
ご自宅マンションの窓交換リフォームをする際には、マンション規約に従ってリフォーム内容を組み立てる必要があります。
自由にリフォームできないのは、窓がマンション全体の共用部分のためです。
そこで今回は、数多くのマンションの窓交換リフォームを手掛けてきたリフォーム会社 『土屋ホームトピア』が、以下の項目をわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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マンション規約に沿った窓交換リフォームによってご自宅の住み心地を大きく改善できるので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
窓交換に関するマンション管理規約を解説|管理組合との協議・実施できないリフォーム内容

マンション管理規約とは、マンション管理におけるルールブックのようなものです。国土交通省がマンション管理のガイドラインとして作成した「マンション標準管理規約」に基づいて、マンションの管理組合が作成するのが一般的です。
ここでは、窓交換リフォームに関する管理組合との協議や、実施できないリフォームについてご紹介します。
窓は共用部分。専有部分ではないので自由にリフォームできない

そのため、マンションで窓交換リフォームをする際には管理組合の承認が必要になります。
基本的には管理組合が計画的に修繕

災害や経年劣化などによる破損の際も管理組合が修理費用を負担するケースが多いため、窓の破損・不具合などでお困りの際には、管理組合に相談しましょう。
ただし、使用状況によって窓の破損・不具合が発生した場合には、ご自身が費用を負担して修繕・修理をする必要があります。
管理組合が対応できない場合は相談・協議のうえでリフォーム内容を決定

自己負担でのリフォーム実施を希望する際には管理組合から承認を受ける必要があるため、まずは管理組合に相談をしましょう。
誰に相談をすればいいかわからない場合には、管理会社に連絡をするのがおすすめです。
マンションの窓交換リフォームで実施できない内容

(例)
- 外窓を大きくする
- 窓の色を変える
- 窓をなくす
マンションの窓交換リフォームに関する管理規約などを紹介してきました。
マンションは窓交換リフォームを自由に実施できないのが基本ですが、必要に応じて管理規約の範囲内でリフォーム可能です。
早い段階で窓交換リフォームを依頼する施工業者を決めることで、「管理規約の確認」「管理組合との協議」などを相談しながらプランを組み立てられるため、ぜひ窓交換リフォームを検討し始めた段階で、リフォーム会社選びも初めてください。
マンションの窓交換リフォームを依頼できる施工業者をお探しの方は、土屋ホームトピアにご相談ください。
土屋ホームトピアは、マンション高層階でも使用可能なDI窓(換気性・断熱性などハイブリットな機能を持つ窓)の研究開発に携わったリフォーム会社です。
※当社はしつこい営業を一切行っておりません。ご安心ください。
※全国各地に拠点がございます。
DI窓について、こちらの動画でも詳しく紹介しています。
マンションの窓交換・窓の性能向上リフォーム費用一覧|補助金も紹介

次に、マンションの窓交換リフォームの際に発生する費用につていも、確認しましょう。
費用負担を軽減できる補助金制度も紹介します。
マンションで実施可能な窓交換リフォームの内容
マンションで実施可能な窓交換リフォームの主な内容は、以下のとおりです。
- カバー工法による窓交換 など
- 二重窓・内窓の設置
マンションの窓交換・窓の性能向上リフォーム費用相場一覧
例として、断熱性能の高い複層ガラスに交換する場合の費用、二重窓・内窓を設置する場合の費用相場を紹介します。ここでは、マンションの窓交換や、窓の性能向上リフォームを実施した場合の、おおよその費用をご紹介します。
窓の種類 | 費用 | |
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複層ガラス | 小窓 (70cm×90cm) |
4万円前後~ |
腰高窓 (120cm×170cm) |
9万円前後~ | |
掃き出し窓 (180cm×170cm) |
12万円前後〜 | |
二重窓の内窓 | 小窓 (70cm×90cm) |
4.5 万円前後~ |
腰高窓 (120cm×170cm) |
5万円前後~ | |
掃き出し窓 (180cm×170cm) |
7万円前後~ |
複層ガラスではなく樹脂サッシを使用する場合は4〜15万円、窓全体をより高性能な製品に交換する場合は50万円以上の費用が発生するケースもあります。
マンションの窓交換リフォーム費用に活用できる補助金
マンションの窓のリフォームを実施する際には、以下のような補助金を活用できる場合があります。
- 先進的窓リノベ事業
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
各補助金ごとに「一定要件を満たす必要がある」「指定の施工業者を通して申請する必要がある」などの申請条件があるので、施工業者に初めて連絡をする段階で「補助金を活用したい」と伝えるのがおすすめです。
窓交換リフォームに関連する補助金について、こちらの記事で詳しい内容を確認できます。
〈関連ページ〉補助金情報|2023-2024リフォームで利用できる補助金・助成金まとめ
マンションの窓交換リフォーム事例
実際に、マンションの窓交換リフォームのを実施した事例も見てみましょう。
こちらのマンションは、ご高齢のお母様との同居をきっかけにリフォームを実施した事例です。
自然熱交換換気機能を持つインナーサッシを導入し、ほかにも断熱性向上、内装改修、水回り設備交換などを実施しました。
リフォーム費用は250万円でした。
※リフォーム費用は、お引き渡し当時の価格です。 同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

