
古民家に魅力を感じていて、「和モダンのデザイン&性能向上を実現する古民家リフォームで、おしゃれで快適な住まいをつくりたい」と考えている方が多くいらっしゃると思います。
そこで今回は古民家・町家再生に取り組み続けている土屋ホームトピアが、古民家リフォームについて以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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日本の歴史や伝統技術が詰まった古民家を再生させる方法・費用などを、一緒に確認しましょう!
目次
和モダンのデザイン&性能向上を実現したおしゃれな古民家リフォーム事例|外観・内装ビフォーアフター
古民家とは、一般的には築50年以上の住宅のことです。
土屋ホームトピアには、伝統的な工法で建てられた古民家の意匠と現在の建築・設計技術をかけ合わせた事例が多数ありますよ♪
和モダンのデザイン&性能向上を実現した、おしゃれな古民家リフォーム事例を紹介します。
※画像をクリックすると、拡大してごらんいただけます。
また画像下のリンクをクリックすると、別画像もチェックできます。気になる事例がありましたら、ぜひごらんください!
築50年
まずは築50年の古民家の外観ビフォーアフターをごらんください。
雪が降る地域での古民家リフォームで、以下の構造・外観工事を実施しました。
- 基礎補強:雪の重みに耐えられる構造
- 抱き合わせ梁:屋根の傾き修正
- 屋根の勾配変更:雪が圧雪になる前に自然落下させる
- 庇(ひさし)設置:和のデザイン実現
庇の下のポーチに玉石を取り入れたデザインを採用し、懐かしさを残しながら清潔感のあるモダンな外観となりました♪
〈関連ページ〉若者の手は借りない!暗い雪国の明るい「高齢者 自立住宅」
大きな庇は、室内環境にも良い効果をもたらしています。
- 室内に直射日光が当たらないため、夏に南向き個室の温度管理がしやすい
- 屋根から雪が落ちても玄関前・個室前に積もらない
またハイサイドライトを設置した玄関は、1年を通して明るい環境です♪


〈関連ページ〉若者の手は借りない!暗い雪国の明るい「高齢者 自立住宅」

築60年
次に、古民家特有の暗い・寒いを解消した築60年の住宅のリフォーム事例です。費用は2,200万円でした。
2世帯・8人で快適に暮らすために、間取りを大きく変更しました。
- 細かく分かれていた和室を解体し広い、LDKを造作
- 1階お風呂・洗面・トイレの位置変更
- 2階に3部屋+トイレを造作
- 1階の土間位置を変更し、薪ストーブ設置
- 1階・2階を吹き抜けでつなぐ
〈関連ページ〉思いを継ぐ~思いを託す
暗く狭かった玄関の天井を解体し、伝統的な職人の技(飾りガラス・組子建具)を感じられるおしゃれで開放的な空間デザインが実現しました。
〈関連ページ〉思いを継ぐ~思いを託す
LDKは美しく経年変化した梁・柱をあらわしにし(躯体あらわし)、モダンなデザインのリビング内階段・薪ストーブを加えてノスタルジックな和モダンの空間となりました。
薪ストーブのある土間空間が吹き抜けとなっているため、薪ストーブの暖かさが2階にも広がります。
〈関連ページ〉思いを継ぐ~思いを託す

築87年
次に、「新築のようなリフォームで生活の質を上げたい」という施主様の希望に寄り添ってプランニングした築87年の古民家のリフォーム事例です。
リフォーム前のさまざまな問題を解消し、耐震性・断熱性能を向上させた住宅が完成しました!
- 隣地に越境していた庇を撤去→壁を隣地境界線から後退させるとともに付加骨格(耐震性アップ)&断熱施工を実施
- 耐震性が現在の建築基準法の基準以下→付加骨格により現法をクリアする耐震性能確保
- 基礎に雨水が入り3割が腐食→新しく基礎と木躯体を構築し、防湿基礎補強施工をして基礎修繕。劣化防止&耐震性アップも実現
〈関連ページ〉付加骨格補強 ~築87年目の新工法~
リフォームにより、暗く底冷えしていた室内が明るくモダンな空間に生まれ変わりました。
LDKの天井を一部解体してハイサイドライト(窓を)設け、中庭からの採光を存分に取り入れた明るく開放的な住空間が実現しています。
〈関連ページ〉付加骨格補強 ~築87年目の新工法~

築128年
最後に、リフォーム範囲を絞って予算を効率的に配分し、雪国の暖かい住宅が完成した築128年の古民家リフォーム事例です。
- 既存の薪ストーブの熱をできるだけ広範囲に行き渡らせるため、間取り変更+水回りの大幅な位置変更を実施
- ご家族が長い時間を過ごすLDKに断熱施工
- 寝室を和室から洋室に変更し、窓を二重サッシに交換
〈関連ページ〉風と熱とリンゴの木を循環させる家
築128年の躯体を塗装し、無垢フローリング・レンガを取り入れて北欧風のモダンな室内デザインとなりました。
〈関連ページ〉風と熱とリンゴの木を循環させる家

古民家におしゃれな和モダンデザインを取り入れ、住宅性能も向上させたリフォーム事例を紹介してきました。
古民家リフォームには、既存の意匠を残しながらデザイン・性能ともに向上させる高い設計技術・施工技術が必要です。
また予算に応じてリフォーム内容・リフォーム範囲を的確に見極める必要があるため、ぜひ古民家リフォームの実績が豊富な施工業者を選んでください。
土屋ホームトピアは、古民家リフォーム・リノベーションを数多く手がけてきた総合リフォーム会社です。
全国各地で高い評価を得ている北海道仕様の断熱施工・独自開発の耐震施工で、古民家の住宅性能を大きく向上させるリフォームを実現いたします!
全国各地に拠点がございますので、古民家リフォームを検討中の方はお気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
古民家リフォームの費用負担を軽減できる補助金・減税制度を一覧で紹介

