こんにちは!土屋ホームトピア本店の星 忠之です。
戸建てリフォームを検討する際には、いくらくらい金額をかければ、理想の仕上がりになるのか気になりますよね。
それぞれのリフォーム事例や、工事内容別の費用を知っておきたい方もいるでしょう。
そこで今回は、リフォーム予算を500万円・1,000万円を目安に分け、リフォーム事例もあわせてご紹介します!
工事箇所ごとの費用、リフォームローンや補助金についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
事例からご紹介!500万円・1000万円前後でできる戸建てリフォーム
戸建てリフォームと一口にいっても、部屋の内装や設備、間取りを変更したり、耐震や断熱といった住宅性能を向上させたり、外観を変更したりと多岐に渡ります。
どんな内容を盛り込むかはもちろん、リフォームする戸建ての広さや築年数でも費用は変わってくるでしょう。
一概に「このリフォームはこの価格」とはいえませんが、予算500万円と1,000万円を目安として、どのようなリフォームができるのか簡単にまとめると次の違いがあります。
予算500万円ほど:部分的なリフォームができる予算感
- キッチンや浴室など水回りのリフォーム
- 壁紙や床のの張り替え
- 間仕切りやドアの増設・撤去など小規模な間取り変更
予算1,000万円ほど:建物の全面改装「フルリフォーム」も選べる予算感
- 複数の部屋、外装も含めたリフォーム
- 大きな間取り変更
- 耐震や断熱など住宅性能に関わる大規模なリフォーム
土屋ホームトピアのYouTubeチャンネルでも、予算別のリフォーム内容をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
では、まずは次の6つの実例をご紹介します。
【500万円以内のリフォーム事例】
- 「420万円」で仕切りを取り広々としたLDKに
- 「450万円」で和室と洋室をLDKに
- 「500万円」でシンプルな間取りへ
【1,000万円前後のリフォーム事例】
- 「850万円」で1階をまるごとブルックリン風に
- 「980万円」で2階部分を二世帯住宅仕様に増築
- 「1,050万円」で1階と外装デザインを一新!
事例1:「420万円」で仕切りを取り広々としたLDKに
夫婦2人暮らしの木造住宅。
両親から受け継いだ築24年の1階を広々としたLDKにリフォームした事例です。
ビフォー
アフター
工事面積は52.44㎡。
もともと、和室と縁側、リビングとキッチンがそれぞれ区切られていましたが、リフォームで壁を取り、明るく開放的な空間が生まれました。
キッチンはカウンター式に、和室は段差を付けただけの小上がり和室に変わっています。
事例2:「450万円」で和室と洋室をLDKに
2つ目は、夫婦2人が住む、軽量鉄骨造・築8年の戸建ての1階を、カフェ風のおしゃれなLDKに仕上げたリフォームです。
ビフォー
アフター
工事面積は39.54㎡。
壁や床に断熱材を入れ、床はホワイトオークの無垢材、壁はしっくい塗りにそれぞれ変更しています。
和室の壁を取り去り、2階からキッチンを移動して、使い勝手の良い広々とした空間に生まれ変わりました。
事例3:「500万円」でシンプルな間取りへ
500万円以内の3つ目の事例は、築24年の戸建てを間取り変更し、シンプルな動線にした例です。
ビフォー
アフター
工事面積は166㎡。
パネルヒーターも取り入れ、遮るものの少ない間取りにリフォームしました。
リビング・ホール・和室・2階をつなぐ大きな空間をつくり、仏間も設置。
ご主人の私室はプライベートな空間に。
日当たりの悪いリビングを移動したことで明るくなり、喜んでいただけました。
事例4:「850万円」で1階をまるごとブルックリン風に
1,000万円前後の最初のリフォームは、夫婦と子ども2人の4人家族が住む戸建て。
中古で購入した木造築36年の家で、床や壁、天井への断熱施工、1階全体をブルックリン風に仕上げた大規模なリフォームです。
