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二重窓(二重サッシ)で断熱効果アップ!メリット・デメリットも解説

こんにちは! 土屋ホームトピア渡辺賢人のです。

断熱効果の高い二重窓(二重サッシ)は、北海道などの寒冷地でよく見られます。
室内の暖かい空気は、開口部である窓から逃げてしまうので、住宅の断熱性能を上げるためには窓の断熱性能は重要なポイントです。

そこで今回は、二重窓(二重サッシ)の断熱効果とそのメリット・デメリットについてご紹介!
二重窓、二重サッシ、内窓、ペアガラスなど、窓周りの混同しがちな用語についても解説します。

二重窓(二重サッシ)で断熱効果アップ!メリット・デメリットも解説
この記事の監修・執筆者
札幌豊平支店長

土屋ホームトピア 札幌豊平支店
店長 渡辺 賢人

思い入れのあるお住まいを、10年・20年先まで大切に暮らしていただけるよう、将来に向けたご提案を心がけております。「メンテナンスにかかる費用を減らしたい」、「思い出のある家をずっと大事に使いたい」など、お住まいに関するたくさんの想いがあると存じます。些細なことでも、お気軽にご相談ください。

断熱効果が上がる二重窓(二重サッシ)とは?

二重窓とは、2組の窓サッシと窓ガラスを2列に配置し、断熱性能を高めた窓のことです。
「二重サッシ」と呼ぶこともあります。

窓と窓の間に空気の層ができるため、外気の影響を受けにくく、夏の暑さ、冬の寒さが室内に伝わりにくく、室内の熱も外へ逃げにくいのが特徴です。

北海道などの寒冷地では昔からよく見られますが、近年では都心部などでも採用されることが増えてきています。

二重窓のうち内側の窓のことを「内窓」といいますが、二重窓自体のことを指して「内窓」と呼ぶケースもあります。

また、ペアガラス(複層ガラス)は窓ガラスの種類で、1つの窓ガラスでガラス部分が二重になっているもの。
ガラスの間に乾燥空気やアルゴンガスの層を持たせ、断熱性を高めています。
通常の1枚ガラスよりも断熱効果は高いですが、二重窓よりは断熱性能が劣るため、ガラスだけの交換では断熱性能を上げることを目的にしたリフォームではあまり採用されません。

二重窓(二重サッシ)の断熱効果やメリット・デメリットを解説!

二重窓(二重サッシ)は外気の影響を受けにくい、断熱性の高い窓。
家全体を100%としたとき、開口部である窓からは冬は約35%もの熱が流出する場合があるといわれるので、窓の断熱性を上げることで住まいの断熱性を向上させられるメリットがあります。

また、夏は74%もの熱が窓を通じて外から室内に入ってくるというデータも。
窓の断熱性能が高くなると、冬は暖かく、夏は涼しく、快適な室温で暮らせます。

加えて、断熱性能が高いと室内に温度差を作りにくいので、温度差による結露の発生も抑えることができます。
結露が発生するとカビによって家が傷んだり、カビをエサとするダニが増えてアレルギーの原因になったりすることも。
結露が発生しにくい家は、家を長持ちさせながら健康に暮らせる家でもあるのです。

結露が発生する仕組みや結露対策は「マンションの窓や窓回り、玄関などのカビと結露を改善する方法はありますか?」でも詳しくご紹介していますよ!

また、室温を外に逃がさないので、冷暖房効率が良く、光熱費を抑えられることもメリットの1つといえるでしょう。

一方、二重窓のデメリットは、施工コストがかかることです。
高性能の窓ガラスを2組設置するので、その分どうしても費用がかかってしまいます。

窓のサイズにもよりますが、商品代と工事費用あわせて約3〜30万円程度が目安。

小窓・引き違い戸などの窓の形状によっても金額が異なりますが、一般的に、窓が大きくなるほど、そして高性能になるほど費用が高くなる傾向があります。

ただし、断熱性能が高ければ冷暖房効率が良くなりますので、その分光熱費は抑えることができるでしょう。

さらに近年では国や自治体での補助金を受けられる事が多くなっております。

また、窓が二重になっている分、換気のための開け閉めや掃除の手間が増えてしまう点はデメリットと感じる方もいるでしょう。
外側にある窓は結露する可能性もあるので、結露が発生したら拭き取るなどの手入れも必要です。

土屋ホームトピアでは、窓を閉めたまま「窓」で換気する「DI窓」をご提案しています。
24時間換気扇(キッチンやユニットバス)とあわせて設置することで、窓を閉めたまま換気が可能。
室内の温度を変えずに換気ができるので冬の結露対策にも有効です!

二重窓(二重サッシ)は断熱効果以外にもメリットがある

二重窓(二重サッシ)は断熱効果以外にもメリットがある

二重窓は熱が伝わりにくい構造として気密性が高いため、防音効果もあります。
外からの音が室内に伝わりにくい、室内の生活音などが外に伝わりにくいという特徴があるので、道路や線路近くの住宅や、子育て中の家庭などにもおすすめです。

また、二重窓は防犯効果も期待できます。
窓は空き巣・居空き・忍び込みといった侵入窃盗の侵入経路としてよく狙われる場所。
窓が2枚あると侵入にかかる時間が増えるので、侵入者に敬遠されることがその理由です。

二重窓を採用している家は「住宅に対してメンテナンスが行き届いている」という印象をあたえることもでき、侵入しづらいと思わせる効果があります。

二重窓(二重サッシ)で断熱効果を高めて快適な住まいにしよう

二重窓(二重サッシ)は、2組の窓サッシと窓ガラスを2列に配置することで断熱性能を高めた窓。
窓と窓の間に空気の層ができるので、外気の影響を受けにくくなります。

二重窓のメリットは、その高い断熱性能。
夏・冬に外気の影響を受けにくく快適な室温を保ちやすいこと、温度差による結露が発生しにくいこと、冷暖房効率が良いため光熱費を抑えられるのもメリットです。

二重窓の施工は、窓サッシ、窓ガラスが2組になる分コストがかかりますが、光熱費の削減も考慮して長い目で比較してみましょう。
窓が二重であることにより開閉や掃除に手間がかかることも注意点として挙げられますが、土屋ホームトピアでは窓を閉めたまま換気ができる「DI窓」もご提案していますよ。

二重窓にはそのほか、防音性や防犯性の面でのメリットもありますよ。

窓からの暑さ・寒さにお悩みがあるなら、住まいの断熱性能を上げる二重窓リフォームをぜひ検討を。

土屋ホームトピアの断熱リフォームでは、暖かいまま換気ができる「超断熱・超換気」もご提案しています。
リフォームのプロにぜひお気軽にご相談ください!

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