
築30年以上のマンションをリフォームする場合、現状やリフォーム内容によって費用が大きく変わります。
「購入価格は手頃でも、高額なリフォーム費用がかかるのでは?」「リフォームして本当に快適な住宅になる?」と不安をお持ちではないでしょうか。
そこで今回は、68,000件以上のリフォーム実績を持つ土屋ホームトピアが、築30年以上のマンションリフォーム費用について、以下の項目を紹介します。
このコラムのポイント |
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低価格・独特のデザインなどの個性を持つ築30年以上のマンションを、新しくご自身・ご家族のための空間に生まれ変わられせるために、ぜひ最後までご覧ください♪
目次
築30年・30平米以上のマンションリフォーム費用事例

はじめに、築30年以上のマンションを実際にリフォームした事例を見ながら、費用・リフォーム内容を紹介します。
築30年以上のマンションは全体的な劣化により施工面積が広くなるケースが多いため、施工面積30平米以上の事例を紹介します。
ぜひ参考にしてください!
※紹介する費用はリフォーム当時のものです。費用は地域・施工面積・施工内容などによって変わるため、詳しくは施工業者にお問い合わせください。
※画像下のリンクをクリックすると、ほかの画像もご覧いただけます。
【250万円:築35年マンション36平米】
はじめにご高齢のお母様との同居をきっかけに、築35年のマンションを購入してリフォームした事例です。
リフォーム費用は250万円で、予算に合わせて施工面積を絞り(施工面積36平米)、断熱・換気性能向上・水回り設備交換・内装改修などを実施しました。

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どこにいてもお母様の様子を感じ取れるように、LDKと全個室・水回りが直結している間取りに調整しました。
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【400万円:築34年マンション45平米】
次に、ライフスタイルに合わせて、築34年・45平米のマンション内装をリフレッシュしたリフォーム事例です。

〈関連ページ〉暮らしやすさを手に入れたマンションリフォーム
LDK内に寝室を移動して玄関を広げる・廊下をなくすなど、間取りを大きく変更しました。
キッチンの使い勝手に配慮した位置調整、収納増設なども実施しています。
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【1100万円:築32年マンション80平米】
次に、換気機能が低下した築35年のご自宅マンションの、断熱性・温熱環境などを向上させたリフォーム事例です。
「断熱性が高い」「閉め切っていても換気可能」などの機能を持つ「DI窓」を採用し、暖かくて光熱費を抑えられる&結露・カビに悩まされない住宅が完成しました。

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DI窓は、換気が難しいマンション高層階の大開口の窓にも対応できる、ハイブリットな機能を備えた窓です。
詳しくはこちらでご確認ください。
ご家族の使い勝手に合わせて間取りを大きく変更し、水回りと個室の位置を交換&対面キッチンのあるLDK&子ども部屋を新たつくりました。
また、住宅の中心にウォークスルークローゼットを配置して、家事動線の良い回遊性のある間取りとなりました。
〈関連ページ〉これからも住むぞ!築32年マンションリフォーム計画
こちらのマンションリフォーム事例詳細を、土屋ホームトピアの動画でも紹介しています。
【1200万円:築44年マンション71平米】
次に、給排水管・内装などが全体的に劣化した築44年のマンションを、費用1200万円で全面的にリフォームした事例です。
断熱性能も向上させ、性能・デザインともにこれからも安心して楽しく暮らせる住宅となりました。

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隣接した公園の緑を眺めながら暮らせるように、LDKと個室をつなげてゆったり過ごせる空間づくりをしました。
個室に可動式間仕切りを設けたため、用途に応じて仕切ることも可能です。
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【1400万円:築38年マンション74平米】
最後に、築38年・74平米のマンション間取りを、「ご家族が一緒に過ごせる空間づくり」を重視しておしゃれにリフォームした事例です。

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間取りを2LDK→1LDKに変更し、収納容量を大幅に増やしたことで、すっきりとした居住環境をキープできます。
また寝室にロフトを造作し、家族が一緒に眠れる寝室づくりをしました。


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土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかった施工事例がまだたくさんあります。ぜひご覧ください!
〈施工事例〉
また、気になるリフォーム事例がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
築30年・30平米以上のマンションリフォーム事例を紹介してきました。
築古のマンションでも、デザイン性・快適性にこだわったリフォームが可能です!
紹介した事例を、リフォームプランの参考にしていただけると幸いです。
築30年マンションをリフォームしてあと何年住めるか

築30年以上のマンションリフォームを検討するにあたって、費用だけでなく「あと何年住めるのか」という点が気になっている方も多いと思います。
結論からお伝えすると、築30年のマンションは、30年以上住める可能性があります。
実際に日本でも、築60年以上に至るまで使用されたマンションが数例あります。
(例)「四谷コーポラス」:築61年まで使用し、建て替え
ただし、管理・修繕が適切に行われていないマンションは、同じ築年数でも劣化が激しいケースがあります。
また、マンション住民の意向により築30年〜40年ほどで建て替えとなる事例が多いため、これから築30年以上のマンションを購入する場合には、将来性を確認するのがおすすめです。
将来性を確認する方法は、後ほど「築30年以上のマンションを購入する際の注意点」で紹介します。
マンションの費用相場一覧|部位別リフォーム・フルリフォーム

