リフォーム相談BOOK

10坪の増築費用相場と費用を抑える方法|工事以外にかかる費用や増築できない家の特徴も紹介

10坪増築するのに、どれくらいの費用が必要?」と疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。

10坪の増築リフォームで後悔しないためには、事前に費用相場を押さえておくことが必須です。

今回は、全国で74,404件以上のリフォーム実績がある土屋ホームトピアが、10坪の増築費用相場と費用を抑える方法を解説します。

このコラムのポイント
  • 10坪の増築費用相場と、費用を抑える方法を解説します。
  • 10坪の増築で工事以外にかかる費用をご紹介します。
  • 増築できない家の特徴や、10坪の増築における注意点をお伝えします。

この記事を読むと、ご自宅を10坪増築する際の費用感をつかめるので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
西大條 謙一

土屋ホームトピア 札幌マンション支店
西大條 謙一 札幌マンション支店長/二級建築士

お客様にとってお住まいは大切な財産です。
現状のお住まいの不満点や問題点をお伺いしながら、目には見えにくい快適さや地震に対する安心感をアドバイスさせていただき、末永く安心して暮らせる“家づくり”をモットーに取り組ませていただいております。

 10坪の増築費用相場

 10坪の増築費用相場を、以下のケース別に解説します。

  • 木造住宅の場合
  • 鉄骨住宅の場合
  • 離れの場合

なお、10坪とは平方メートルに換算すると33.05㎡、畳に換算すると20.4畳の広さです。

 

※建築資材、施工地域などによって費用は異なります。詳細な費用につきましては、工事を依頼するリフォーム業者にお問い合わせください。

木造住宅の場合

木造住宅を10坪増築する場合の費用は約700万〜1,200万円が相場で、詳細は以下のとおりです。

階数 2坪 5坪 10坪
1階 約140万円 約350万円 約700万円
2階 約240万円 約600万円 約1,200万円

木造住宅を増築する際には、1坪あたり「1階部分で約70万円」「2階部分で約120万円」が目安となります。

2階部分の増築費用が高くなるのは、増築とあわせて1階部分の補強工事が必要になるためです。

鉄骨住宅の場合

鉄骨住宅を10坪増築する場合の費用は約1,000万〜1,500万円が相場で、詳細は以下のとおりです。

階数 2坪 5坪 10坪
1階 約200万円 約500万円 約1,000万円
2階 約300万円 約750万円 約1,500万円

鉄骨住宅を増築する際には、1坪あたり「1階部分で約100万円」「2階部分で約150万円」が相場となります。

木造住宅と同様に、補強工事が必要となる2階部分の増築はトータルコストが高くなるので、念頭に置きましょう。

離れの場合

10坪の離れを増築する場合の費用は約700万〜1,000万円が相場で、詳細は以下のとおりです。

構造 費用相場
木造 約700万円
鉄骨造 約1,000万円
プレハブ 約500万円

構造別の費用相場は、1坪あたり「木造で約70万円」「鉄骨造で約100万円」「プレハブで約50万円」が目安となります。

なお、離れの建築は水回りを設置できないケースがあるため、リフォーム業者に相談してからプランを立てましょう。

 

増築で離れ・渡り廊下をつくるリフォームのルールを、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉増築で離れ・渡り廊下をつくるリフォームのルールを簡単解説|費用相場、費用を抑える方法も紹介

 

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10坪の増築時に発生する工事以外の費用

10坪の増築時に発生する工事以外の費用として、「確認申請」と「増築登記」をご紹介します

確認申請

確認申請とは、「新築・増改築する住宅の施工内容が建築基準法などの法令に適合するか」を専門機関に審査してもらう手続きのことで、工事着手前に申請します。

確認申請の費用は自治体や床面積の合計によって違いがあるものの、10坪(33.05㎡)の場合は約1万〜3万円が相場です。

10㎡以下の増築は確認申請が不要な地域もありますが、10坪(33.05㎡)の増築は地域に関係なく確認申請が必須となります。

また、確認申請後の中間審査(実施しない場合もある)と完了検査時にも費用が発生するため、注意しましょう。

 

増築の確認申請について、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉増築の確認申請をわかりやすく解説|確認申請不要・必要の判断、確認申請しないとどうなるかなど

増築登記

増築登記(表題変更登記)とは、建物の床面積や構造などを変更した場合に、建物の登記簿を現在の建物の状況と合致させる手続きのことです。

増築登記の費用は、土地家屋調査士など専門家に依頼すると、約8万〜10万円が相場となります。

また、増築登記は増築してから1ヶ月以内に手続きする必要があるため、早めに申請しましょう。

10坪の増築費用を抑える方法

10坪の増築費用を抑える方法は、以下のとおりです。

  • 補強工事が必要になる2階ではなく、1階に増築する
  • 増築面積を見直して、必要最低限の増築にする
  • 補助金や税金の優遇措置を利用して、費用負担を軽減する
  • 複数のリフォーム業者から見積もりを取得して、比較する
  • 断熱性アップなどの「省エネリフォーム」や「バリアフリーリフォーム」などといっしょに実施し、補助金・リフォーム減税を活用する

