リフォーム相談BOOK

窓(二重窓)リフォームに利用できる補助金を紹介!申請方法を知ろう

こんにちは。土屋ホームトピア札幌豊平支店の渡辺賢人です。

窓を二重窓にするリフォームは断熱効果が高いため、断熱リフォームではぜひ検討して欲しい工事のひとつ。
国や自治体による補助金制度もあるため、補助金を上手に使うことで自己負担を抑えながら窓(二重窓)リフォームが可能です!

今回のコラムでは、窓(二重窓)リフォームの際に活用できる補助金制度について解説します。
それぞれの要件や補助対象となる工事、補助金、申請方法などをご紹介しますので、活用できる補助金がないかぜひチェックしてみてください。

この記事の監修・執筆者
札幌豊平支店長

土屋ホームトピア 札幌豊平支店
店長 渡辺 賢人

思い入れのあるお住まいを、10年・20年先まで大切に暮らしていただけるよう、将来に向けたご提案を心がけております。「メンテナンスにかかる費用を減らしたい」、「思い出のある家をずっと大事に使いたい」など、お住まいに関するたくさんの想いがあると存じます。些細なことでも、お気軽にご相談ください。

窓(二重窓)リフォームのメリットとは?どんな補助金がある?

窓(二重窓)リフォームとは、窓に内窓を設置して窓サッシ・窓ガラスを二重にし、断熱性を高めるリフォームです。
寒冷地である北海道ではもともとよく見られる形ですが、効果の高い断熱リフォームとして都心部でも取り入れるケースが増えています。

開口部である窓は室内の熱が逃げやすい部分のため、窓の断熱性を上げることで家全体の断熱性を高めることができます。

窓の断熱リフォームをするとこんなメリットがありますよ。

  • 家の断熱性が上がり、冬は暖かく夏は涼しい快適な室温を保てる
  • 冷暖房効率が上がり、光熱費を抑えられる
  • 室内に温度差ができにくく、温度差による結露の発生を抑えられる
  • 結露によるカビの発生、カビによるダニの発生を抑え、アレルギーの症状を軽減できる
  • カビで家が傷むのを防いで、家が長持ちする
  • 気密性が高まることで防音性が高まる

断熱リフォームを行うことで高性能で長持ちする住宅が増え、冷暖房などの消費エネルギーを抑えることにつながるため、環境問題の解決にも寄与できるという一面も。

日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しているため、国や自治体からの補助金制度の対象にもなっています。
多くの補助金制度では窓の断熱リフォームも対象ですので、ぜひ補助金を上手に活用して、自己負担を抑えながらリフォームを行いましょう。

窓リフォームの効果については「二重窓(二重サッシ)で断熱効果アップ!メリット・デメリットも解説」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

国からの窓(二重窓)リフォームの補助金をご紹介

現在、窓(二重窓)リフォームに対して国が実施している補助金事業は4つあります。
どんな補助金で、窓リフォームにどう活用できるのかをご紹介します。
※2023年2月21日現在で、2022年度の申請受付を締め切り済みのものもあります。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

高性能建材(断熱材、窓、ガラス)を用いて一定の断熱リフォームをした場合に、その費用の一部が補助されます。

補助対象 15%以上の省エネ効果が見込まれる高性能建材を使用した、既存住宅のトータル断熱リフォーム、または居間の断熱リフォーム工事。
補助金額 一戸当たりの上限は、戸建て住宅で120万円、集合住宅で15万円。 かつ、補助対象費用の1/3以内。
申請方法 リフォームを行う住宅の所有者が申請し、交付決定を受けたうえで工事着手。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

こどもエコすまい支援事業

一定の省エネ改修工事に対して、費用の一部が補助されます。
子育て世帯・若者世帯による改修や、既存住宅の購入を伴う改修では補助上限が高くなります。

補助対象 登録事業者を利用して行う一定のリフォーム工事が対象。
補助金額 リフォームでは一戸あたり上限30万円。 子育て世帯・若者世帯の場合は上限45万円、既存住宅の購入を伴う場合は上限60万円。 そのうち、二重窓リフォームに関しては1カ所あたり15,000円~31,000円で、窓の性能と面積によって異なる。
申請方法 工事を行うリフォーム業者など事業者が申請する。

こどもエコすまい支援事業

住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)

先進的な断熱性の窓に交換するリフォームに対して、改修費用の一部が補助されます。

補助対象 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結して行う、窓のリフォーム工事。
補助金額 一戸あたり5万円〜最大200万円とし、工事の内容に応じて、改修費用の1/2程度を定額補助。 そのうち二重窓リフォームについては30,000円~124,000円で、窓の性能とサイズによって異なる。
申請方法 工事を行うリフォーム業者など事業者が申請する。

住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)

長期優良化リフォーム推進事業

既存住宅の長寿命化や省エネ化に向けた、性能向上リフォームや子育て世帯向け改修に対して、その費用の一部が補助されます。

補助対象 耐震性や省エネルギー性を上げるリフォームで、特定の住宅性能を一定の基準まで向上させる工事。
補助金額 補助対象費用の1/3、改修後の住宅性能によって100万円・200万円・300万円を上限。
申請方法 工事を行うリフォーム業者など事業者が申請する。

