フルリノベーションを後悔しないための対策ポイントと物件選びのコツ、予算の立て方を解説
住宅の改築を検討して、「フルリノベーションで後悔したらどうしよう」と不安に感じる方は多くいらっしゃいます。
フルリノベーションの後悔を避けるには、よくある後悔例や失敗談をあらかじめ把握しておくことが大切です。
今回は、全国で 74,404 件以上のリフォーム実績がある土屋ホームトピアが、フルリノベーションを後悔しないための対策ポイントを解説します。
このコラムのポイント |
---|
|
この記事を読むと、ご自宅や中古物件のフルリノベーションを成功に導くヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ブログ・SNSでよく見る「フルリノベーションの後悔&失敗談」
フルリノベーションでよくある後悔事例を事前に把握して、同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
ブログ・SNSでよく見る「フルリノベーションの後悔&失敗談」は、以下のとおりです。
- 理想を詰め込んでリノベーションした結果、予算オーバーした
- 建物に想定外の劣化が発見されて、補修費用が高額になった
- 窓の配置などを考慮していなかったので、プライバシーを確保しにくい住宅になった
- マンションの管理規約などが要因で、希望したリノベーションができなかった
- 工事費用以外の諸経費を踏まえておらず、資金繰りが大変になった
- 補助金・減税制度を調べずにリノベーションを進めたため、費用を軽減できなかった
- 工期が伸びて、仮住まい費用がかさんだ
- リノベーションの仕上がりが、イメージと違った
- 生活・家事動線を考慮しない間取り・設備配置にしたことから、生活しづらい
- 断熱性など住宅性能アップの工事をリノベーションプランに含めておらず、快適性が向上しなかった
上記のように、フルリノベーションを実施した方は、費用・工期・住宅性能・仕上がりなどに後悔や失敗を感じる傾向にあるようです。
フルリノベーションの失敗を避けるためにも、次の章で紹介する後悔しないポイントをチェックしましょう。
土屋ホームトピアのリフォームリピート率は60%以上で、お客様アンケートにおいても高い満足度評価をいただいています。
土屋ホームトピアがどのようなリフォーム・リノベーションを実施しているかチェックしたい方は、以下の施工事例よりご確認ください。
〈施工事例〉
フルリノベーションを検討中の方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
リノベーションに適した物件を厳選し、物件探しの段階からお客様をサポートいたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
フルリノベーションを後悔しないためのポイント
フルリノベーションを後悔しないためのポイントを解説します。
要望に優先順位をつける
フルリノベーションの工事内容に優先順位をつけておくと、費用が予算内に収まりやすくなります。
フルリノベーションで優先順位の高い箇所は、以下のとおりです。
- 外壁・屋根
- 断熱・耐震工事
- 水回り設備・給排水管
- 壁紙・床
外壁・屋根は日頃から風雨にさらされて傷んでいる可能性があるうえに、修繕しないまま放置すると、将来的に雨漏りが発生して住宅に深刻なダメージを与える場合もあり、優先順位が高くなります。
住宅によっては旧耐震基準で建てられていたり、住宅や断熱材が入っていなかったりするので、安全性や快適性を向上させるには、断熱・耐震工事が必須です。
水回り設備・給排水管が古い場合には、水漏れが発生して住宅内部が腐食している可能性もあり、フルリノベーションを機に交換しましょう。
また、壁紙・床の全面張り替えなども、住みながら実施するのが難しく、フルリノベーションの際に一気に工事するのがおすすめです。
住宅において劣化の進んでいる箇所や生活に支障が出る箇所を優先してリノベーションするのが基本ですが、ご家族の価値観によっても優先順位は異なるため、事前にご家族で意見を擦り合わせましょう。
断熱リフォームの費用については、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉築30年戸建ての断熱性能をあげるといくらかかるのか|断熱リフォーム費用の事例、補助金など解説
