
「老後を考えてリフォームをしたいけど、間取りが決められない」とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
生活しやすい間取りを実現するには、老後に感じる間取りの悩み・課題を踏まえて間取りを検討することが大切です。
今回は、全国で74,404件以上のリフォーム実績がある土屋ホームトピアが、老後を考えたリフォームで間取りを決める際のポイントを解説します。
このコラムのポイント |
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この記事を読むと、老後を快適に暮らすためのヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
老後に感じる間取りの悩み・課題

老後に感じる間取りの悩み・課題は、以下のとおりです。
- 寝室からトイレが遠く、夜にトイレまで移動するのが面倒に感じる
- 階段で移動するのが身体の負担となり、二階を使う頻度が少ない
- 住宅内部に段差が多く、転倒しやすい
- 子ども部屋の活用方法が思い浮かばず、無駄なスペースになっている
- 部屋と部屋の温度差が大きく、ヒートショックの不安がある
- 住宅が広いために部屋から部屋への移動が手間に感じる
- 開き戸が車椅子では開閉しづらい など
課題が多い間取りの住宅では快適に生活できないのはもちろん、ケガなどのリスクもあるため対策を考慮して間取りを検討することが大切です。
老後のキッチンリフォームの使いやすいレイアウトについては、以下の記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉老後のキッチンリフォームは使いやすいレイアウト・事故を防ぐ設備などが重要|実例、費用を紹介
老後に備えて間取りの変更をしたい方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
全国で74,404件以上のリフォーム実績をもとに、お客さまのライフスタイルに合うプランをご提案いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
老後を考えたリフォームで間取りを決める際のポイント

老後を考えたリフォームで間取りを決める際のポイントは、以下のとおりです。
- 寝室近くにトイレなど水回り設備を設置する
- 行き止まりのない回遊性の高い間取りにする
- バリアフリーにして段差を取り除く
- ドアは開閉しやすい引き戸にする
- 戸建ての場合は減築も視野に入れて検討する
それぞれ解説します。
寝室近くにトイレなど水回り設備を設置する
寝室近くにトイレなどの水回りを設置すると、転倒などの事故を防ぎやすくなり、車椅子を使用する場合の移動負担も軽減できます。
またトイレを増設すると、介護・感染症対策などにも活用できる点がメリットです。
行き止まりのない回遊性の高い間取りにする
行き止まりの多い間取りはストレスを感じやすいため、回遊性の高い間取り(行き止まりのない間取り)にすると短い動線で生活でき、車椅子を使用する場合も便利です。
住宅内のアクセスルートが増えると、人が1つの導線上で混雑するのを防げるので、家族同士でぶつかって転倒するリスクも軽減できます。
バリアフリーにして段差を取り除く
住宅内に段差があることで転倒のリスクが高まるため、以下のようなバリアフリーリフォームを実施しましょう。
- スロープの設置
- 滑りにくい床材への交換
- バリアフリー対応の水回り設備への交換
- 手すりの設置
- 開き戸を引き戸に変更
- 重い建具、開閉時の不具合がある建具を軽量な建具に交換
- 通路・廊下は広めの幅を確保する
- 2階建ての場合は、一階で生活が完結する間取りにする
家庭内での事故を防ぎ、できればワンフロアで生活できるように間取りを変更しするのがおすすめです。
老後の「二階を使わない生活」を想定したリフォーム方法について、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉「老後は二階を使わない」「階段がきついと感じる年齢の暮らし」を想定したリフォーム方法、事例を紹介
戸建ての場合は減築も視野に入れて検討する
減築とはリフォームや改築によって床面積を減らすことです。
お子さまの独立などで利用しないスペースがある場合は、減築をすることで「ご自宅のメンテナンス負担軽減」「光熱費削減」などの効果があり生活しやすくなります。
(例)二階建てを平屋に減築
減築リフォーム事例を、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉1000万円〜2000万円台の減築リフォーム・スケルトンリフォーム事例(築40年前後)|どこまでできるか
老後に向けて間取り変更リフォームを検討している方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
お客さまのライフスタイルや家族構成を踏まえて、最適なプランをご提案いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
老後を考えたリフォームでおすすめの間取り
老後を考えたリフォームにおすすめの間取りをご紹介します。
※ご紹介するリフォーム費用は、お引き渡し当時の価格です。同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
マンション|バリアフリーリフォームの事例
こちらの住宅は、車椅子での生活がしやすいように廊下やトイレを広げるリフォームを実施した事例です。
状況に応じて使い分けができるように、リビングと寝室との間に可動間仕切りを設けるなどして、費用は1,000万円以上でした。
〈関連ページ〉マンションで車椅子生活が快適になるバリアフリーリフォーム

