リフォーム相談BOOK

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)の費用相場を紹介!

こんにちは!土屋ホームトピア中央支店の高田雄介です。

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)を考えたとき、どれくらいの費用がかかるかという問題は、一番に頭を悩ませるところですよね。

今回は、マンションをフルリフォームする際の費用の相場を詳しくご紹介!
あわせてリフォームをするときに気を付けるポイントも解説します。

マンションのフルリフォーム費用が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事の監修・執筆者
札幌中央支店長

土屋ホームトピア 札幌中央支店
店長 高田 雄介

私共はリノベーションを通してお客様の人生を豊にすることを目標しております。 リノベーション工事という物売りではなく、リノベーションしたことで変わるご生活や幸せ感をお客様と共有できればと考えております。 些細な事でも構いません。お気軽にご相談くださいませ。

マンションのフルリフォームでできること・できないこと

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)をする際にまず気をつけたいのは、日頃使っている場所でもリフォームできない部分があることです。

具体的にマンションのどこがリフォームできて、どこがリフォームできないのかを解説します。

リフォームできるのはマンションの「専有部」

リフォームが可能なのは基本的にマンションの専有部(せんゆうぶ)と呼ばれる場所です。
簡単に言うと「マンションの玄関内側から窓の内側まで」。
壁や床などの貼り替え、お風呂やトイレなど水回りの交換工事が可能です。

玄関ドアや外側のサッシは共用部に当たり一般的にはリフォーム不可ですが、室内側の扉面の仕上げを変更するなど、玄関ドアの室内側をリフォームすることは可能なマンションも多く存在します。

玄関の鍵の取り替えなども可能な場合が多いので、微妙な場所であると感じたら工事を契約する前に管理組合や管理会社へよく確認するのがおすすめです。

マンションの「共用部」はリフォームできない!

駐車場・駐輪場、一階のエントランスや非常階段、エレベーターなどがマンションの共用部として個人が手を加えられないのはイメージしやすいですよね。

ですが、先ほどお伝えしたように「玄関ドアの室外側」も原則リフォーム不可なのは、盲点だった方もいるのではないでしょうか。

また、ベランダやバルコニーも、多くのマンションでは避難経路に使われる可能性などから共用部とされるため、リフォームすることはできません。

間取り変更ができるかは構造で決まる

間仕切りを撤去してリビング面積を広く取るリフォームは人気がありますが、間仕切りがマンションの構造を支えているタイプの場合は壊すことができません。

こちらはマンションが鉄筋コンクリート造、かつ「壁式構造」といわれる構造が該当します。

そのほか、水回りの配置変更が実現可能かどうかは配管の場所が関わってくるため、専門業者に配管図面を見てもらうなど事前に相談するのがおすすめです。

土屋ホームトピアのYouTubeチャンネルでも、戸建てとマンションのリノベーション内容の違い、マンションでできるリノベーション内容を詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!

マンションリノベーションと戸建リノベーションの違い~費用、間取り変更、デザインの違い~

マンションをフルリフォーム(フルリノベーション)する費用相場

では、実際にフルリフォーム(フルリノベーション)をすると費用はどれくらいかかるのでしょうか?

実はフルリフォームと言っても、リフォームを行う施工会社によって定義が少しずつ異なります。

内装のリフォーム(床や壁の張り替え)+水回りの設備交換としている場合もありますし、間取りの変更を行うところまでとしている場合や、内装を一から作り直す場合をフルリフォームと呼んでいるところもあります。

そのため、事前にどこからどこまでの工事になるかを確認しておきましょう。

では、「内装+水回り設備のリフォーム」「間取り変更を伴うリフォーム」「スケルトンリフォーム」の3つのケースに分け、費用相場をご紹介します。

内装+水回り設備のリフォーム(300〜500万円程度)

もっとも基本的なフルリフォームの例といえるのが、壁や床などの内装を一新し、水回り設備を交換するリフォームです。

内装については主に選ぶフローリングの材質やフローリングの工法で金額が変わります。

例えば床の材質なら、合板フローリングより無垢フローリングのほうが高価ですし、工法であれば、張り替えより元々の床の上に新たな床材を施工する上張りのほうが安価です。

壁であればクロスではなく珪藻土を選ぶなどすると高価になります。

また、下地のどこから工事をするかでも大きく費用が異なってくるので注意が必要です。
クロスなどの仕上げ材を貼るためのボード材から変えるとなると費用は増します。

下地からの工事は必要なのか、必要な理由なども確認しておきましょう。

水回り設備とは、キッチン・トイレ・洗面所・浴室のこと。
一般的な広さであり、築年数が古すぎなければ、予算300万円程度でもミドルグレードの水回り設備を導入できることも多いです。

ただし、食洗機や浴室乾燥暖房器などのオプションを付けていくと総費用もどんどん増えていくことになるので、優先順位を考えておくと良いでしょう。

間取り変更を伴うリフォーム(500〜700万円程度)

内装リフォームや水回り設備交換に加えて、壁付きキッチンからアイランドキッチンへ変更したり、壁を取り払って一つの部屋にするなどの間取り変更を伴うリフォームの費用相場は300〜700万円です。