長期優良化リフォーム推進事業

なお、「こどもエコ住まい支援事業」「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業」は、2023年から追加された新しい補助金事業です。

断熱リフォームでの補助金・助成金について最新情報をチェック!」で、さらに詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。

地方自治体からの窓(二重窓)リフォームの補助金をご紹介

国の事業のほか、都道府県や市町村といった自治体ごとでも、窓(二重窓)リフォームに対する補助金事業を行っている場合があります。

自治体のホームページを確認したり、「地名+二重窓+補助金」といったキーワードで検索したりして、お住まいの自治体に補助金事業があるかどうかチェックしてみましょう。

令和4年に実施されていた自治体独自の補助金制度を3つご紹介します。
※2023年2月21日時点の情報です。令和4年分の受付は終了している場合もあります。

【札幌市】札幌市エコリフォーム補助金

札幌市の建設業者を利用して一定の省エネ改修やバリアフリー改修を行う際に、改修費用の一部を補助します。

補助対象 札幌市内の戸建て住宅、共同住宅の住居部分で、補助金額の合計が3万円以上になり、かつ、総工事費が30万円以上になる工事が対象。 補助金交付決定後に工事に着手し、申請年度の1月末日までに完了することが必要です。
補助金額 総工事費の10%または、一戸あたり50万円のどちらか少ない額が上限。 窓については1カ所7,000円~18,000円で、大きさによって異なる。
申請方法 札幌市住宅課へ補助金交付申請書を提出し、抽選と審査を経て、交付決定を受けたうえで工事に着手。 工事完了後に完了報告書を提出して、完了検査を受けて補助金交付となります。

【札幌市】札幌市エコリフォーム補助金

【東京都千代田区】令和4年度千代田区省エネルギー改修等助成制度

東京都千代田区にある住宅やマンション共用部、事業所ビルなどで、省エネルギー機器等への改修を行う際に、費用の一部を助成します。

助成対象 窓については、単板ガラス窓からの改修、居室(部屋)全ての窓を改修する場合が対象です。
助成金額 住宅については上限合計額が75万円、その中で二重窓工事については対象経費の20%。
申請方法 千代田区へ補助金交付申請書を提出し、審査を経て交付決定を受けたうえで工事に着手。 工事完了後に完了報告書を提出して、完了検査を受けて補助金交付となります。 改修前後1年間のエネルギー使用量を記した実績報告書の提出も必要です。

【東京都千代田区】令和4年度千代田区省エネルギー改修等助成制度

【横浜市】省エネ住宅補助制度

横浜市内にある耐震性を有する住宅に対して一定の改修工事を行う場合に、工事費の一部を補助します。

補助対象 横浜市内にある耐震性を有する一戸建て、または共同住宅で、一定の断熱性能に関する改修工事または設備の効率化工事が対象。
補助金額 住宅の種類や条件により15万円~200万円が上限。
申請方法 横浜市住宅供給公社へ補助金工費申請書を提出し、交付決定を受けたうえで工事に着手。 工事完了後に完了報告書を提出し、補助金交付となります。

窓(二重窓)リフォームで補助金を申請する際の注意点とは?

補助金事業を活用した窓(二重窓)リフォームを考えている場合、補助金事業の申請期間やタイミングに注意を。

申請期間が定められているほか、リフォーム業者との契約前に申請が必要、工事着工前に申請と交付決定が必要、期限内に工事完了していなくてはいけないなど、申請や工事進行のタイミングにも決まりがあるケースが多いです。

リフォーム工事を依頼する業者も「該当する補助金事業の登録事業者であること」が要件のケースもあります。

利用を考えている補助金の概要や条件について事前にしっかり確認し、さらにはリフォーム業者にも相談したうえで申請や契約をすすめましょう。

申請期間に余裕があっても、予算の上限に達し次第受付を終了するというものもありますので、条件がそろっている場合にはできるだけ早く申請することをおすすめします。

窓(二重窓)リフォームで使える補助金を知ろう!負担を抑えて断熱改修

開口部である窓は室内の熱が逃げやすい場所なので、窓の断熱リフォームをすることで住宅全体の断熱性を上げることができます。
内窓を設置して二重窓にする窓リフォームは、断熱効果が高いとして、近年は都市部でも採用する方が増えています。

窓(二重窓)リフォームでは、国や自治体が実施している補助金が活用できます!

現在、国の事業としては以下の4つがありますよ。

  1. 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
  2. こどもエコすまい支援事業
  3. 住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)
  4. 長期優良化リフォーム推進事業

既存住宅における断熱リフォーム支援事業
こどもエコすまい支援事業
住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)
また、独自の補助金を実施している自治体もあるので、お住いの自治体のホームページなどをぜひチェックしてみましょう。

なお、窓リフォームで補助金を活用する場合は、申請期間や契約や工事開始のタイミングに注意を。
申請期間内でも予算上限に達し次第終了する場合もあるので、早めに申請を行いましょう。

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