リフォーム相談BOOK

一軒家をリフォーム費用1500万円で二世帯住宅にした事例|1500万円でどこまでリフォームできるか

リフォームは、新築よりコストを抑えてマイホームづくりができる点が魅力ですよね。

予算1500万円ほどを目安にして、ご実家や中古住宅を二世帯住宅にリフォームすることを検討している方が多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、一軒家を1500万円で二世帯住宅にリフォームすることは可能です!

ただし建物の現状や希望内容によって、1500万円でできること・できないことがあることも、事前に理解しておく必要があります。

今回は全国で68000件以上の施工実績を持つ土屋ホームトピアが、一軒家を1500万円で二世帯住宅にリフォームした施工事例・施工内容などを紹介します。

新築よりもコストを抑えながら、二つの世帯が快適に暮らせる二世帯住宅を完成させるために、ぜひ最後までごらんください。

この記事の監修者
西大條 謙一

土屋ホームトピア 札幌マンション支店
西大條 謙一 札幌マンション支店長/二級建築士

お客様にとってお住まいは大切な財産です。
現状のお住まいの不満点や問題点をお伺いしながら、目には見えにくい快適さや地震に対する安心感をアドバイスさせていただき、末永く安心して暮らせる“家づくり”をモットーに取り組ませていただいております。

一軒家をリフォーム費用1500万円で二世帯住宅にした事例

はじめに、一軒家を1500万円前後で二世帯住宅にリフォームした事例を紹介します。

1200万円、築30年

こちらは、1200万円で、店舗スペースを介護がしやすい二世帯住宅にリフォームした事例です。

【リフォーム内容】

  • 1階にお父様の個室(2部屋)・専用トイレを造作
  • 1階に、お父様の様子を見守りながらご家族が集えるLDKを造作 など
ビフォー
アフター

〈関連ページ〉コンクリートブロックの店舗兼住宅を再生

 

暗かった店舗スペースが、曲線の壁とガラスブロックにより、明るく柔らかな印象の玄関となりました。

ビフォー
アフター

〈関連ページ〉コンクリートブロックの店舗兼住宅を再生

 

LDKとお父様の個室が隣接しています。可動式間仕切りを開放し、1つの空間することも可能です♪

〈関連ページ〉コンクリートブロックの店舗兼住宅を再生

 

1300万円、築19年

こちらは、1300万円で、一軒家を玄関・お風呂のみ共有する二世帯住宅にリフォームした事例です。

【リフォーム内容】

  • 二階に子世帯専用の居住スペースを造作し、総二階建てとした
  • 子世帯の居住スペースが限られているため、ロフト造作(6帖)で収納容量を確保
  • 玄関ポーチに屋根を設けて、除雪作業の負担を軽減 など
ビフォー
アフター

〈関連ページ〉4世代が暮らす家でのロフトの効用~農家を継承する3世帯住宅~

 

子世帯のLDKは、構造上取り除けない柱をいかして空間をゾーニングしています。

ロフトのはしごは、お子さまでも気軽に昇降できるように、高さを調整しました。

子世帯LDK
ロフト

〈関連ページ〉4世代が暮らす家でのロフトの効用~農家を継承する3世帯住宅~

 

1400万円、築17年

こちらは、1400万円で、一軒家を玄関・LDKを共有する二世帯住宅にリフォームした事例です。

【リフォーム内容】

  • 一階世帯の水回り位置を変更し、間取りを調整
  • 二階を増築して、広いバルコニーを造作。バルコニーの壁を高くしてお風呂に大きな窓を設置。
  • 外観デザインを整え、外構工事も実施 など
ビフォー
アフター

〈関連ページ〉Impact & Private

 

LDKの壁に沿って設けた造作棚は、世帯人数が多いご家庭ほど多用途に使えて便利です。

〈関連ページ〉Impact & Private

 

外観デザインのアクセントとなっているバルコニーは、増築部分を目出せない役割も果たしています。

庭の植栽デザインも整え、大家族を包む温かな雰囲気の住宅となりました。

〈関連ページ〉Impact & Private

1520万円、築100年

こちらは、1520万円で築100年の一軒家を四世代同居対応の住宅にリフォームした事例です。

【リフォーム内容】

  • 既存の建材・性能の中で使えるもの・使えないものを分け、過剰な施工をせずにコストダウンできるプランを作成
  • 細かく分かれている間取りをいかし、四世代共有スペース・各世帯専用スペースをゾーニング
  • オール電化導入 など
ビフォー
アフター

