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エコキュートをやめたい場合に確認|エコジョーズなどガス給湯器への交換費用、光熱費はどちらがお得なのか

ランニングコストが想定より高いのでエコキュートをやめたいけど、ガス給湯器へ交換できるのかな」このようにお悩みの方もおられるのではないでしょうか。

本記事では、全国で7万件以上のリフォーム実績を持つ土屋ホームトピアが、エコキュートからガス給湯器への交換費用をご紹介します。

このコラムのポイント
  • エコキュートからガス給湯器へ交換するメリット・デメリットについて解説します。
  • エコキュート・ガス給湯器の初期費用と交換費用を比較します。
  • エコキュートから交換可能なガス給湯器の種類を解説します。

各ご家庭に合った給湯器もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事の監修者
西大條 謙一

土屋ホームトピア 札幌マンション支店
西大條 謙一 札幌マンション支店長/二級建築士

お客様にとってお住まいは大切な財産です。
現状のお住まいの不満点や問題点をお伺いしながら、目には見えにくい快適さや地震に対する安心感をアドバイスさせていただき、末永く安心して暮らせる“家づくり”をモットーに取り組ませていただいております。

エコキュートをやめたい場合に確認|エコジョーズなどガス給湯器への交換費用

結論を先に申し上げると、オール電化住宅であってもガス給湯器への交換は可能です。

ただし、エコキュートからガス給湯器に交換する際の費用は、新築の時点でご自宅が採用していた給湯器によって変わってきます。

費用項目 新築時にエコキュート 新築時にガス給湯器
給湯器費用 15〜25万円 10〜25万円
施工費用 10万円程度 10万円程度
ガス配管引き込み費用 10〜30万円 不要

※費用相場は価格のイメージです。実際の施工費用はご自宅の状況により変わるので、あらかじめご了承ください。

元々ガス給湯器をご使用されていた住宅で、リフォームでエコキュートに交換されたのであればガス配管が宅内まで来ています。

一方で、新築時にエコキュートを選ばれた場合は、敷地内にガス管を引き込む工事が必要です。

これら工事の内容が大きく変わるので、費用や工期が変動します。

リフォーム事例一覧

エコキュート・ガス給湯器どちらがお得なのか

ガス給湯器の方が初期費用は抑えられますが、ランニングコストも含めたトータル費用で安価なのはエコキュートです。

この章ではエコキュートとガス給湯器の費用を比較します。

  • 初期費用・交換費用
  • 光熱費

順番に解説します。

 

※以下で紹介する費用は目安です。実際の費用はエコキュートの容量・設置場所の状況などによって変動するため、詳しくは施工業者にお問い合わせください。

初期設置費用・交換費用を比較

エコキュートとガス給湯器の初期設置費用・交換費用の目安は以下の通りです。

費用項目 エコキュート(370L) ガス給湯器(20号)
初期設置費用 40〜60万円 10〜50万円
交換費用 40〜50万円 10〜15万円

ガス給湯器の初期設置費用は、ガス配管工事の有無により大きく変動します。

また、エコキュートの交換費用に大きな開きがありますが、機能性を重視したり大容量タイプを選択したりすると高額になります。

光熱費を比較

エコキュートとガス給湯器の光熱費の目安は以下の通りです。

  • エコキュートの年間光熱費:3万円〜6万円
  • ガス給湯器(都市ガス)の年間光熱費:7万円〜25万円

※4人家族の場合の光熱費の目安です。光熱費は地域・ライフスタイルなどによって変動します。

 

上記の金額はあくまで一例ですが、エコキュートのエネルギー効率はガス給湯器よりも約28%省エネです。

加えてエコキュートは深夜電力を利用してお湯を沸かすため、さらにコストを削減できます。

お住まいの地域や契約プランにより電気代が変わるので一概には言えませんが、それでもエコキュートの方が年間コストは抑えられる傾向にあります。

とはいえ、エコキュートがガス給湯器よりも全ての点で優れている訳ではありません。

次の章では、エコキュートからガス給湯器に交換するメリット・デメリットをご紹介します。

 

