こんにちは!土屋ホームトピアの札幌豊平支店渡辺賢人です。
リフォームを検討する場合、「住みながらでもリフォームはできるのだろうか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
仮住まいの用意や引越しの手間もあるため、「住みながらできたら良いな」と希望されている方もいるでしょう。
そこで今回は、住みながらリフォームは可能なのか、できるケースとできないケースをご紹介します。
住みながらリフォームするメリット・デメリットや、工期についても解説しますので、ぜひあわせて参考にしてください。
目次
住みながらリフォームができる・できないケースがある!
住みながらリフォームできるかどうかは、工事の規模によります。
後ほど詳しくご紹介しますが、住みながらのリフォームにはメリット・デメリットがあり、工期が延びるとその分デメリットの負担が大きくなるからです。
【住みながらできるリフォーム例】
- 部分的で工程が少ない工事
- トイレや浴室、キッチンの設備交換
- 一部の部屋の床や壁紙の張り替え
【住みながらは難しいリフォーム例】
- 住まい全体に及ぶ床や壁の張り替え
- スケルトンリフォーム(柱などのを構造部だけを残して行う大掛かりな工事)
- 間取り変更を伴う設備の配置や入れ替え
上記のように、工事内容が小規模で、一部だけで完結するようなリフォームであれば、住みながらでも十分進められるでしょう。
反対に、住まい全体に及ぶ大規模な工事が必要なリフォームは、住みながら行うことが難しいため、仮住まいの用意が必要です。
住みながらリフォームをするメリットとデメリット・注意点は?
規模が大きく工期が長くなるリフォームは、住みながら行うとデメリットが大きいため難しいとお伝えしましたが、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
住みながらリフォームを行うメリット・デメリットを踏まえた上で、検討してみてくださいね。
住みながらリフォームをするメリット
住みながらリフォームを進めるメリットには、主に次の4つがあります。
- 仮住まいに引越す必要がない
- リフォーム工事の様子をその都度確認でき、安心感がある
- 工事中に疑問点や希望を反映しやすく、トラブル回避につながる
- 家を空ける時間が少なく、防犯対策になる
工事に必要なスペースを確保するため、一時的にトランクルームなどを借りたり、ほかの部屋に荷物を移したりする手間はかかるかもしれませんが、別に居住スペースを構えるより手間も費用も少なく済むでしょう。
住みながらリフォームをするデメリット
一方、住みながらリフォームを進めると次のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 工事中の騒音やほこりが気になる
- 工事業者の出入りが気になって生活リズムが崩れる
- 小さい子どもやペットの安全面に配慮する必要がある
- リフォーム箇所によっては生活に不便が生じる
- 工事スペースのために家具を移動させる必要がある
- 生活への配慮のため、工期が延びたり費用がかさんだりする
トイレやお風呂、キッチンが使えない場合は生活上の不便を強いられます。
仮設トイレを使う、銭湯に行く、外食をするといった代替措置が必要になります。
また、大規模な工事でも一部屋ごとに工事を行うことは可能ですが、生活のために設備や家具を養生したり、荷物の移動をしたりと業者に生活への配慮をお願いすることになるでしょう。
住みながらリフォームをする際の注意点
数日なら多少不便でも我慢できることも、工期が長くなれば、人によっては大きなストレスに感じる可能性もあります。
注意したいのは、自分や家族がデメリットのある生活に対応できるかどうかです。
総合的に判断するため、「いつから水回りが使えるのか」「養生費用にいくらかかりそうか」「仮設トイレなどの設置はあるのか」などを含めた、全体的なスケジュールを確認しておきましょう。
総合的に検討した結果、メリットよりもデメリットの負担が大きいと判断される場合は、住みながらではなく、仮住まいを用意してリフォームに臨むことをおすすめします。
住みながらのリフォームができない場合の仮住まいは?
住みながらのリフォームができない場合は、工事期間中の仮住まいを用意する必要があります。
工期ごとのおすすめの選択肢は、次のとおりです。
【仮住まいの選択肢】
- 数カ月間の工期:短期賃貸物件
- 数週間~数カ月の工期:週単位、月単位の賃貸物件
- 数日ほどの工期:ホテル
工事期間とは別に、それぞれおすすめのポイントがあります。
短期賃貸物件とは、短期の賃貸借契約が可能な戸建てやマンション、アパートを指します。
通常の賃貸物件に比べて全体的な物件数は限られるものの、ファミリー世帯用やペット飼育可能な物件など、選択肢の幅が広いのが利点です。
週単位、月単位で借りられるウィークリーマンションやマンスリーマンションは、敷金・礼金が無料で、光熱費やインターネット代も家賃に含まれていることがほとんどです。
なるべく居住費用や手続きの手間をかけたくない方に向いているでしょう。
ホテルは、入居に必要な手続きが一番手軽です。
1日当たりの費用は割高な傾向がありますが、家具はもちろん、アメニティ用品も揃っているので、数日間のリフォームに備えるには便利といえます。
住みながらリフォームする場合の工期もチェック
最後に、リフォームの種類ごとに工事期間の目安をご紹介しましょう。
おおよその工期を知っておけば、「住みながらのリフォームでも生活が成り立つか」という判断材料になります。
キッチンリフォーム
キッチン設備の取り替えのみ:2〜3日
床や壁・天井などの周辺の工事も行う場合:1〜2週間ほど
配置換えや間取り変更を伴う場合:2~4週間ほど
浴室リフォーム
システムバス全体の入れ替え:4日前後
在来工法からシステムバスへのリフォーム:1週間前後
トイレリフォーム
便器・便座の取り替えのみ:1日ほど(和式から洋式へ変更する場合はプラス4日程度)
壁紙や床の変更も含むトイレ全体のリフォーム:7日前後
外壁・屋根リフォーム
※延床面積30坪(約100㎡)程度の場合
外壁塗装:2週間前後(足場含む)
屋根塗装:2週間前後(足場含む)
屋根の葺き替え:6~10日ほど
内装リフォーム
クロス(壁紙)の張り替え:3日前後 1部屋
フローリングの張り替え:1~2日ほど 1部屋
具体的な工期は依頼先のリフォーム会社や、リフォーム内容、範囲によっても異なります。
事前に「住みながら進める場合の工期」を業者に確認しておきましょう。
ちなみに、戸建てのフルリフォームには一般的に1〜4カ月程度、工事内容によってはさらに長期間を要するので、仮住まいに移ることをおすすめします。
フルリフォームを検討したいという方は、下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。
一戸建てフルリフォームの費用相場!工期や事例も紹介
一戸建てリフォームを安くする方法を解説!低予算で理想を叶えるには
戸建てリフォームの費用相場を徹底解説!金額を抑える重要ポイントも
住みながらのリフォームは「生活が成り立つか」を踏まえて検討!
住みながらのリフォームを希望される場合は、住みながらでも生活が成り立つか、自分や家族の意見を総合して検討しましょう。
基本的には、部分的で小規模な工事内容であれば工期も短く、住みながらでも進めやすいですが、大規模になると工期が延びるため難しくなります。
住みながらのリフォームは、仮住まいへの引越しの手間がかからないなどのメリットはありますが、業者の出入りや騒音、生活に必要な設備を使えないなどの生活上の不便もあります。
事前に「住みながら行う場合の工期」を確認しておき、工事期間中、自分や家族がデメリットに納得して生活できるのかを考えて検討することが大切です。
リフォーム内容について迷った場合や、断熱性の高い住まいへのリフォームをご検討なら、ぜひ土屋ホームトピアにご相談ください!
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