〈関連ページ〉マンションで車椅子生活が快適になるバリアフリーリフォーム
戸建て・二階建て|平屋にリフォームした事例
こちらの住宅は、二階建ての二世帯住宅を平屋にリフォームした事例です。
効率よく家事や生活ができるようにキッチンを中心とした回遊性の高い間取りを取り入れて、費用は3,000万円でした。
〈関連ページ〉門塀を撤去したら優しいアーチが出迎えてくれる家になりました

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戸建て・二階建て|減築リフォームの事例
こちらの住宅は、二世帯住宅を70代のお一人暮らしを前提に減築リフォームした事例です。
手すりの設置・引き戸への変更・段差解消なども実施して、費用は1,720万円でした。
〈関連ページ〉築50年目の家をコンパクトに再生(減築リフォーム)〜古希を迎えた自分へのプレゼント

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戸建て・平屋|8LDKを5LDKにリフォームした事例
こちらの住宅は、8LDKを5LDKにリフォームした事例です。
ご両親の部屋からトイレが遠かったため、トイレ増設なども実施して費用は3,000万円でした。
〈関連ページ〉継承~娘に残したい家~

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土屋ホームトピアには多くの施工事例があります。ぜひご覧ください。
〈施工事例〉
老後の夫婦二人暮らしに最適な間取りのマンション事例について、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉老後の夫婦二人暮らしに最適な間取りのマンション事例(1LDK〜)|50代〜のマンション購入で後悔しない方法
老後を考えて最低限実施しておきたいリフォーム

老後を考えて最低限実施しておきたいリフォームは、住宅の断熱性アップです。
部分リフォームだと部屋と部屋の温度差が解消できない場合があるため、なるべく住宅全体の断熱性を高めるリフォームを実施しましょう。
一般的に断熱材は30~40年で性能の低下が見られるので、築年数の古い住宅では、断熱材の交換を検討することをおすすめします。
老後を考えた間取り変更のリフォーム費用相場

老後を考えた間取り変更のリフォーム費用相場について、「部分リフォーム」と「フルリフォーム」に分けて解説します。
※建築資材、施工地域などによって費用は異なります。詳細な費用につきましては、リフォームを依頼する施工業者にお問い合わせください。
部分リフォーム
「老後を考えた間取り変更」を部分リフォームで実施する場合の費用相場は、以下のとおりです。
種類 | 費用相場 |
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一般的な戸建て(30坪) | 約30万~400万円 |
マンション | 約30万~400万円 |
間取り変更の部分リフォームは施工範囲によって費用が異なり、リビング周辺などリフォーム箇所を絞れば費用を抑えることも可能です。
間取り変更時は構造もしくはマンションの管理規約上、壁や柱が取り除けないケースもあるため、あらかじめリフォーム業者に相談しましょう。
こちらの記事で、マンションを部分リフォーム・フルリフォームする場合のリフォーム費用を確認できます。
〈関連ページ〉3LDKマンションのリフォーム費用相場|施工事例やリフォーム費用を抑える方法も解説
フルリフォーム
老後を考えた間取り変更をフルリフォームで実施する場合の費用相場は、以下のとおりです。
種類 | 費用相場 |
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一般的な戸建て(30坪) | 約650万〜1,800万円 |
マンション | 10万~/㎡ |
こちらのページで、土屋ホームトピアのリフォーム内容別の費用を確認できます。
〈関連ページ〉土屋ホームトピア|リフォーム・リノベーションの費用相場
フルリフォームの場合は、間取り変更をはじめとしてクロスの張替えや水回り設備の交換などが含まれるため、費用が高くなります。
築年数が古く住宅設備などが劣化している場合には、フルリフォームを選択するのがおすすめです。
マンションリフォームの注意点について、こちらの記事で解説しています。
老後に備えたリフォームをお考えの方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
リフォームに精通したスタッフが、ライフプランに適した資金計画をご提案いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
まとめ
老後を考えたリフォームで間取りを決める際のポイントをご紹介しました。
家庭内の事故などのリスクを抑えて快適な暮らしを実現するために、バリアフリー化・断熱性アップなどをリフォームプランに含めて計画を進めましょう。
今回ご紹介した内容を、老後を考えたリフォームで間取りを検討する際の参考にしていただけると幸いです。