中古物件を購入する際は「見えない部分」もチェック
中古物件を購入する際は、目に見える劣化だけではなく、床下など「見えない部分」もチェックしてください。
また、過去のリフォーム履歴で、修繕されていない箇所は、劣化が進んでいる可能性があります。
住宅の劣化度合いが把握できない場合は、あらかじめ建物診断を実施して、住宅の状態をチェックしましょう。
空き家リノベーションの成功事例は、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉空き家リノベーションの成功事例、費用相場|メリット・デメリットや注意点、ビジネス活用アイデアなど解説
建物診断や耐震診断で住宅の状況を確認してからフルリノベーションしたい方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
先進技術による建物診断や検査機器を使った耐震診断の結果を踏まえて、最適なリノベーションプランを提案いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
周辺の建物との位置関係を見る
周辺の建物との位置関係を確認して、プライバシーの保護や日当たり・通風が確保できるようにフルリノベーションの計画を進めると後悔を回避できます。
戸建で隣家や道路に面する窓から住宅内部が確認できる場合には、窓のサイズ変更や移動を検討しましょう。
マンションでは、窓の位置を変更するのが難しいため、中古物件を購入する際には、物件選びの段階で窓の位置を確認してください。
また、戸建・マンションに関係なく、中古物件を購入する場合は、時間帯を変えて複数回物件に足を運び、日当たりを確認しておくと入居後のミスマッチを避けられます。
マンションは管理規約の内容も要チェック
マンションでは、工事できる範囲に制限が設けられているのが一般的なので、フルリノベーションの計画を立てる前に管理規約をチェックしましょう。
賃貸マンションはもちろん、分譲マンションにおいても、マンションによっては専有部分に工事ができない箇所があるため、注意してください。
なお、賃貸・分譲に関わらず、バルコニーなどの共用部分は基本的に工事できないので、中古物件を購入予定の方は共用部の管理状態を確認しておく必要があります。
築年数ごとに想定できるリノベーション内容をチェック
住宅の築年数ごとに劣化の度合いは異なるため、あらかじめ想定できるリノベーション内容をチェックしましょう。
築20・30・40年の住宅で劣化の可能性がある箇所は、以下のとおりです。
築年数 | 劣化箇所 | 想定できるリノベーション |
---|---|---|
20年 |
|
|
30年 |
|
|
40年 |
|
|
住宅の築年数が古ければ古いほど、断熱性・気密性・耐震性など住宅性能は低下する傾向にあります。
ただし、築年数に関係なく劣化が進んでいる可能性があるため、建物診断や耐震診断を実施して住宅の状態を把握してください。
中古戸建て購入で後悔しない方法については、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉「中古戸建て購入×リノベーション」で後悔しない方法|築40年などの中古戸建てリノベーション成功事例
予算組みは慎重に
フルリノベーションは工事費用に加えて、以下のような諸経費が発生する場合があるので、慎重に予算を組みましょう。
- 引越し費用
- 仮住まい費用
- 荷物保管用のコンテナ使用料
- 中古物件を購入する場合は、登記費用や不動産取得税など
- 住宅ローンを組む場合は、事務手数料
中古物件を購入する際に発生する不動産取得税などの諸経費は、物件価格の5〜10%が目安です。
また、フルリノベーションした住宅に住み始めてから発生する費用も、事前に想定しましょう。
中古のマンションを購入する場合は、入居後に管理費や修繕積立金が継続的に発生するため、あらかじめ費用を確認してください。
戸建をフルリノベーションする場合は、2025年4月の建築基準法改正に伴い、大規模な修繕をすると確認申請が必要になり、申請費用が発生するのに加えて、増築や高価な設備を追加すると固定資産税がアップするケースがあります。
