リフォーム相談BOOK

寒さを改善する断熱リフォームのポイントとは?

リフォームで足元から暖かくする断熱工事の4つのポイント

リフォームで寒さを改善するポイントを教えてください

1.開口部( 窓 )の断熱リフォームのポイント

築年数が古く( 築20年以上 )、単板ガラスのサッシで建築されている建物の場合、建物から逃げる熱の割合は、全体を100%とすると、窓などの開口部から逃げる割合は約30%~40%と言われており、建物内部の熱の多くが窓から逃げてしまいます。
その為、窓を断熱性能の高いものに交換するだけでも、断熱性能はぐんと上がります。
古い建物の多くはガラスが1枚の単板ガラス窓になっており、これを複層ガラスの窓に変えることで、断熱効果が高まります。
複層ガラスとは、2枚の単板ガラスの間に中空層( 乾燥空気 )を封入した構造のガラスですが、複層ガラスにも様々あり、高断熱複層ガラスといって、特殊金属をコーティングし、通常の複層ガラスよりも更に断熱性能の高いものもあります。
ちなみに、土屋ホームトピアではこの高性能複層ガラスを標準でご提案しています。

また、窓の交換には外壁や内部の壁の補修が必ず発生します。
もっと簡単に断熱窓にしたいという場合、既存の窓枠の内側に新たな窓枠を取り付けて、複層ガラスを入れる、断熱内窓改修という施工方法もあります。
また忘れがちになりますが、玄関ドアも断熱性のランクがございますので併せて玄関ドアも断熱性の高いものにお取替えをおすすめいたします。
現状のお住まいや状況、ご予算によってご提案をさせていただきます。

開口部(窓)の断熱リフォームのポイント

2.床の断熱リフォームのポイント

足元からの寒さを感じる場合は、やはり窓だけの断熱では不十分。
冬場は足元が冷えますね。
みなさんは何故だかわかりますか?
足元が冷える大きな原因は、冷たい空気は暖かい空気よりも重たく、足元に留まってしまうのです。
そして、もう一つの原因が、お住まいの床下の構造の多くが空気を通気させているので足元が冷えやすくなるのです。
みなさんもお住まいの床下収納庫を外して確認してみて下さい。
この季節は外と同じような温度の空気が待っているはずです。
そして床の裏側に断熱材がたくさん入っていれば良いのですが、きっと薄っぺらいつぶれた座布団の様な断熱材や薄い発泡スチロールの様な断熱材が施工されているはずです。
簡単に言うとその断熱材の上2~3cmの所が、皆さんがいつも暮らしている床です。
そこで床の断熱施工のポイントは、床をはる前の状態で床材とその下の木材の間に隙間を作らいないことです。( 意外と多くのお住まいですき間があります。)
そしてポイントは床の周り( 壁と床の取り合い )などお部屋の角などの断熱材が入れにくい部分をしっかりと断熱することです。

床の断熱リフォームのポイント

3.壁・天井の断熱リフォームのポイント

さらに断熱性能を求める場合、やはり窓や床だけの断熱では不十分。
建物の、壁や天井にも断熱施工が必要になってきます。
そこで、断熱方法は、内断熱? 外断熱? さらには充填断熱? 吹付け断熱? 板張り断熱?・・・となることが多いと思います。
が、今回は少し視点を変えてみたいと思います。
新築の場合は、一番断熱効果の高い外断熱をおススメするかもしれませんが、リフォーム・リノベーションの場合はちょっと違います。
内断熱、外断熱、充填断熱、吹付け断熱、板張り断熱・・・
それぞれ一長一短ありますが、基本的には、どれもきちんとした施工をすれば、十分断熱効果のある優れた断熱方法です。
そしてリフォームの場合は、既存の建物がありますので、その建物の形状や状態に合わせて床、壁、天井それぞれに適した断熱方法をご提案しています。
更に、地域によって、使う断熱材の種類と厚さを考える事で、国で定められた省エネルギー基準を満たす断熱性能にすることができます。

つまり、リフォームにおける断熱施工のポイントは、『 断熱方法 』ではなく『 使う断熱材の種類と厚さ 』です。
おそらく新築会社の営業マンは、自社で施工する断熱方法が一番ですと言うと思いますが、リフォームの場合はちょっと視点が違います。
その建物には何が最適か?を考えて断熱の提案をしています。
そしていずれの断熱施工でもポイントは床同様に「 すき間 」を作らないことです。

壁・天井の断熱リフォームのポイント

4.断熱性と快適性を追求するなら・・・、実は気密施工がポイント!

最後に意外と知られておりませんが、お住まいをあたたかくするためには、断熱工事だけではなく気密性能が重要になってきます。気密性能というと聞きなれないかと思いますが、つまり、『 建物全体のすき間を無くす 』事です。
見た目には分からなくても、建物全体を見ると沢山のすき間があります。
いかに断熱性能を向上させても、目に見えないすき間が多ければ、効果は半減です。
そこで、気密性能を高めてすき間を減らすことが重要になってきます。
具体的には、断熱窓を取り付ける時に、サッシの枠と建物構造体の接する部分に気密テープを使って施工する、板状の断熱材を使用する場合、断熱材と断熱材の継ぎ目に気密テープを張る、断熱材と仕上げ下地材の間に気密シートを張るなどです。
こういった、細かい部分をしっかり施工するかどうかが、断熱リフォームのポイントです。

断熱性と快適性を追求するなら・・・、実は気密施工がポイント!

このようにお住まいを暖かくする断熱ポイントをご紹介させて頂きましたが、断熱・気密など、出来上がってしまうと見えなくなってしまう部分の施工をきちんとしていることが、足元から暖かくするポイントになります。

5.まとめ

これまでご説明させていただいたように、窓や玄関ドアの断熱化( ランクがあるので注意が必要 )、床の断熱、壁・天井の断熱、そして気密工事となります。

このようなポイントは大工さんの腕の違いと思われる方が多いですが、実は会社としての経験をマニュアルにしているかどうかとなります。弊社にはディテールといってリフォームのマニュアルで職人さんに施工していただいております。
口頭では、どの業者さんもしっかり施工すると言うかと思いますが、マニュアルを見せていただくことが重要かと思います、また実際の施工の様子も写真、施工現場で確認されると良いかと感じます。
弊社は北海道から始まった会社なので断熱や気密に工事には多くのノウハウがございますので気軽にご相談いただければと思います。

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