当初の計画より小さくなりましたが、リハピリスペースとしてウッドデッキも造作し、生活に変化をつけました。
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