
リフォームを検討中で、「老後は二階を使わない暮らし」を実現できる家づくりをしたいとお考えの方へ。
「具体的にどのような家づくりをすれば今も老後も快適に暮らせるの?」と疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで今回は、全国で74,404件以上のリフォーム実績を持つ土屋ホームトピアが、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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老後まで長く快適に暮らせる家づくりを成功させるために、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「老後は二階を使わない」と想定したリフォームのポイント・事例

老後に二階を使わない暮らしを実現するために、「一階に設けるべきスペース」などリフォームのポイントを紹介します。
老後に二階を使わない暮らしを実現したリフォーム事例・費用も確認しましょう。
老後に暮らしやすい間取り|一階に設けるべきスペース
老後に二階のみで生活することを想定してリフォームプランを組み立てる際には、一階に以下のようなスペースを設けるのがおすすめです。
- LDK+寝室
- 浴室などの水回り設備
- 収納(ご家族の物、生活に必要な物を収納できるスペース)
上記の中で特に収納については、二階を使わないことを想定すると意外と大きなスペースが必要です。

- クローゼット(ウォークイン、ウォークインスルー、ファミリークローゼット)
- シューズクローゼット
- パントリー
- 階段下などデッドスペースを活用した収納 など
マンションにお住まいの方は、こちらの記事で収納を確保するためのアイデアを確認できます。
【関連ページ】マンション収納が足りない場合のアイデア&工夫|クローゼットになど既存収納にすべての物を収める方法
また、寝室とリビングや水回りの位置・距離によっても暮らしやすさが変わるため、ご家族のスムーズな動線を具体的にイメージして間取りを検討しましょう。
バリアフリー設計
バリアフリー設計とは、ご高齢の方・障害をお持ちの方・お子さまなどがスムーズに生活できるよう配慮する設計手法のことです。

【バリアフリー設計の具体例】
- 室内の段差をなくす
- 廊下や浴室などに手すりを設置する
- 通路の幅を広くする
- 扉を引き戸にする
ただしバリアフリー設計を実現するにあたって「リフォーム費用が上がる」「居住スペースが少し狭くなる」などのデメリットもあるので、設計には注意が必要です。
老後に二階を使わない間取りにリフォームした事例・費用
こちらの住宅は、実際に老後に二階を使わず暮らせる間取りを実現した事例です。
一階の和室を管理しやすい洋室にリフォームし、畳ベッドも造作しました。
吹き抜けの造作・断熱施工・建具交換なども実施し、費用は600万円でした。
〈関連ページ〉一階のモダン和風で暮らす
小上がりの畳ベッドに収納を設ける・欄間にガラスを張るなど、使い勝手とデザイン性を両立した空間が完成しました。

〈関連ページ〉一階のモダン和風で暮らす
※ご紹介したリフォーム費用は、お引き渡し当時の価格です。 同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
土屋ホームトピアは、全国で74,404件以上のリフォーム実績を持つリフォーム会社です。
長期的な視点でご家族にとって快適な家づくりのサポートをいたしますので、お気軽にご相談ください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
「階段を使用するけど上り下りがきつい」と感じる場合のリフォーム方法・事例

次に、「間取りなどの関係で、二階を使わない生活は難しい」という方へ、「階段の上り下りがきつい」と感じない暮らしを実現するリフォーム方法と事例をご紹介します。
手すりを設置する
階段に手すりを設置すると、体を支えながら上り下りできます。
階段は上り下りの際の転倒・転落などによる事故が起きやすい場所でもあるため、老後の暮らしを見据えたリフォームの際には設置を検討しましょう。
手すりの設置費用は、1箇所2万円〜5万円前後が目安です。
階段昇降機を設置する
「階段昇降機」とは、いす型の機会に座ったまま階段を昇降できる装置です。
既存階段の形状・角度などによって設置可or不可が決まりますが、一般的には階段幅が75cmほどであれば設置可能です。
階段昇降機の設置費用は100万円〜300万円前後で、車椅子のままで昇降できるタイプだと500万円以上となるケースもあります。
必要性・使用頻度などをよく考慮して、導入を検討しましょう。
階段の造作変更|角度をゆるやかになど
階段上り下りがきついと感じる場合、以下のように階段の造作を変更する方法もあります。
- 階段の勾配をゆるやかにする
- 踏み面の奥行きを広げる
- 段差を縮める
- 踊り場を作る

階段の造作変更の費用は、20万円~150万円前後が目安です。
階段の位置変更
老後の暮らしを見据えて間取りを大きく変更し、階段を移動させるという方法もあります。

階段の位置変更をする費用は、150万円~300万円前後が目安です。
老後まで使いやすい階段にリフォームした事例|費用
階段の上り下りを楽にするリフォームを実施した事例・費用も確認しましょう。
こちらの住宅は、階段の傾斜をゆるやかしたリフォームした事例です。
間取り変更・水回り設備交換・内装改修・窓交換なども実施し、費用は1850万円でした。
〈関連ページ〉階段で変わる、心地よい夫婦の距離感
※ご紹介したリフォーム費用は、お引き渡し当時の価格です。 同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
ここまで、「老後は二階を使わない暮らしを実現するリフォーム」「上り下りをきついと感じづらいを階段にするためのリフォーム」の方法を解説してきました。
階段に関するリフォームは費用が高額になるケースがあるため、次にリフォーム費用を抑える方法も解説します。
老後に二階を使わない家にリフォームする費用を抑える方法

