
朝起きて結露した窓や壁などを見るたびに、「何か対策が必要」と感じている方が多いと思います。
でも結露対策のための予算と手間には限りがあるため、「二重窓に交換等の本格的な対策」・「結露防止シートを貼る等の手頃な対策」どっちがいいの?とお悩みではないでしょうか。
そこで今回は68,000件以上のリフォームを手掛けてきた『土屋ホームトピア』が、結露の原因から悩み解消方法まで、わかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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結露に悩まされる生活から抜け出す方法がわかるので、ぜひ最後までごらん下さい!
目次
結露の原因、二重窓・結露防止シートなどの対策が必要な理由を簡単解説

まずは「結露が発生する原因」、「結露が住宅やご家族の暮らしに与える影響」を簡単に確認しましょう。
結露が発生する流れと結露の原因
結露は、以下の流れで発生します。
結露が発生する流れ |
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空気は水分を含んでいて、暖かい空気・冷たい空気を比べたとき、暖かい空気の方が水分を多く含んでいます。冬、室内には水分を含んだ暖かい空気がありますよね。 この暖かい空気が温度の低い窓・壁等に触れると冷たい空気に変化し、同じ量の水分を含んでおけなくなります。 そこで空気から水分が押し出されて、結露が発生します。 ※結露は、環境によって夏に発生するケースもあります。 |
結露が発生する流れを知ると「室内全体を同じ温度にして結露を防ごう!」と思いつくのですが、室内全体を一定温度にするのは、以下のような原因で難しいのが一般的です。
原因 | 例 |
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住宅自体 | ・窓、壁などの断熱性が低い (建材の性質、施工の問題どちらも考えられる) ・外気の影響を受けやすい躯体の住宅である (コンクリート、鉄骨など) ・換気設備、通風計画がうまく機能していない (1つの部屋の中で場所によって温度差・湿度差がある) |
暮らし方 | ・湿度を上昇させる家電がある (加湿器、石油ファンヒーターのような排気する家電) ・家電のほかにも湿度が上昇するモノがある (洗濯物の部屋干し、観葉植物、水槽など) ・家具等のモノを置くことで全く空気が入らない場所がある |
自然に発生 | 人が呼吸をする、汗をかく |
結露の原因が多岐に渡ることを実感しますよね。対策を考えるのが面倒になってしまうのですが...。

結露放置はNG!二重窓、結露防止シートなどの対策が必要な理由
結露の元は空気中の水分で、空気中にはホコリ等が含まれています。
ホコリ等を含んだ水分にはさまざまな菌が付着していて、結露を放置すると高い割合でカビが発生します。
カビは、私たちの生活に悪い影響を及ぼします...。
- 付着したモノ(窓のパッキン、壁など)に深く根をはり、最終的には破壊する
- 人の体に入り込み、アレルギー症状を引き起こす可能性がある
そのため、結露を放置するのはNGです。

二重窓、結露防止シートどっちを選ぶべきか判断する基準

次に、具体的な結露対策を確認しましょう。
結露対策は、大きく分けて2種類です。
対策 | 特徴 |
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本格的な対策 (二重窓に交換等のリフォーム) |
・プロが原因を調べて対策するため高い効果が期待できる ・効果が長く続く ・費用が高いがアフターフォローも依頼できる |
手軽な対策 (結露防止シート等) |
・軽い結露であれば改善できる可能性がある ・結露の原因・状況によって全く効果が出ないケースもある ・効果が出る期間が短いので繰り返し対策する必要がある ・費用が安い |
「どっちを選べばいいの?」と悩みますよね。
上記一覧表で紹介した2種類の対策の特徴から、以下のような基準で対策を決めるのがおすすめです!
基準 | 対策 |
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予算 | ・費用がかかってもOK。結露に悩む生活から開放されたい! →本格的な対策 ・手軽に対策したい。毎日のメンテナンスも頑張れる! →手軽な対策 |
結露の現状 | ・窓全体から水が滴り落ちる、カーテンがびしょびしょになるなどひどい結露 →本格的な対策 ・窓枠が軽く濡れる程度 →手軽な対策 |
毎日のメンテナンス | ・結露が広範囲、多忙などでなるべく手間を省ける対策がしたい →本格的な対策 ・結露場所が限られている等で毎日結露拭き取り、換気などに取り組める →手軽な対策 |
対策後の結露 | ・結露がほとんど気にならなくなるのが希望 →本格的な対策 ・結露が短期的に軽減すればOK。結露が再発したら対策を繰り返す →手軽な対策 |
上記4つの基準を検討し、ご家族にとって最適な選択をして頂けると幸いです。

その場合は手軽な対策で結露を解消するのが難しいため、住宅やご家族の健康への影響を考えてリフォーム業者等のプロに原因と対策を相談するのがおすすめです。
土屋ホームトピアは、概算お見積り・建物診断を無料で行います。
結露対策が必須の北海道で創業し、68,000件以上のリフォーム実績がございますので、結露に関するお悩み解決をお任せ下さい!
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
全国19箇所に拠点がございますので、お気軽にご相談下さい♪
結露対策の方針を決めたら、早速具体的な対策に取りかかりましょう!
本格的な対策・手軽な対策を、それぞれ詳しく紹介します。
【本格的に対策】二重窓等に交換等、リフォームの種類を解説