〈関連ページ〉建材も家族も、三世代のシンフォニー

 

状態の良い建材・建具に自然素材を組み合わせて、古いもの・新しいものが調和するデザイン・性能の住宅が完成しました。

アフター

〈関連ページ〉建材も家族も、三世代のシンフォニー

 

一般的に築50年以上の住宅は「古民家」と呼ばれ、特殊なリフォームプラン・施工内容が必要となることがあります。

古民家リフォームについては、こちらの記事で事例をご確認ください。

〈関連ページ〉古民家リノベーションの費用事例(200万円台〜)|補助金活用、メリット・デメリットも解説

 

1600万円、築19年

こちらは、1600万円で一軒家を玄関・お風呂のみ共有する二世帯住宅にリフォームした事例です。

【リフォーム内容】

  • 二階バルコニーに個室を増築し、子世帯専用の居住スペースを造作
  • 二階キッチンに造作棚を設置
  • 二階LDKは、屋根形状に沿った勾配天井とした など
ビフォー
アフター


〈関連ページ〉自分スタイルを実現した2世帯

 

勾配天井を採用した2階世帯のLDKは、実際の面積よりも広がりのある空間となりました。

〈関連ページ〉自分スタイルを実現した2世帯

 

一軒家を、1500万円前後で二世帯住宅にリフォームした事例を紹介してきました。

すべて、増築などを含む大掛かりなリフォーム内容でしたね。

一方で、「施工面積を絞る」・「既存の建材を活用する」などの工夫で、リフォーム費用を調整できる点に気づいた方も多いと思います。

1500万円は高額なリフォーム予算ですが、住宅規模・住宅の現状などによって、できること・できないことが分かれる点に注意しましょう

次に「予算1500万円でどこまでリフォームできるか」についても、詳しく紹介します!

リフォーム事例一覧

二世帯住宅リフォームは1500万円でどこまでできるか

「1500万円あれば〇〇の施工を必ずできる」と明確には言えませんが、1000万円台のリフォームでは、主に住宅の基本性能を向上させるリフォームが可能です。

住宅の基本性能を向上させるリフォームとは
  • 老朽化した水まわり設備の交換
  • 家全体の内装リフォーム
  • 外壁リフォーム
  • 屋根のリフォーム
  • 住宅整備の交換
  • 耐震性・断熱性の向上
  • 太陽光発電シ ステムの導入 など

こちらのページで、1000万円以下・2000万円以上のリフォーム内容も確認できます。

リフォームの費用相場

一方で、以下のようなリフォーム内容をご希望の場合は、1500万円をオーバーする可能性があります。

1500万円をオーバーする可能性がある二世帯住宅リフォーム
  • 躯体のみ残してすべてを新しくするフルスケルトンリフォーム
  • 大規模な耐震工事・断熱工事を含むリフォーム
  • 大規模な基礎改修を含むリフォーム
  • 延べ床面積50坪以上など大型住宅の、全面間取り変更を含むリフォーム
  • 建材・住宅設備をすべてハイグレードに交換する など

特に築40年〜築50年以上の古い住宅の場合は、リフォーム費用が高額になるケースが多くあります。

耐震・断熱など暮らしの安全性・快適性に関わる最優先項目を洗い出したうえで、希望をどこまで実現できるかを、施工業者に相談しましょう。

古い住宅の耐震・断熱性能などについては、建物診断・耐震診断などを実施するのがおすすめです。

土屋ホームトピアは、無料の建物診断・耐震診断などを実施したうえで、ご家族の希望に沿うリフォームプランを提案いたします

リフォーム1件ごとに「営業担当・経験豊富なプランナー・高い技術を持つ施工担当」の3者が専属チーム体制を整えて、リフォームを実施いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

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※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
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※全国各地に拠点がございます。

二世帯住宅のリフォーム費用3つの注意点

最後に、二世帯住宅リフォームの費用に関して事前に知っておいていただきたい3つの注意点も紹介します。

  • 間取りパターンによって費用が変わる
  • 費用負担を軽減する補助金・減税制度がある
  • 登記内容等を専門家に相談するのがおすすめ

費用に関する不安をクリアにしてご家族それぞれが快適に暮らせるマイホームを完成させるために、ぜひご確認ください!

