リフォーム相談BOOK

中古マンションのフルリフォームにかかる費用の相場は?注意点もご紹介

こんにちは。土屋ホームトピア札幌中央支店の高田雄介です。

フルリフォームは一戸建てだけではなく、マンションに対して行うことも多いです。
自分が住んでいるマンションをフルリフォームするほか、中古マンションを購入してフルリフォームしてから入居するというケースも増えています。

そこで今回のコラムでは、中古マンションのフルリフォームにかかる費用について解説します。
中古マンションをフルリフォームするメリット・デメリット、注意点などもあわせてお伝えしますので、マンションリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

中古マンションのフルリフォームにかかる費用の相場は?注意点もご紹介
この記事の監修・執筆者
札幌中央支店長

土屋ホームトピア 札幌中央支店
店長 高田 雄介

私共はリノベーションを通してお客様の人生を豊にすることを目標しております。 リノベーション工事という物売りではなく、リノベーションしたことで変わるご生活や幸せ感をお客様と共有できればと考えております。 些細な事でも構いません。お気軽にご相談くださいませ。

フルリフォームとは?マンションでも可能なの?

フルリフォームとは、建物の間仕切り壁や内装、設備などをすべて取り去り、壁・柱・床といった建物の構造体(躯体 くたい)の状態まで解体してから、作り直すリフォームです。
スケルトンリフォーム、全面リフォーム、まるごとリフォームともいいます。

フルリフォームは一戸建てのイメージが強いかもしれませんが、マンションでも可能です。
最近では、中古マンションを購入してフルリフォームをして入居するというケースも増えています。

フルリフォームとフルリノベーションの違いは?

リフォームとリノベーションの正式な定義はありませんが、一般的にリフォームは老朽化や破損を修繕して元の状態に戻す、リノベーションは新たに作り変えて価値を高める、とされています。

フルリノベーションとは、フルリフォームと同様に構造体まで解体してから行うリノベーションで、スケルトンリノベーションとも呼ばれます。

ただし、リフォームもリノベーションの一種であり、ほとんど同じ意味として使われていることが多いです。

中古マンションのフルリフォームにかかる費用の相場は?

中古マンションのフルリフォーム費用の相場は、1㎡あたりおよそ8万円〜13万円といわれています。
70㎡のマンションのフルリフォームなら、560万円〜910万円程度が目安でしょうか。
もちろん、リフォームの範囲、内容、設備のグレードなどによっても費用は大きく異なります。

たとえば、間取りの変更などはせず、水回り設備の交換、クロスの張り替えを中心としたリフォームなら300万円以内の予算で可能な場合も。
さらに、間取り変更があっても、すべてではなくLDKを中心とした変更のみなら500万円以内で可能な場合もあるでしょう。

土屋ホームトピアのマンションリフォーム事例

土屋ホームトピアで行ったマンションリフォームの事例をご紹介します。

空気が循環するリビング断熱リフォームと猫目線のLDK

  • 工事箇所:玄関・ホール、リビング・ダイニング、キッチン、洗面・浴室
  • 築年数:22年
  • 構造:鉄筋コンクリート造
  • 工事面積:47㎥
  • 工事費:680万円

通気性が悪く、結露が気になっていたマンション。
家全体が冷えることも悩みだったそう。
ペットと暮らしているため、ペットのにおいも気になっていらっしゃいました。
また、在宅勤務が増えたことで、お仕事のスペースが足りないというお悩みも。

土屋ホームトピアのマンションリフォーム事例
土屋ホームトピアのマンションリフォーム事例

フルリフォームでは、断熱パネル施工や熱交換可能なDI窓の設置、調湿性壁材施工を行い、断熱性能アップと通気性アップを実現。
洋室で区切られていた間取りを変更しリビングスペースにし、LDKの一角にはご主人様用のテレワークスペースを設けました。

キャットウォークも設け、猫ものびのびと活動できる家になりました。
床材も掃除しやすいものにリフォームし、手入れのしやすさが向上しています。

これからも住むぞ!築32年マンションリフォーム計画

  • 工事箇所:玄関・ホール、リビング・ダイニング、キッチン、洗面・浴室、トイレ、洋室、寝室
  • 築年数:32年
  • 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
  • 工事面積:80.04㎡
  • 工事費:1,100万円

築21年の中古マンションをご購入後、窓の結露や黒カビに悩まされていたという施主様。
間取りも不便で、使いにくさを感じていたそうです。
築32年になりましたが、まだまだ長く住み続けたいとのことで、健康で暮らしやすい家へのリフォームがご希望でした。

土屋ホームトピアのマンションリフォーム事例
土屋ホームトピアのマンションリフォーム事例

リフォームでは、断熱パネルと、断熱内窓を施工して、断熱性能を向上させました。
また、熱交換換気窓(DI窓)を設置し、換気しつつ外からの温度変化を感じさせない住環境を実現。

和室2部屋をなくして、広々としたLDKに。
物干しバルコニーと洗面脱衣室に隣接する場所にキッチンを移動し、家事動線の短縮も行いました。
全体的に通気性に配慮したリフォームを行い、家全体の断熱性・気密性の向上により、光熱費を大幅に削減できたとのお声をいただいております。

中古マンションをフルリフォームするメリット・デメリットも確認!