※確認申請とは、住宅を新築・一定規模以上の改築などをする際に、設計図などを専門機関に提出して「施工内容が建築基準法等の法令に適合するか」の確認を受けるための申請のことです。
※大規模な修繕とは、柱や梁などの主要構造部において、全体の50%を超えて修繕する工事を指します。
また、フルリノベーションしてから15〜20年後には外壁・屋根・水回り・内装などの改修工事が必要になるので、次のリフォーム・リノベーションも考慮しながら予算を立ててください。
2025年4月の建築基準法改正については、こちらの動画でも解説しています。
工事金額の相場・平均価格を知る
フルリノベーションの費用面での後悔を避けるには、工事金額の相場・平均価格を把握しておく必要があります。
フルリノベーションの費用相場は、以下のとおりです。
種類 | 費用相場 |
---|---|
戸建て(30 坪程度) | 約 650 万〜1,800 万円 |
マンション | 10万~/㎡ |
※建築資材、施工地域などによって費用は異なります。詳細な費用につきましては、工事を依頼するリフォーム会社にお問い合わせください。
こちらのページで、リフォーム内容別の費用を確認できます。
〈関連ページ〉土屋ホームトピア|リフォーム・リノベーションの費用相場
フルリノベーションの工事費用の妥当性をチェックするのはもちろん、追加工事を防ぐためにも、どのような工事が実施されるか把握できる詳細な見積もりの作成をリフォーム会社に依頼しましょう。
予算1000万円でフルリノベーションできるかについては、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉リノベーション予算1000万円でマンション・戸建てのフルリノベーションは可能か|1000万円〜の事例
補助金・減税制度の条件を事前に確認する
補助金・減税制度の条件を事前に確認・申請すると、フルリノベーションの費用負担を軽減できます。
住宅ローンを利用する場合は、フルリノベーション後6カ月以内に入居するなどの条件をクリアすれば、住宅ローン控除の利用が可能です。
住宅ローンを利用しないケースでも、耐震化や省エネ化などのリノベーションを実施すると、所得税や固定資産税が減税されます。
その他にも、断熱化やバリアフリー化などのリノベーションでは「子育てエコホーム支援事業」の補助金を利用できる場合があるので、積極的に活用してください。
入居希望日(工期)は早めに決める
フルリノベーションの工期が長くなると、仮住まい費用や荷物保管用のコンテナ使用料がかさむため、入居希望日(工期)は早めに決めましょう。
仮住まいの候補についてあらかじめ見当をつけておくと、スムーズにフルリノベーションの準備を進められます。
また、想定外の劣化の発見などで工期が伸びる可能性もあるので、余裕を持った計画を立ててください。
リフォーム会社選びは費用・事例・サービスを見て決める
リフォーム会社選びでチェックしたいポイントは、以下のとおりです。
- 施工実績が豊富か
- ご自身の住宅があるエリアに対応しているか
- デザインのテイストが好みに合っているか
- 断熱・耐震・換気計画など、住宅性能のレベルが高いか
- リノベーション価格は相場の範囲内か
- 物件探しのサポートがあるか
- 保証サービス・アフターメンテナンスが充実しているか
リノベーション価格を確認する際は、総額の安さだけではなく、施工内容や保証サービスなどを踏まえてトータルで判断することが大切です。
土屋ホームトピアは、デザイン性の高さや保証サービスの充実度から、多くのお客様にご好評をいただいています。
こちらのページで、土屋ホームトピアの選ばれる理由を確認できます。
〈関連ページ〉選ばれる理由
フルリノベーションを検討している方は、土屋ホームトピアにお問い合わせください。
お客様専属チームを組み、物件探し・資金計画から施工・アフターサービスまでワンストップで対応いたします。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
まとめ
ブログ・SNSでよく見る「フルリノベーションの後悔&失敗談」として、費用や住宅性能に関する後悔や失敗談をご紹介しました。
フルリノベーションで後悔しないためにも、工事費用だけではなく、仮住まいや引越しなどの費用も踏まえて検討しましょう。
今回紹介した内容を、フルリノベーション計画を進める際の参考としていただけると幸いです。