
50代〜60代を迎えて老後の夫婦二人暮らしを考えるとき、まずは長く安心して暮らせる住居を確保したいですよね。
「夫婦二人でも」「夫婦それぞれでも」「独立したお子さまの来訪時や来客時でも」快適な間取りの、暮らしやすさを重視して選べるマンションを検討している方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数多くのご家族のマンション購入・リフォームをサポートしてきた土屋ホームトピアが、老後に快適な夫婦二人暮らしが送れるマンションの間取り事例、マンションの選び方などを解説します。
愛着を持って暮らせる住居での充実したライフスタイルを実現するために、ぜひ最後までご覧ください!
目次
老後の夫婦二人暮らしに最適な間取りのマンション事例(1LDK〜)

老後に夫婦二人暮らしをするためのマンション選びで、はじめに気になるのは間取りではないでしょうか。
そこで、土屋ホームトピアのリフォーム事例から、マンションを老後の夫婦二人暮らしのためにリフォームした間取り事例を紹介します!
※ご紹介するリフォーム費用は、お引き渡し当時のものです。 同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
【3LDK→1KDK】リフォーム費用200万円
はじめに、お子さまの独立をきっかけに、3LDKのマンションを夫婦二人暮らしにフィットする1LDKの間取りに変更した事例です。
〈関連ページ〉35cmが生む洗面脱衣室の快適性~寒冷地の洗濯物事情~
リビングの面積を広げてランドリーエリアを設け、キッチンの向きも変更しました。
特に寒冷地では年間を通じて部屋干しをする機会が多いため、室内に専用スペースがあると便利ですね♪

〈関連ページ〉35cmが生む洗面脱衣室の快適性~寒冷地の洗濯物事情~
ランドリーエリアの天井に間仕切り用のスクリーンを埋め込んでいるので、来客時には洗濯物を目隠しできます。
スクリーンは、ご夫婦二人で過ごす日には開放してLDKを広く使い、来客時には降ろして客間として使える点も魅力です。


〈関連ページ〉35cmが生む洗面脱衣室の快適性~寒冷地の洗濯物事情~
【4LDK→2LDK】リフォーム費用460万円
こちらも、お子さまの独立をきっかけに、お住まいのマンションをリフォームした事例です。
4LDKの間取りを2LDKに変更し、書斎やウォークスルークローゼットを設けました。
〈関連ページ〉昼の明るさと夜の暗さを愉しむ住まい~光と影と音楽と~
ご夫婦それぞれがキッチン・書斎で趣味の音楽を楽しめるように、音が心地よく響く設計を工夫しました。
また「木のぬくもりを感じられる家づくり」をテーマに、内装改修、照明設計の見直しなども実施しています。

〈関連ページ〉昼の明るさと夜の暗さを愉しむ住まい~光と影と音楽と~
【3LDK→2LDK】リフォーム費用600万円
こちらは、お子さまの独立後に、ご夫婦とペットが暮らしていたマンションをリフォームした事例です。
間取り変更とあわせて内装も大きく改修し、老後までご夫婦二人がゆったりくつろげるデザインとなりました。
〈関連ページ〉MOON LIGHT〜豊かな曲線が優しい思い出となる部屋〜
柔らかな曲線を取り入れた上質な室内デザインです。

〈関連ページ〉MOON LIGHT〜豊かな曲線が優しい思い出となる部屋〜
マンション特有の下がり天井(梁のように天井から大きく突き出た部分)は、上画像のように照明等でおしゃれに活用できます!こちらの記事で事例を紹介しています。
〈関連ページ〉マンションの梁おしゃれな活用事例|梁の中身、梁がない構造・工法についても解説
【3LDK→3KDK】リフォーム費用835万円
こちらは、60代のご夫婦がお住まいのマンションを、生活動線がよく、家事作業がしやすい間取りにリフォームした事例です。
キッチンを90度回転し、楽しく料理・配膳ができるようになりました♪
〈関連ページ〉90度回転 広々マンションキッチン
和室を解体してLDKを広げたことで、見晴らしが良く明るい大空間が生まれました。

〈関連ページ〉90度回転 広々マンションキッチン
【3LDK→1LDK】リフォーム費用1360万円
こちらは、仏間の充実と室内環境の改善を中心にリフォームプランを組み立てたマンション事例です。
細かく分かれていた間取りをご夫婦の使い勝手に合わせて整理し、ゆったり過ごせる1LDKの住居が完成しました。
〈関連ページ〉明るい和空間が広がる部屋に生まれ変わったマンションリフォーム
上事例のように壁を壊して部屋をつなげるリフォームの費用について、こちらの記事で紹介しています。
〈関連ページ〉壁を壊して部屋をつなげる費用一覧(+引き戸設置など)|撤去すると耐震性に影響する壁も解説
仏壇に合わせて和室をデザインしました。
また、屋外・室内の雰囲気を切り替える和のデザインにもこだわっています。

〈関連ページ〉明るい和空間が広がる部屋に生まれ変わったマンションリフォーム
老後にご夫婦二人で快適に暮らせるマンション間取りを紹介してきました。

次に紹介するマンション購入で後悔しない方法もあわせて確認し、周辺環境や資金面などでも満足度の高い住居選びをしていただけると幸いです!
土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひご覧ください。
〈施工事例〉
50代〜、夫婦二人暮らしのためのマンション購入で後悔しない5つのポイント

マンション購入・リフォームには高額な費用が必要なため、購入したマンションに後悔したくないですよね。
そこで次に、マンション購入で後悔しないための重要ポイントを、4つ紹介します。
- マンションの立地・周辺環境選び
- 夫婦二人暮らしに適した面積選び|コンパクトマンションという選択肢もある
- リフォームプランの組み立て方
- マンション管理状況の確認
- 資金計画
マンション立地・周辺環境選び