中古マンションをフルリフォームするメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット①希望の住まいにできる

フルリフォームでは内装や設備はもちろん、間取りも自由に変えられるので、ライフスタイルにあわせた希望の住まいが作れます。
家族の人数にあわせて部屋数を変更したり、家事動線を良くしたりすることも可能。
また、壁や天井をコンクリート打ちっぱなしにするなど、こだわりのデザインも実現できます。

メリット②新築よりも費用を抑えられる

一般的に、新築マンションを購入するよりも、中古マンションを購入してフルリフォームした方が費用を抑えられることが多いです。
費用を抑えつつ、新築のように新しい内装で、希望のデザインや間取り、設備などが実現できますよ。

ただし、リフォーム内容によっては新築の購入と変わらない費用がかかることもあるので注意を。
お金をかける部分と抑える部分と、メリハリをつけたプランニングをすると良いでしょう。

新築住宅を買うか、それとも中古住宅を買ってリフォームするかを迷う方もいると思います。

【比較】新築?それとも中古リフォーム?」で、それぞれのメリット・デメリット、費用目安などをご紹介していますので、新築と中古で迷われている方はこちらもぜひご覧ください。

デメリット①住みながらリフォームができない

内装や設備をすべて取り去ってから作り直すため、リフォーム工事中は住むことができません。
自宅マンションのフルリフォームなら、工事中の仮住まいを用意する必要があります。
また、中古マンションを購入してリフォームする場合も、リフォーム工事の期間分、入居までに時間がかかってしまいます。

住みながらリフォームについては「リフォーム工事中は引っ越した方がいいですか?」でもご紹介しています。
土屋ホームトピアでは、短期契約可能な仮住まいや引っ越し業者、荷物コンテナのご紹介が可能です。
お気軽にご相談ください。

デメリット②想定外の費用がかかることがある

内装や間仕切り壁を解体したときに、内部や配管に傷みを発見することがあります。
その場合、当初は予定していなかった補修費用などが発生する可能性があります。

しっかりと計画をたてて工事を進めますが、解体して初めてわかることもあるため、最大でいくらかかるかを計画段階で把握しておくと良いでしょう。

中古マンションをフルリフォームする際の注意点もご紹介

中古マンションをフルリフォームする際の注意点もご紹介

中古マンションのフルリフォームに際しては、以下の3点に注意しましょう。

1.リフォームできる範囲を事前に確認する

マンションは、管理規約などでリフォーム可能な範囲に制限がかかっている場合があります。
プランニングの時点で管理規約を必ず確認しましょう。
たとえば、玄関ドアやベランダなどがマンションの共有部分になっている場合、勝手にリフォームしてはいけません。

共有部分であっても承認を受ければリフォームできるケースもあるため、管理組合などに必ず確認をしましょう。

また、リフォーム工事の前には管理組合や管理会社へ届出の必要があります。
トラブル防止のためにも、早めに届出しておきましょう。

2.近所迷惑な間取りにならないよう配慮する

自由な間取りにできるといっても、たとえばリフォーム後に水周りと隣家の寝室が隣接する間取りになっていると、夜間など水音で迷惑をかけてしまうかもしれません。
ご近所トラブルを防ぐためにも、周りの方にも配慮をしたプランニングを心がけましょう。

3.工事前には近隣住民にあいさつをしておく

リフォーム工事中は業者の出入りや音、振動などがあるため騒がしくなります。
少なくとも両隣と上下の部屋の方には、リフォーム工事があることと工事の期間などを伝え、あいさつをしておきましょう。

中古マンションのフルリフォームの費用は?メリットデメリットも確認

中古マンションのフルリフォーム費用は、8万円〜13万円/㎡〜程度がひとつの目安です。
マンションの広さやリフォーム箇所、内容、設備のグレードなどによっても費用は大きく異なります。

フルリフォームは間仕切り壁や内装、設備をすべて取り去り、建物を構造の状態にしてから作り直すリフォームのため、間取りの変更も含めて自由な家づくりができるのがメリット。
それでいて新築住宅を購入するよりも費用を抑えられることが多いです。

ただし、住みながらリフォームはできないため、工事中は仮住まいの準備が必要なこと、解体してみて内部の損傷などが見つかると、想定外の補修費用がかかる可能性があることがデメリットです。

マンションのフルリフォームでは、管理規約などでリフォーム可能な範囲が制限されている可能性があります。
事前に管理組合へリフォームの旨を伝え、管理規約も確認しておきましょう。
工事が始まる前には、上下左右の部屋の方へのあいさつも忘れずに。

フルリフォームの際には、耐震リフォームやお住いに合わせた断熱リフォームなども可能です!
土屋ホームトピアの断熱リフォームでは、暖かいまま換気ができる「超断熱・超換気」をご提案しています。
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