和室を洋室に変更すると25〜60万円、押入れをクローゼットに変更すると20〜40万円など、希望する間取り変更によって費用に幅が出ます。

どんなリフォームなら予算内に収めることが可能か、リフォームしたい場所の優先順位を決め、専門業者とよく相談することが大事です。

スケルトンリフォーム(600〜1,000万円程度)

築40年以上経っている中古マンションなどでは、内壁を新設したり天井の軽量鉄骨下地から作り直すスケルトンリフォームの検討が必要です。

内装をすべて作り直し、間取りを希望通りに実現するだけではなく、配管も新しくできるため、築年数が経っている物件での漏水の心配もなくなります。

金額は大きくなりますが、満足感の高いフルリフォームが叶います。

マンションは柱や梁が太いので、戸建てよりも大きな空間を作り出しやすいのも魅力です。
眺望を生かしたデザインが可能なのもマンションならでは。
そうしたデザインを実現しやすいのはスケルトンリフォームの醍醐味といえます。

動画でも部分的なリノベーション費用相場をご紹介していますので、参考にしてください!

【マンションリノベーション費用相場】マンションリノベーションをご検討の方必見!! 2023年最新のマンションリノベーション費用

マンションのフルリフォームを行う際の注意点

マンションのような集合住宅のフルリフォームでは、ご近所への気遣いだけではなく、管理会社や管理組合への連絡も必要になってきます。

ここではマンションでフルリフォームを行う際のポイントを中心に、注意点をご説明します。
どのようなことに気をつけてリフォームに臨めば良いのか、確認していきましょう。

リフォーム前に管理組合や管理会社へ届出を!

専有部のみの工事であっても、管理組合や管理会社の許可が必要なマンションがほとんど。
管理規約により工事範囲が制限されていることもありますので、そういった意味でも管理組合や管理会社との連携は重要です。

多くは「該当工事の1カ月前までに申請すること」と期限が決まっているため、スケジュールに余裕を持って工事の届出・申請を済ませましょう。

フルリフォームの中でも優先順位を付ける

リフォームの要望をすべて盛り込もうとすると予算オーバーになってしまいます。
費用が膨らむのを抑えるためには、リフォームで叶えたい希望の優先順位を付けることが大事です。

暮らしに影響の大きい水回り設備の充実を優先し、床や壁紙などの使い勝手にかかわらない部分はグレードを下げるなど、リフォーム後の生活の満足度が得られそうかイメージをして優先順位を付けると決めやすいかもしれません。

水回りの位置変更は階下や隣室への影響に注意

マンションを建てた当初は、水回りの設備が生活に干渉し合わない位置に配置されています。

例えば、水回り設備を移動することで、隣室や階下の寝室に洗濯機コーナーやトイレの配管が接してしまうと、深夜に排水したときにご近所トラブルが起きるかもしれません。
位置をずらしても階下や隣室の生活に影響が出ないか、元の図面から施工会社とよく確認しましょう。

仮住まいの手配とご近所への挨拶は必要?

住みながら工事ができることもありますが、フルリフォームの場合は多くが仮住まいに転居する必要があります。

仮住まいしなければならない場合は、家賃と2度の転居費用を忘れずにリフォーム予算に組み込みしましょう。
仮住まいで家が無人になるのを伝えるのはもちろん、住みながら工事をする場合でも、騒音や業者の出入りがあることを、上下の階と両隣にはご挨拶しておくのが無難です。

マンションは外壁や構造体の工事がない分、大掛かりなフルリフォームでは戸建てより総費用が抑えられます。

ただし、グレードの高い設備を導入したり、やりたいリフォームをどんどん積み上げていくと、思わぬ高額になることがあります。

マンションのリフォームでも補助金やローンでの減税制度が使えるケースがありますので、該当するか事前に調べておくのがおすすめです。
わからないことはマンションのフルリフォーム経験が豊富なプロの業者にご相談してくださいね。

まるごとフルリフォームする場合のポイントについては、こちらのコラムもご参考ください!
まるごとリフォームをするときのポイントについて教えてください

マンションのフルリフォーム(フルリノベーション)費用は事前相談を

マンションでフルリフォーム(フルリノベーション)できる範囲は玄関内側から窓の内側までの専有部に限られます。

水回り設備や壁・床の張り替えはほとんどのケースで可能です。
間取り変更を伴うリフォームは、マンションの構造によりできる・できないが変わってきます。

マンションのフルリフォームの定義はそれぞれの施工会社で異なり、内装リフォーム+水回り設備の交換、間取り変更を伴うリフォーム、そしてスケルトンリフォームまでがあります。

これに伴う費用相場は200〜1,000万円と幅広いですが、どこまでこだわるかでも異なります。

リフォーム工事に関して管理組合や管理会社へ事前届出が必要なことには注意が必要です。
水回りの位置変更には階下や隣室への影響に注意し、仮住まいが必要な場合はその費用も考慮しましょう。

リフォーム補助金やローン減税制度が使えることもあるので、リフォームの費用を抑えるためにはぜひ活用を!

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