〈関連ページ〉90歳の母との新しい暮らし
土屋ホームトピアには今回紹介しきれなかった施工事例がまだたくさんあります。ぜひご覧ください。
〈施工事例〉
マンションの窓交換・窓の性能向上リフォームを実施するメリット・デメリット

次に、マンションの窓交換リフォームを実施するメリット・デメリットも確認しましょう。
メリット・デメリット
マンションの窓交換リフォームを実施するメリットは、以下のとおりです。
窓交換リフォームのメリット |
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上記のようなメリットがある一方で、費用が発生するのはデメリットと感じるのではないでしょうか。
また二重窓・内窓にする場合は、窓が増えるため掃除の手間も増えることになります。
マンションの窓交換・性能向上リフォームプランの注意点
マンションの窓交換リフォームを実施する際には、以下の点にもご注意ください。
- 管理組合が計画的に窓を修繕するため、マンション全体の窓交換リフォームの時期と重ならないかを確認
- 管理組合の修繕によって窓の性能が向上する場合もあるので、管理組合の修繕内容も確認
- マンションの窓交換リフォームは戸建てのリフォームより手間がかかるため(管理組合との協議、住民への告知など)後悔しないプランを組み立て
マンションの窓交換リフォームを実施する際には多岐に渡る配慮が必要なため、施工業者の丁寧なサポートがあると安心です。
マンションの窓交換リフォームを依頼する施工業者をお探しの方は、全国で数多くのマンションリフォーム実績を持つ土屋ホームトピアにお問い合わせください。
マンションの窓交換に関するQ&A

最後に、マンションの窓交換リフォームについて土屋ホームトピアがよくいただく質問と回答を、まとめて紹介します
Q.マンションの窓の寿命はどのくらい?
A.一般的に、マンションの窓のアルミサッシの寿命は20~30年といわれています。
この寿命以前でも、窓の開閉がしにくい、建付けが悪くなったなどの不具合が生じているようであれば、交換を検討することをおすすめします。
窓交換をせずに騒音・寒さ・結露などの悩みを解消できる?
下記のような手軽な対策を試す方法もあります。
お悩み | 対策例 |
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結露 | ・結露防止シートを張る ・結露吸水テープを張る ・窓を食器用洗剤でふく |
騒音・寒さ | ・サッシのすき間をテープなどで埋める ・防音や遮光効果のあるカーテンをつける |
ただし手軽な対策は「効果が低い」「効果を感じられる期間が短い」ため、高い効果を長く得たい場合には、窓交換リフォームを検討するのがおすすめです。
マンションの窓交換はどんな施工業者に依頼できる?
マンションの窓交換リフォームは、以下のような施工業者に依頼できます。
- リフォーム会社、工務店
- ホームセンター
- ガラス専門店
- サッシ専門店 など
まとめ
マンションの窓交換リフォームについて、管理規約、費用などを紹介してきました。
マンションの窓交換リフォームは自由に実施できないものの、管理規約の範囲内で快適性を大幅に向上させるリフォームが可能です。
今回紹介した情報を参考に、ご家族にとって長く快適に暮らせるご自宅を実現していただけると幸いです!