エコキュートからガス給湯器への交換を検討中の方は、ぜひ土屋ホームトピアにご相談ください。

全国で7万件以上のリフォームを実施してきた経験と技術力を活かして、ご家族にとって最適なプランを提案いたします。

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こちらの動画では、給湯器に使用できる補助金について解説しています。

エコキュートをやめたい理由|ガス給湯器にするメリット・デメリット

エコキュートからガス給湯器に交換するメリット・デメリットとして以下があげられます。

エコキュートからガス給湯器に交換するメリット
  • 設備交換コストが安い
  • お湯切れを気にしなくてよい
  • 水圧が強くなる
エコキュートからガス給湯器に交換するデメリット
  • トータルのコストが高くなる可能性がある
  • 災害時の復旧が遅くなる
  • 電気料金のオール電化割引を受けられなくなる

ご家族の生活スタイルや優先事項によって、どちらの方が良いか変わってきます。

エコキュートをやめたい理由

実際にエコキュートを使用している方が「エコキュートをやめたい」と感じる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、エコキュートのユーザー様が感じている不満点をご紹介していきます。

昨今、電気代が高騰していることに伴い、エコキュートを導入した頃よりもランニングコストが大きく上昇した家庭もあります。

しかし、今後ガス価格が上昇する可能性も考慮して、直近の光熱費だけで判断しないことが大切です。

新型のエコキュートであれば、従来の製品よりも性能が上がっているので光熱費が抑えられます。

ガス給湯器に比べてエコキュートは交換費用が高く、10〜15年の寿命を迎えるたびに40〜50万円程度の交換費用が発生します。

とはいえ、エコキュートの方がランニングコストが安価な傾向にあるので、初期費用だけでなくランニングコストや寿命も考慮した上で、ガス給湯器と比較検討するのがおすすめです。

ご家族皆さんが立て続けに入浴される際、エコキュートの貯湯タンク容量が足りていないと湯切れを起こすことがあります。

湯切れを起こした際は自動でお湯を沸かす機能が働くのですが、設定で自動沸かし機能をオフにしていると蛇口からお湯が出なくなります。

エコキュートを採用する際は将来、世帯人数が変わる可能性も考慮した上で容量を選ぶようにしましょう。

エコキュートをやめてガス給湯器にするメリット

エコキュートからガス給湯器にするメリットを確認しておきましょう。

ガス給湯器は交換費用が安い

ガス給湯器はエコキュートに比べて交換費用が安いので、家計への負担が少なく済みます。

まとまったお金を貯めずに交換できるため、支出のプランを立てやすいです。

湯切れを気にしなくてよい

ガス給湯器は使用する分のお湯をその場で沸かすため、湯切れを起こすことがありません。

エコキュートは、貯湯タンク内のお湯を使い切ると湯切れを起こすことがあります。

しかし、エコキュートの貯湯タンク容量を適切に選べば湯切れを防ぐことは可能です。

水圧が強くなる

貯湯タンクへの水圧によるダメージを防ぐため、エコキュートには減圧弁が取り付けられています。

エコキュートの機種によっては改善対策がとられていますが、ガス給湯器は減圧弁がないため、より水圧が強くなります。

エコキュートをやめてガス給湯器にするデメリット

続いて、エコキュートからガス給湯器にするデメリットを確認していきます。

トータルのコストが高くなる可能性がある

ガス給湯器は交換の際のコストは安く抑えられますが、エコキュートと比較して光熱費が高いです。

反対にエコキュートは導入時や交換する際の費用は高くなりますが、月々の光熱費を安価に抑えられるため、10年など長い期間で考えるとエコキュートの方がお得になる可能性があるので注意しましょう。

災害時の復旧が遅くなる

地震などの災害が発生した際のライフラインの復旧日数を比較すると「電気・ガス・水道」の中で「ガス」の復旧が最も遅いとされています。

災害時に復旧するまでの日数
水道 31日
電気 7日
ガス 57日

〈参考〉東京都中央区 高層住宅検討委員会報告書「大地震発生後のライフライン等の被害想定および復旧見通し」

 

ガス給湯器よりも電気だけで使用できるエコキュートの方が災害時の対策になると言えます。

また、エコキュートの貯湯タンクに入っているお湯を非常用の水栓から取り出せるので、停電や断水しても一時的にしのげるので安心です。

電気料金のオール電化割引を受けられなくなる

現在オール電化の割引を受けている場合は、ガスの使用により割引が受けられなくなります。

割引の価格やガス代なども考慮した上で、本当にガス給湯器にメリットがあるのか判断しましょう。

 

ここまでメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、家族で判断するのは難しいと思われた方もおられるのではないでしょうか。

土屋ホームトピアではこれまでの実績から、最適なご提案をさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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エコキュートをやめたい場合の4つの選択肢|ご家族の価値観に合わせて選ぶのがおすすめ

エコキュートから交換可能な給湯器は4種類あります。

  • ガス給湯器
  • 電気温水器
  • ハイブリッド給湯器
  • 石油給湯器

順番にご紹介します。

エコキュート→ガス給湯器

ガス給湯器への交換が向いているのは以下のような方です。

エコキュート→ガス給湯器への交換が適している方
  • すでに宅内までガス配管が来ていて、目先の出費を抑えたい方
  • 湯切れを気にしたくない方
  • エコキュートの低水圧がネックになっている方

また、光熱費が高くなり電気料金のオール電化割引も受けられなくなるので、事前に光熱費のシミュレーションをしておくことをおすすめします。

エコキュート→電気温水器

電気温水器への交換が向いているのは以下のような方です。

エコキュート→電気温水器への交換が適している方
  • エコキュートよりも安価に交換したい方
  • 省スペースで設置したい方
  • (ガス給湯器と同等のスペースがあれば設置可能)

電気でお湯を沸かす仕組みは同じですが、エコキュートよりも電気代が3倍ほど高くなる点には注意が必要です。

また、エコキュートと同様に貯湯式は湯切れのリスクもあります。

エコキュート→ハイブリッド給湯器

ハイブリッド給湯器とは、電気とガスの両方でお湯を沸かせる給湯器です。

普段は電気でお湯を沸かしてタンクに貯めますが、貯湯タンク内のお湯がなくなった際にガス給湯器でお湯を沸かす仕組みを採用しています。

そのようなハイブリッド給湯器への交換が向いているのは以下のような方です。

エコキュート→ハイブリッド給湯器への交換が適している方
  • エコキュートより省スペースで設置したい方
  • 水圧や湯切れなどを気にしたくない方
  • 太陽光パネルを設置している方

省エネでお湯を沸かしたいけど将来の家族の人数が不確定な場合は、ハイブリッド給湯器に交換しておけば、湯切れの心配が不要です。

とはいえ、ハイブリッド給湯器はエコキュートと比較してデメリットもあります。

ハイブリッド給湯器のデメリット
  • エコキュートやガス給湯器よりも設置費用が高い
  • エコキュートの方がランニングコストが安い
  • オール電化やZEH住宅には向かない

また、通常仕様のハイブリッド給湯器は寒さに弱いため、北海道など寒い地域にお住まいの方は寒冷地用の製品を選ぶようにしましょう。

貯湯タンク内のお湯がなくなるとガスで湯を沸かすので、貯湯タンクの容量にも注意が必要です。

エコキュート→石油給湯器

石油給湯器への交換が向いているのは以下のような方です。

エコキュート→石油給湯器への交換が適している方
  • 寒冷地にお住まいで電気代を安く抑えたい方
  • 湯切れを気にしたくない方
  • エコキュートの低水圧がネックになっている方

また、以下のようなデメリットもあります。

石油給湯器のデメリット
  • 原油の価格に左右される
  • 定期的に灯油の補充が必要
  • 光熱費が高くなる

使用する年数などに応じて適切な給湯器を選びましょう。

 

こちらの記事では、オール電化から都市ガスに戻す費用や業者選びについて解説しています。

〈関連ページ〉オール電化からプロパンガス・都市ガスに戻す費用|ガスに戻す業者の選び方、手続きや工事の流れなど解説

まとめ

エコキュートからガス給湯器への交換費用やメリット・デメリットについて解説してきました。

エコキュートはランニングコストを安く抑えられるのが魅力ですが、ご家族のライフスタイルによってはミスマッチなこともあります。

これからも快適にマイホームに住み続けるためにも、エコキュートの交換を検討される際はこの記事を参考にしていただければ幸いです。

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