古民家リフォームで大幅な性能改善が必要な場合は、費用が高額になるのが一般的です。
そこで古民家リフォームの費用負担を軽減できる補助金・減税制度を紹介します。
【補助金】
補助金名称 | 内容 (補助金額) |
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子育てエコホーム支援事業 | 省エネ改修 等 (最大45万円) |
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 | 高断熱建材を使った断熱改修 (最大120万円) |
次世代省エネ建材の実証支援事業 | 次世代省エネ建材を使った断熱改修 (最大400万円) |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 既存住宅の長寿命化 等 (最大200万円) |
介護・バリアフリーリフォーム補助金 | バリアフリー化 (最大18万円) |
県・市町村が独自に実施している補助金 | 県・市町村によって違います。 |
補助金には申請条件・申請期限があります。
そのため、早い段階で施工業者に「補助金を活用したい」と伝えてください。
依頼する施工業者・使用する建材などの指定がある補助金もあるため、注意が必要です。
土屋ホームトピアは、補助金の申請サポートも可能なリフォーム会社です。
リフォーム1軒ごとにチーム体制を整えて丁寧にサポートしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
【減税制度】
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 所得税
- 贈与税
〈参考〉国土交通省 支援事業一覧
減税制度は、条件に適合する申請者が期限内に必要書類を提出することで必ず活用できます。
補助金と同様に、リフォームを検討し始めた段階で必要書類や申請期限を確認しましょう。
不明点は、お住まいの地域を管轄する税務署に問い合わせるとご自身の状況に合う確実な回答が得られます。
和モダンの古民家リフォームで失敗しない方法

最後に、和モダンの古民家リフォームで失敗しない方法を紹介します。
デザイン面・性能面を分けて考えると、リフォームプランをスムーズに組み立てられますよ♪
古民家リフォームのデザインで失敗しない方法|おしゃれな和モダンのポイントを紹介
純和風の住宅と洋風なデザインは意外と相性が良いため、古民家にも思い切って好みの洋風デザインを取り入れるのが、失敗しないポイントです。
古民家を和モダンのデザインにしたい場合は、「モダン」の特徴である直線的なデザインや工業的なアイテムを取り入れてください。
例として、「和モダンの古民家」・「純和風の古民家」の画像を紹介します。
どちらも古民家特有の無垢材の大きな柱・梁がみられるつくりです。
和モダンの住宅は天井を取り除いて空間を縦に広げ、モザイクタイル・アイアンといったアイテムを加えてリフォームしました。
直線的で無機質なステンレスキッチンも、和のデザインに絶妙にマッチしておしゃれです。
一方で純和風の住宅は、昔ながらのつくりを保存してリフォームをしています。
土屋ホームトピアのリフォームは、高いデザイン性にも定評があります。
国内のリフォームコンテストで多数の受賞実績を持つほか、海外研修・社内コンテストなどの取り組みで、プランナーが日々デザイン力向上に努めています。
おしゃれなリフォームをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかったリフォーム事例がまだたくさんあります。
古民家事例も豊富ですので、ぜひごらんください。
〈施工事例〉
性能で失敗しない方法|安心・快適を得るために5つの性能を整える
現在の建築基準法とは全く違う工法・性能で建築された古民家は、以下5つの性能のバランスを整えることで安心&快適な住宅となります!
- 耐震性
- 断熱性
- 気密性
- 遮熱性
- 換気性
各性能について、簡単に紹介します。
耐震性
現在の建築基準法に適応する耐震性は、震度6~7程度の大地震が起きた場合でも倒壊しない強度です。

また将来発生が予測されている大型地震が複数あるため、国・自治体は既存住宅の耐震化を促進・支援しています。
土屋ホームトピアは、リフォームの前に無料の耐震診断・建物診断を実施いたします。
住宅の状態を正確に把握したうえで無駄のないリフォームが可能ですので、古民家リフォームを検討中の方はお気軽にお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
断熱性
断熱性とは、冷暖房機器によって暖めた室内の熱が、外皮(屋根・壁・床・窓など)を伝わって外へ放出されないようにする性能のことです。
古民家には断熱材が入っていないor一部にしか入っていないケースが多いため、冷暖房機器の効果を最大限にえるために、断熱性を確保する必要があります。
気密性
気密性とは、住宅全体のすき間から室内の空気が外へ逃げないようにする性能のことです。

そのため、断熱性とともに気密性を向上させるリフォームプランを検討する必要があります。
遮熱性
遮熱性とは、日射による熱をさえぎる性能のことです。
古民家は住宅全体の遮熱性が低く、夏に冷房が効きづらいという問題があります。

換気性
換気性とは、外気を取り入れて室内を循環させたうえで排気する性能のことです。
換気性が低い住宅は湿気・ゴミ・ウィルスなどが室内で滞り、カビ発生の大きな原因となります。

リフォーム会社のプランをチェックする際に、紹介してきた5つの性能がバランスよく整っている内容かどうかをチェックするのがおすすめです!
まとめ
和モダンのデザイン・性能向上を実現するおしゃれな古民家リフォームについて、以下の項目を紹介してきました。
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