リフォーム業者の費用を比較することは大切ですが、費用のみで判断すると「仕上がりがイメージと違う」と後悔する場合もあるので、総合的に判断しましょう。

増築できない家の特徴

増築できない家の特徴は、以下のとおりです。

  • 建ぺい率と容積率が上限に達している
  • 既存不適格建築物に該当している

それぞれ解説します。

建ぺい率と容積率が上限に達している

ご自宅の建ぺい率と容積率がすでに上限に達している場合は、10坪の増築はできません。

【建ぺい率とは】

敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合

【容積率とは】

敷地面積に対する延べ床面積の割合

 

建ぺい率・容積率は、建築できる建物の種類や用途の制限を定めた「用途地域」ごとに上限が設けられており、上限の範囲内で建築する必要があります。

なお、用途地域・建ぺい率・容積率については、自治体のホームページや都市計画に関わる部署の窓口などで確認することが可能です。

既存不適格建築物に該当している

既存不適格建築物に該当している場合は、既存住宅も現在の法令に適合させるリフォームをしないと、10坪の増築ができない可能性があります。

【既存不適格建築物とは】

  • 建物の建築当初は法令に適合していたものの、法改正などによって法令違反となっている物件
  • 建築確認申請を実施せず、違法なリフォームをした物件

 

既存不適格建築物で確認申請が必要なリフォームを実施する場合、基本的には不適格部分もあわせて現在の基準に適合させることを求められます。

場合によっては大規模なリフォームが必要になるケースもあるので、あらかじめリフォーム業者に相談しましょう。

 

再建築不可の家のリフォームについては、こちらの記事で解説しています。

〈関連ページ〉再建築不可の家のリフォームを解説|後悔しない購入方法、補助金や費用、どこまで可能か(耐震)など

 

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10坪の増築における注意点

10坪の増築における注意点は、以下のとおりです。

  • 増築可能かリフォーム業者に確認してもらう
  • 固定資産税が増額することを念頭に置く
  • リフォーム前に近隣の方に挨拶する

それぞれ解説します。

増築可能かリフォーム業者に確認してもらう

ご自身で建ぺい率や容積率の上限を超えているか、既存不適格建築物に該当するかを判断するのが難しいケースもあるため、増築リフォームを実施できるかをリフォーム業者に確認しましょう。

プロに相談すればリフォーム内容はもちろん、資金計画や住宅性能アップなど、さまざまな視点でアドバイスをもらえるのも大きなメリットです。

固定資産税が増額することを念頭に置く

増築によって床面積が増えると、建物の評価額がアップして固定資産税が増額する可能性が高くなります。

また、建物の主要構造部のうち1種類以上を半分以上改修する「大規模修繕」もあわせて実施する場合、建物の評価額が高くなるケースがあるため、念頭に置きましょう。

リフォーム前に近隣の方に挨拶する

増築リフォーム中に大きな音が出る可能性もあるので、リフォーム前に近隣の方に挨拶しておくことが大切です。

住宅の密集度・立地条件によっても異なりますが、リフォーム前の挨拶はご自宅の「両隣」「向かい側3軒」「裏側1軒」が基本と言われています。

10坪の増築でリフォーム業者を選ぶ際のポイント

最後に、10坪の増築でリフォーム業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。

増築の施工実績を確認する

増築の施工実績が豊富なリフォーム業者であれば、優れた技術力・提案力を持っており、理想を実現しやすくなります。

増築では「施工不良や設計ミスによってつなぎ目から雨漏りする」などのトラブルが発生する場合もあるため、リフォーム業者選びは慎重に進めましょう。

また、リフォーム業者の施工事例を調べる際は、デザインテイストがご自身の好みに合うかも確認してください。

補助金申請の対応の可否・経験があるかチェックする

増築をスムーズに進めるには、リフォーム業者が補助金申請に「対応しているか」「経験があるか」をチェックすることも重要です。

リフォーム業者が補助金申請の手続きに不慣れな場合、書類の不備などで交付手続きが遅れる場合もあります。

過去の補助金申請の経験なども踏まえて、信頼できるリフォーム業者を選びましょう。

 

リフォーム業者の探し方を、こちらの動画で解説しています。

 

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まとめ

10坪の増築費用は建物の構造などによって異なり、1階部分に増築する場合は「木造住宅で約700万円」「鉄骨住宅で約1,000万円」が相場です。

建ぺい率と容積率が上限に達していると増築できないため、増築を検討し始めた段階でリフォーム業者に相談しましょう。

今回ご紹介した内容を、増築を検討する際の参考としていただけると幸いです。

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