本格的な結露対策のためのリフォームは、結露の原因によって内容を検討する必要があります。
結露の原因 | リフォーム内容 |
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窓の劣化 ・パッキンの劣化で断熱性が低下 ・窓と外壁・レールの間に隙間がある など |
・窓を追加して二重窓にする ・断熱性が高い窓に交換 複層ガラス・真空ガラス・熱線反射ガラス・熱線吸収ガラスの窓 |
窓自体の断熱性が低い ・アルミの窓枠等 |
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躯体の断熱・防湿が不十分 | ・断熱工事 ・防湿工事 |
通風計画が不十分 | ・窓の位置変更 ・換気設備交換 ・通風が確保しにくい部位(収納等)の撤去や位置変更 ・給気口の位置変更 |
上記の中で特に多いのが、窓の追加や交換で結露の状況が大幅に改善するケースです。

二重窓の結露・防寒効果、窓リフォーム全般の費用について、こちらの記事で詳しく確認できます!
〈関連ページ〉二重窓を後付けするリフォーム|効果(結露、断熱、防音など)、費用、補助金など解説
また大規模なリフォームを検討中で結露対策を万全にしたい場合は、ほかの工事内容を慎重に組み合わせてプランを組み立てましょう。
結露が出やすい寒冷地域でのリフォーム実績が豊富な複数社に見積もり作成を依頼のうえ、最適なプラン提案をしてくれる業者を選んで下さい。
寒冷地域でのリフォームを得意とする業者をお探しの方は、土屋ホームトピアにご相談下さい。
超断熱・超換気を実現する高い技術力・提案力で、結露等のお悩みを解決致します!
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【手軽に対策】0円の対策、結露防止シート等の対策を紹介

次に「本格的な対策をするほどの状況ではない」、「費用をかけずに対策したい」とご希望の方のために、0円からできる対策を紹介します。
0円の結露対策
0円の結露対策は、以下のとおりです。
毎日手間がかかりますが、ご自宅の状態を把握しながら快適に暮らすためのヒントでもありますので、本格的なリフォームを検討している方も参考にして頂けると幸いです。
対策 | 内容 |
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換気 | ・数時間に1回窓を開けて換気 ・押し入れや収納なども開放して換気 ・通気が難しい場所はサーキュレーター等で強制的に換気 |
家具等の配置を検討する | ・壁、窓などとの間に空間を設けて空気の通り道をつくる ・観葉植物、水槽を換気しやすい場所に置く |
暖房機器等の使い方を再確認 | ・室温を高くしすぎない ・温度・湿度計を参考にして室内環境を調整※ |
結露を拭き取る | 1日2回ほど(朝、日が沈んでから)結露をチェック。水滴があったら拭き取る。 |
※環境工学等で活用されている「湿り空気線図」から、結露が発生する室内環境例を紹介します。
例)
- 温度 20℃、湿度 60%の部屋の温度が12℃に下がると結露が発生
- 温度 25℃、湿度 60%の部屋の温度が15℃に下がると結露が発生

身近で買える手頃な結露グッズ
軽い結露の場合、0円の対策と結露グッズを組み合わせることで結露を大幅に改善できる可能性があります♪
身近で買える手頃な結露グッズを紹介します。
結露グッズ | 価格 |
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結露防止シート 結露防止フィルム |
数千円 |
結露防止スプレー 結露吸収スプレー |
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結露給水テープ | 数百円 |
プチプチ | |
窓用ヒーター | 2〜3万円前後 |
除湿機 | 2〜5万円前後 |
このほか開放式の暖房機器(排気する石油ストーブ等の暖房機器)をエアコン・オイルヒーターなどに変更するのも、結露発生を抑える対策のうちの1つです。
結露が原因でカビが繁殖した場合の掃除方法、予防法

最後に、結露が原因でカビが発生した場合の対処法も確認しましょう。
カビの掃除方法
結露が原因でカビが発生したら、中性洗剤orアルコールスプレーを使って掃除をして下さい。
カビの胞子が飛散しないように、ぬれ雑巾等でカビ拭き取るのがおすすめです。
頑固なカビはカビ取り剤を使って掃除できますが、以下の点にご注意下さい。
- 洗剤の注意書きをよく読み、使用NGの場所(パッキン、壁紙、木材など)を確認
- お子さまやペットが洗剤に触れないよう、洗剤をよく落とす
- お子さまやペットが洗剤に触れないよう、カビの場所によって使用の是非を検討
カビの予防方法
アルコールスプレーには、カビの予防効果もあります。
結露が発生する場所にまだカビが発生していない場合やカビをキレイに掃除した後は、アルコールスプレーを吹きかけておきましょう。
まとめ
結露の原因、対策について解説してきました。
コラムのポイントまとめ |
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築年数が古い住宅、カビがひどい場合などは、リフォームでの本格的な対策が避けられないケースがあります。
こまめに結露の状況をチェックし、必要を感じたらぜひリフォーム業者等のプロに相談して下さい!
土屋ホームトピアは断熱・換気・耐震に関する高い施工技術を持っており、数多くのリフォームを手掛けてきました。
無料の建物診断・耐震診断のうえでご家族のご希望に寄り添う最適なプランを提案いたしますので、お気軽にご相談下さい。