間取りパターンによって費用が変わる|特に完全分離型は注意が必要

二世帯住宅の間取りパターンは大きく分けて3つあり、どのパターンを選ぶかによって、リフォーム費用だけでなく生活費(水道光熱費など)も変化します。

間取りパターン 内容
完全分離型 ・玄関のみ共有で、生活スペース&住宅設備すべてを別々にする
・玄関からすべて別々にする
・1軒家を左右に分離するパターン・上下に分離するパターンがある
完全共有型 生活スペース&住宅設備すべてを共有し、各世帯の専用スペースは個室のみ
一部共有型 生活スペースや住宅設備の一部のみ共有する

特に完全分離型については、部屋数が多い・住宅設備が多いなどの影響で、リフォーム費用・生活費が高額になる可能性があります。

二つの世帯のライフスタイル等を長期的に考えて、最適な間取りパターンを選択しましょう。

こちらの記事で、完全分離型・完全共有型・一部共有型それぞれの間取り事例を紹介しています。

〈関連ページ〉実家を二世帯住宅にリフォームする費用・間取りの実例|完全分離・完全共有・一部共有

 

費用負担を軽減する補助金・減税制度がある

1500万円というリフォーム予算は高額ですが、補助金・減税制度を活用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。

主な補助金
省エネ性能向上のリフォームに対する補助金が複数あります。
  • 先進的窓リノベ事業
  • 給湯省エネ事業
  • 住宅エコリフォーム推進事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 次世代省エネ建材の実証支援事業
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業 など
主な減税制度
  • 住宅ローン減税
  • 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置
  • 耐震改修に関する特例措置
  • 省エネ改修に関する特例措置
  • バリアフリー改修に関する特例措置
  • 長期優良住宅化リフォームに関する特例措置
  • 同居対応改修に関する特例措置 など

※上記は、2023年6月時点で実施されている補助金・減税制度です。

※補助金・減税制度の実施状況は変動します。補助金については施工業者や制度実施団体に、減税制度については最寄りの税務署に、申請を検討する時点での最新情報を確認してください。

補助金の対象となる施工内容・補助金額などについて、こちらのページで詳しく紹介しています。

〈関連ページ〉補助金情報|2022-2023リフォームで利用できる補助金・助成金まとめ

 

土屋ホームトピアは、各種補助金の申請サポートを実施しているリフォーム会社です。

「補助金を活用してなるべくお得にリフォームしたい」など、お気軽にご相談ください。

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登記内容等を専門家に相談するのがおすすめ

二世帯住宅を登記する際のパターンは、主に3つです。

登記パターン 内容
区分所有登記 一軒家を分割し、分割した部分それぞれに所有者がいる
(見た目は一軒家だが、書類上は二軒以上の家)
共有登記 一軒家に複数人の所有者がいる
単独登記 一軒屋を一人が所有

上記の登記内容に合わせて、以下のような費用負担が発生します。

  • 固定資産税
  • 不動産取得税 
  • 住宅ローン支払い など

また、登記上の所有者が亡くなった場合には、登記内容をもとに相続税を計算します。

登記内容等の状況によって「贈与税が発生する」・「相続時に減税措置の特例を受けられない」などの問題が発生する可能性があるため、事前に司法書士などの専門家に相談し、最適な選択をしましょう

特に地価が高い土地で二世帯住宅リフォームをする場合は、長年に渡る資金計画・管理が重要です。

まとめ

一軒家をリフォーム費用1500万円で二世帯住宅にした事例予算1500万円で可能なリフォーム内容などを紹介してきました。

1500万円という予算は、新築よりコストを抑えられるイメージがあるものの、決して安い額ではありません。

今回紹介した情報を参考に、二つの世帯が長期に渡って一つ屋根の下で暮らすことを具体的にイメージし、各世帯が快適に暮らせるマイホームを完成させていただけると幸いです!

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