ビフォー
アフター
工事面積は52.17㎡。
和室と応接間、押し入れと床の間があった部分の仕切りを取って、広いLDK空間に。
玄関ホールを抜けてすぐに、LDK、寝室、洗面脱衣室からまたホールへと、ぐるりと動線が続くので、移動がスムーズになっています。
事例5:「980万円」で2階部分を二世帯住宅仕様に増築
続いては、築25年の木造戸建ての2階部分を、二世帯住宅仕様にリフォームした事例です。
ビフォー
アフター
工事面積は46.37㎡(増築9.93㎡)。
もともとは寝室や子ども部屋だった場所の区切りをいったん取り払い、夫婦の寝室とキッチンリビングに変更しています。
押し入れ部分と寝室の一部は、トイレと浴室スペースに。
内装はシックな雰囲気漂う、シンプルモダンでまとまっています。
事例6:「1,050万円」で1階と外装デザインを一新
最後にご紹介するのは、夫婦2人暮らしの築30年の木造戸建てのリフォームです。
ビフォー
アフター
工事面積は102㎡。
親から受け継いだ家のため元の形をなるべく残しつつ、住み心地や機能性を向上させています。
内装を現代仕様に整え、キッチンは対面式に変更。
生活動線を考え、扉の向きや収納の位置も使い勝手が良いように変えています。
リフォームを500万円・1000万ほどで叶えるなら工事箇所ごとの費用も確認!
それぞれの予算ごとにどんなリフォームができるかイメージが掴めたところで、工事箇所ごとの費用目安も参考にご紹介します。
一般的な相場をお伝えしますので、予算感を掴むための参考にしてくださいね。
また、あわせてリフォームの予算を考える際のポイントもご紹介します。
工事箇所ごとの費用目安をチェック
キッチン・水回りのリフォームにかかる費用
キッチンやトイレ、洗面所などをリフォームするには、下記の予算相場となります。
- キッチン:約50~250万円
- トイレ:約20~50万円
- 洗面所:約15~50万円
- 浴室:約60~200万円
- 浴室(在来工法からユニットバスへの交換)約100~200万円
間取り変更のリフォームにかかる費用
間取り変更に伴う費用相場は、下記のとおりです。
- 間仕切りの設置:約5~30万円(1箇所当たり)
- 間仕切りの撤去:約5~20万円(1箇所当たり)
- ドアを増設:約10~20万円
また、間取りを変更すると、内装の統一を図るため、壁紙や天井のクロス、床の張り替えを行う必要があるでしょう。
下記のような内装リフォームのみであれば、部屋の広さにもよりますが、およそ30万円以下で施工できる場合がほとんどです。
- 壁や天井のクロス張り替え:約750~1,500円(1㎡当たり)
- 床の張り替え:約2~7万円(1畳当たり)
新しくリビングを追加するなど部屋を増やすときは、100〜300万円ほどを見積もっておくと良いでしょう。
ただし、リフォームに使う素材や資材がハイグレードであったり、工事面積が広くなったりすると、相場より高くなる場合もあります。
外壁・屋根・住宅性能のリフォームにかかる費用
築年数が古い場合は、外壁や屋根のリフォーム、耐震補強や断熱施工など、建物の外側や住宅性能を高めるリフォームも検討しましょう。
築10年を過ぎると、住まいの劣化にも気を配る必要があるからです。
家の外側が痛んだり、断熱材が劣化したりすると、家の内部に湿気や外気が入り込み、部材が腐ったり、シロアリの発生源になったりするため、予防策を講じる必要があります。
一般的な戸建て住宅(30坪)の場合、外壁と屋根の費用相場は下記のとおりです。
- 外壁:約60~200万円
- 屋根:約40~300万円
塗装などリフォームの種類や、使う塗料・外壁外装材によってかかる費用にバラつきがあります。
また、高所での作業となるため、足場の設置や撤去に、15〜20万円ほどかかる場合も。
外壁と屋根のリフォームは一括して行うと節約につながるでしょう。
住宅性能を高めるための耐震補強と断熱施工の費用相場もご紹介します。
- 耐震補強の平均施工費用:約150万円