リフォーム費用は、以下のような方法で抑えられる可能性があります。
- 工期が短い工法でリフォーム
- 2〜3社に見積もり作成を依頼し、サービス内容を比較
- 補助金を活用
補助金については国・自治体それぞれ実施していて、以下のようなリフォーム内容に関する補助金が複数あります。
補助金を活用できる可能性があるリフォーム内容 |
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補助金は政策・予算によって実施状況が変動するため、リフォームを検討し始めた段階で活用できる補助金を調べましょう。
具体的な補助金名・補助額などを、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉補助金情報|2024リフォームで利用できる補助金・助成金まとめ
老後に暮らしやすい家をこれから購入する方へ|二階建て、平屋どちらがいいのか

最後に、老後に暮らしやすい家の購入を検討している方へ、家選びに役立つ情報を紹介します。
- 二階建て、平屋のメリット・デメリット
- 二階建てをリフォーム、平屋に建て替えどちらがいいのか
- 一戸建て、マンションどちらがいいのか
二階建て、平屋のメリット・デメリット
二階建て、平屋のメリットは以下のとおりです。
二階建て | 平屋 |
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・土地面積が限られている場合でもゆとりのある居住空間を実現しやすい ・土地面積が限られている場合でも駐車場などの外構面積を確保しやすい ・外から室内の様子や間取りを把握しづらいためプライバシーを守れる ・水害のとき二階に避難できる |
・階段を上り下りする負担がない ・動線が短く効率化できる ・家族とコミュニケーションをとりやすい ・地震や強風で揺れにくい |
二階建て、平屋のデメリットは以下のとおりです。
二階建て | 平屋 |
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・老後は階段の上り下りが負担になるケースがある ・階段があることで、室内の動線が複雑になるケースがある ・老後に二階を使わない場合、二階の空間が無駄になる ・地震や強風で揺れやすい |
・ゆとりのある居住空間を確保するために広い土地が必要 ・土地面積が限られている場合は駐車場や庭の確保が難しいケースがある ・日当たり・風通しが周辺環境に左右されやすい ・外から室内の様子や間取りを把握されやすい |
上記のとおり、二階建て、平屋それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらの構造が良いかはご家族構成・ライフスタイルに合わせて検討する必要がありますが、老後の暮らしやすさを優先する場合は「コンパクトな二階がある二階建て建てor平屋」を検討することをおすすめします。
土屋ホームトピアは、物件探しの段階からご相談いただけるリフォーム会社です。
リフォーム・リノベーションに関する疑問・不安は土屋ホームトピアにお問い合わせください。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
二階建てをリフォーム、平屋に建て替えどちらがいいのか
リフォーム、建て替えどちらがいいか迷うとき、「建て替え費用の方がリフォームよりも費用を抑えられる」場合は建て替えを選ぶのがおすすめです。
理由は、新築は間取りを自由に決められますし、一般的には中古住宅よりも住宅の性能が高いためです。
リフォーム費用は、フルリフォームでも建て替え費用の6割〜7割となるのが一般的ですが、リフォーム、建て替えどちらも検討したうえで、ご家族にとって最適な選択をしていただけると幸いです。
こちらの動画でもリフォーム、建て替えどちらがいいかを解説しています。
一戸建て、マンションどちらがいいのか
一戸建て、マンションで迷っている方もいらっしゃると思います。
一戸建て、マンションのメリットは以下のとおりです。
一戸建て | マンション |
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・月々の管理費・修繕積立金などの固定費が発生しない ・自由にリフォームできる ・楽器演奏・ペットの多頭飼いなど、希望のライフスタイルを実現しやすい |
・セキュリティ面の安心感がある ・駐車場など屋外の管理をする必要がない ・一戸建てよりも利便性が高い立地の物件が多い |
一戸建て、マンションのデメリットは以下のとおりです。
一戸建て | マンション |
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・ご自身で屋外の管理をし、修繕計画を検討する必要がある ・長期不在時などに、防犯面の不安がある ・立地条件・間取り・デザインによっては、売却しずらいケースがある |
・生活音などのトラブルが発生しやすい ・管理費・修繕費・駐車場代の固定費が発生し続ける ・自由にリフォームやリノベーションをできない部分がある |
一戸建て、マンションについても、双方にメリット・デメリットがあります。
ご家族のライフスタイルや価値観に合わせて、老後の暮らしを具体的に想定したうえで最適な選択をするのがおすすめです。
こちらの記事で、老後の暮らしを見据えたマンションの選び方を確認できます。
〈関連ページ〉老後の夫婦二人暮らしに最適な間取りのマンション事例(1LDK〜)|50代〜のマンション購入で後悔しない方法
まとめ
老後に二階を使わない暮らしを実現するために、「リフォーム方法」「階段の上り下りがきついと感じる年齢を想定したリフォーム方法」などを紹介してきました。
現在のご自宅の現状・ご予算・ご希望のライフスタイルなどによって、リフォーム方法は変わってきます。
今回紹介した情報を参考に、ご家族が老後まで快適に暮らせる家づくりをしていただけると幸いです。