そのため、老後まで長期に渡ってご夫婦が暮らしやすい立地・周辺環境のマンションを選ぶのがおすすめです。
例として、以下のような項目を慎重に確認しましょう。
立地・周辺環境の確認項目例 |
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夫婦二人暮らしに適した面積|コンパクトマンションという選択肢もある

世帯人数 | 住宅面積の水準 |
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1人 | 40〜55㎡ (約12〜16坪) |
2人 | 55〜75㎡ (約16坪〜22坪) |
3人 | 65〜100㎡ (約19坪〜30坪) |
4人 | 85〜125㎡ (25坪〜37坪) |
〈参考〉国土交通省『住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準』
※面積の数値に幅があるのは、居住地(都市部・都市部以外)・子どもの人数に合わせて数値が変動するためです。
上記の数値はあくまでも目安で、夫婦の暮らし方によってもっとコンパクトな面積or広い面積が適している場合もあります。
例えば「荷物をなるべく少なくして、維持費用も抑えたいという場合には、あえてコンパクトマンションを選ぶ」といったケースもあることを念頭に置いて、必要な面積を検討するのがおすすめです。
リフォームプランの組み立て方

要素 | 内容 |
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リフォームしやすいマンション選び | 間取り変更をしやすい&リフォーム費用を抑えられるマンションを選ぶために、購入前に建物診断※を受けるのがおすすめ。 |
間取り | ・間仕切りの少ない間取り ・家事動線にこだわり、回遊動線(行き止まりがない動線)を取り入れる ・寝室とトイレを近くに配置 ・十分な収納容量を確保する ・可動式間仕切りを採用するなど、可変性のある間取り ・ご夫婦それぞれの時間を持てるワークスペースなどを取り入れる など |
住宅性能 | 結露・寒さなどに悩まされないために、断熱性・換気性などの住宅性能も意識したリフォームプランがおすすめ |
バリアフリー | ・段差をなくす ・床を滑りにくい素材にする など |
※土屋ホームトピアは、リフォーム前の建物診断を無料で実施しております。お気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
現在の住居で気に入っている点・改善したい点を整理して考えることで、リフォームプランを組み立てやすくなります。
また早い段階でリフォームを依頼する施工業者を選ぶことで、プロに相談しながらマンション選び・リフォームプランの組み立てが可能です。
「マンション購入+リフォーム」で後悔しないよう、上記一覧表で紹介した要素を参考にしていただけると幸いです。
マンションのリフォームプランに役立つ補助金などの情報を、こちらの動画で紹介しています。
マンション管理状況の確認

- 管理会社が管理or管理会社を利用せず、マンション住人全体で管理
- 管理人の勤務形態は常駐(24時間体制)・巡回(週に数日勤務)・日勤(毎日一定時間に勤務)がある
- 住人全体の管理意識によって、管理組合の活動が違う
マンション購入前には、共有部分(エントランス、廊下など)の整備状況を見て、丁寧に管理されているマンションを選ぶのがおすすめです。
また修繕計画・修繕積立金の状況も確認し、マンションが適切に運営されているかどうかも確認しましょう。
資金計画
資金計画も、マンション購入の後悔を避ける重要なポイントです。
- 手持ち資金をどの程度残すか
- マンションを手放すケースも想定し、資産価値が下がりにくいマンションを選ぶ
- 住宅ローンを利用するか(利用開始の上限年齢は65〜70歳、完済年齢は80歳の金融機関が多い) など

マンション購入で後悔しないポイントを紹介してきました。
住み替えが必要ない&追加リフォームを最小限に抑えられる住居選びをするために、ぜひ参考にしてください。
マンション購入vs賃貸|老後の夫婦二人暮らしに影響するメリット・デメリット

最後に、「老後の夫婦二人暮らしにはマンション購入・賃貸どちらがいいの?」と迷っている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
マンション購入・賃貸それぞれのメリット・デメリットを紹介するので、判断の参考にしください。
マンション購入を選ぶメリット・デメリット
老後の夫婦二人暮らしにマンション購入を選ぶ主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
マンション購入のメリット |
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マンション購入のデメリット |
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賃貸を選ぶメリット・デメリット
老後の夫婦二人暮らしに賃貸を選ぶ主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
賃貸のメリット |
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賃貸のデメリット |
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マンション購入・賃貸の違いを、こちらの記事でも紹介しています。
〈関連ページ〉マンションリノベのメリットとは?賃貸の場合と比較
マンション購入・賃貸どちらがいいかは、ご夫婦の考え方によって違います。
ご夫婦のライフスタイルや価値観に合わせて、老後も安心して快適に暮らせる住居選びをしましょう!
まとめ
老後に快適な夫婦二人暮らしができる間取りのマンションを検討中の方へ、間取り事例・マンション購入で後悔しない方法などを紹介してきました。
「マンション購入+リフォーム」で、ご夫婦のライフスタイル・価値観に最適な理想の住居づくりが可能です!
ただしマンションによっては、「住宅性能向上が必要」「配管の修繕が必要」などの理由で、リフォーム費用が想定よりも高額になる可能性があります。
そのため、早い段階でリフォームを依頼する施工業者を決めることをおすすめします。
プロのアドバイスを、マンション購入の判断・リフォームプランに役立てていただけると幸いです。
土屋ホームトピアには、全国で68,000件以上のリフォーム実績を持つリフォーム会社です。
老後の夫婦二人暮らしを想定したマンション購入・リフォームについて、お気軽にご相談ください♪