- 断熱施工(充填断熱):約2,000~12,000円(1㎡当たり)
耐震補強にかかる工事は、実際には補強用の金具や筋交いの取り付けなど比較的小規模なものから、家全体に関わる大規模な工事まで、どれを選ぶかで約20〜300万円と開きがあります。
断熱リフォームの種類ごとの費用目安は「断熱リフォームの効果やメリットは?費用の目安・抑え方や注意点も解説 」でもご紹介しています。
ぜひあわせて参考にしてください。
リフォームの予算を考える際のポイント
500万円程度の予算なら、ご紹介した上記の工事箇所から優先したい内容を選び、予算が余れば、ほかのリフォームを取り入れるようにすると希望のリフォームが実現しやすいでしょう。
大幅でなければ、間取りも変更可能です。
1,000万円程度の予算の場合は、より多くの内容・広範囲のリフォームができ、大規模なフルリフォームも叶います。
ご紹介したのは、あくまで一般的な相場になりますので、実際にリフォームを依頼する場合は複数社に相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
大体の相場が掴めますし、リフォーム会社ごとに合わせて行うとお得な工事箇所もあるので、検討しやすくなるでしょう。
リフォーム会社の選び方は、「後悔しないリフォーム会社の選び方とは?失敗事例もチェック」にて解説していますので、ぜひあわせて参考にしてくださいね。
リフォームローンや補助金も活用してみよう!
「リフォームに使える自己資金が足りない」といった場合は、リフォームローンや補助金の活用を検討してみましょう。
リフォームローンとは?
リフォームローンとは、住まいのリフォーム費用を目的にした借入手段で、増改築や修繕の費用に使えます。
種類は担保が不要な「無担保型」と「有担保型」があり、一般的には有担保型のほうが借入上限金額が高く、金利の相場が低い傾向にあります。
選び方として、1,000万円以下の予算・短期返済が可能なのであれば「無担保型」、1,000万円を超える予算・長期返済を希望であれば「有担保型」が向いているでしょう。
リフォームローンについて詳しくは「住宅ローンとリフォームローンの違いは?メリット・デメリットも」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
リフォームに使える減税制度や補助金とは?
また、場合によっては減税制度や補助金を使い、支出を抑えることができますよ。
補助金が使える主なリフォームとして、次のようなものがあります。
※2024年1月時点
それぞれチェックしてみてくださいね!
なお、期限があるため早めに確認することをおすすめします。
また、介護保険に入っている要支援及び要介護の認定を受けた方の一定のリフォーム(段差の解消や手すりの設置等)に関しても、上限20万円まで(所得に応じて1割から3割自己負担)国から補助金が支給されます。
部分的なリフォームは500万円でも可能!広範囲なら1,000万円を目安に
戸建てリフォームを500万円の予算で行うなら、部分的なリフォームが主になります。
一部の部屋の内装や間取り変更、「キッチン周りだけ、水回りだけ…」と範囲を限定したリフォームであれば、500万円の予算でも対応できるでしょう。
対して、大規模なリフォームを希望するなら、1,000万円前後を目安に予算を組むことをおすすめします。
築年数が10年を超えてくると、建物の劣化にも気を配る必要があるため、外壁や屋根、耐震・断熱といった住宅性能のリフォームもぜひ検討してみてください。
自己資金だけで費用を賄えない場合は、リフォームローンや補助金制度を利用する方法もあると知っておきましょう。
「リフォーム内容やリフォーム時のローンに迷っている」「断熱性の高い住まいへのリフォームを検討中」など、リフォームについて気になることがあれば、ぜひ土屋ホームトピアにご相談ください。
土屋ホームトピアは断熱や換気に優れたお家へのリフォームをお手伝いします!