次に、マンションの部位別のリフォーム費用を、一覧表で紹介します。
予算に応じてリフォームの優先順位を決めたい場合に、参考にしてください。
マンション部位 | 費用相場 |
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キッチン | 約50〜250万円 |
トイレ | 約20〜50万円 |
バスルーム | 約60~200万円 |
間取り変更 | 約30~400万円 |
フルリフォーム | 8〜13万円/平米 |
※上記費用相場は目安です。また、フルリフォーム費用の相場は、北海道エリアの相場です。
費用は地域・施工内容・設備のグレードなどによって変わるため、詳しくは施工業者にお問い合わせください。
築30年以上のマンションの適切なリフォームプランを組み立てるためには、見えない部分(床下・壁の中・天井裏など)まで確認する必要があります。

また、これから築30年以上のマンションを購入する方は、購入前に確認していただきたいポイントがあるので、次に紹介します。
築30年以上のマンションを購入する際の注意点

リフォームを前提として築30年以上のマンションを購入する場合には、以下7つの項目を確認するのがおすすめです。
確認項目 | 内容 |
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マンション構造 | ・ラーメン構造:間取り変更の自由度が高い ・壁式構造:間取り変更の自由度が低い |
床の構造 | ・二重床構造:水回りの位置変更をしやすい ・直床構造:水回りの位置変更をしづらい |
耐震性能 | ・特に1981年6月以前に施工開始したマンションの場合、耐震診断を受けているか ・新耐震基準に適合していれば、築年数が古くても住宅ローン控除を受けられる可能性がある |
断熱・気密 換気性能 |
建物診断で確認できる |
配管の状態 | |
修繕計画書 修繕積立金の状況 |
定期的な修繕計画見直し&適切に積立をしている場合は、入居後に大きな追加徴収が無い可能性が高い |
管理規約の確認 | リフォーム可能な部位・建材指定など、独自のルールがある |

そのため、施工業者・不動産業者のようなプロと一緒に確認すると安心ですね。
またマンションは集合住宅なので、リフォーム時には住民への配慮(資材搬入・工事音など)が欠かせません。
ぜひマンションリフォームの施工実績が豊富え、安心して依頼できる施工業者を選んでください!
土屋ホームトピアはマンションリフォームの施工実績が豊富なリフォーム会社で、リフォーム前に無料の建物診断を実施いたします。
物件探しの段階から、お気軽にご相談ください。
築30年以上のマンションリフォーム費用Q&A

最後に、土屋ホームトピアがマンションリフォームを検討している方からよくいただく質問と回答を紹介します。
Q.リフォーム後、固定資産税額は上がりますか?
A.築30年のマンションをリフォームして固定資産税が上がることは、ほとんどありません。
不安な場合には、お住まいの市町村の固定資産税を取り扱う窓口に、問い合わせをしてみましょう。
省エネ性能を向上させるリフォーム内容などの場合は、固定資産税が軽減される制度があるため、リフォーム時点の制度実施状況・必要書類などを、前もって調べるのがおすすめです。
〈参考〉国土交通省『令和5年度 省エネリフォーム税制(固定資産税)』
Q.ローンを使えますか?
A.築30年以上のマンションリフォーム費用に、ローンを使えます。
ただしローンの利用条件・審査基準は金融機関によって違うため、利用したい金融機関のローン商品概要を確認してください。
Q.築30年以上のマンションを購入するメリットは?
A.築30年以上のマンションをリフォームするメリットは、マンションごとに違います。
例えば「駅に近い」「人気が高いエリア」「ブランドマンション」などの場合は、一般的に不動産市場で売却価格が下がりにくく、メリットを感じやすい可能性があります。
築30年以上のマンション購入を検討中の場合は、リフォーム費用・居住可能年数・売却見込額などのバランスを総合的に考慮して、物件を選ぶのがおすすめです。
Q.リフォーム・リノベーションの違いが知りたい
A.リフォーム・リノベーションの違いに明確な定義はありませんが、一般的には以下のように認識されています。
- リフォーム:デザイン・住宅性能などを改修・修繕して、もとの状態を目指して施工する
- リノベーション:デザイン・住宅性能などを、もとの状態よりも向上させる
Q.リフォーム・リノベーション済みのマンションを選ぶ方がいいですか?
A.中古マンションを購入する際にリフォーム・リノベーション済みの物件を選ぶかどうかは、購入者の考え方次第です。
リフォーム・リノベーション済みの物件のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット:完成した住宅を見てから購入を検討できる
- デメリット:デザイン・住宅設備のグレードなどを自由に決められない
一方でリフォーム・リノべ−ションが必要な物件は、デザイン・住宅設備などを自由に選べますが、入居まで時間がかかるなどのデメリットがあります。
両方の物件を内見してみて、ご家族の考え方に合わせて最終判断をするのがおすすめです。
まとめ
築30年以上のマンションをリフォームする費用、購入する際の注意点などを紹介してきました。
築年数が古いマンションに対して、「リフォーム費用をかけて後悔しないか」「リフォームで理想通りの住宅が完成するか」などの不安や疑問をお持ちの方が多いと思いますが、現況・予算に合わせて柔軟にリフォームプランを組み立て、快適な住宅を完成させることが可能です。
また築30年以上のマンション購入を迷っている場合には、物件選びの段階から相談できる施工業者を選ぶことで、早い段階からサポートを受けられます!
今回紹介した情報を参考にして、ご自身・ご家族にとって最適な選択をしたうえで、無理のない資金計画で理想のマイホームを完成させていただけると幸いです!