
ご自宅のメインスペースであるリビングの劣化や使いづらさを感じ始めて、間取り変更を含むリフォームを検討している方がいらっしゃると思います。
「この機会に自宅全体の使い勝手を見直そう!」とイメージが膨らむと同時に、費用面に不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、全国で68,000件以上のリフォーム実績を持つ土屋ホームトピアが、リビングなどの間取り変更リフォームについて以下の点を解説します。
このコラムのポイント |
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間取り変更リフォームによってご自宅がより暮らしやすく・快適に生まれ変わるよう、ぜひ最後までご覧ください!
目次
リビングなどのリフォームで間取り変更|部屋を増やす・つなげる・水回り交換などの例、費用

はじめに、リビングなどのリフォームで間取り変更をした例を紹介します。
部屋を増やす・つなげるなどのリフォーム内容・費用を、一緒に確認しましょう。
一戸建て・マンション両方の間取り変更リフォーム例を確認できます!
※ご紹介するリフォーム費用は、お引き渡し当時の価格です。 同じ価格でのリフォームを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
【戸建て】費用180万円|部屋を増やす
こちらは部屋を増やす間取り変更リフォームをした戸建ての例で、リビング内に子供部屋を設けました。
間取り変更にともなって、LDKの内装も改修しています。
施工期間は12日でした。
〈関連ページ〉子供部屋を増やしても開放感、秘訣は吹上天井です。
LDKを2部屋に仕切っても閉塞感がないのは、吹上天井を取り入れているためです。
実際の面積よりも開放的なダイニング・子供部屋が完成し、ご家族間のコミュニケーションがより円滑になる住まいとなりました♪


〈関連ページ〉子供部屋を増やしても開放感、秘訣は吹上天井です。
【戸建て】費用630万円|部屋をつなげる
こちらは、増築をして広げた居住空間と既存の部屋をつなげる間取り変更リフォームをした戸建ての例です。
施工期間は60日で、増築部分にはロフトも造作し、余裕と可変性を持つ間取りが完成しました。
〈関連ページ〉サブリビングは用途可変空間〜家族のワクワクを引き出そう〜
将来の二世帯同居を見据えて2階にサブリビング・ロフトを設け、世帯人数の増加に十分に対応できる間取りとなりました。

〈関連ページ〉サブリビングは用途可変空間〜家族のワクワクを引き出そう〜
二世帯同居のための間取り変更リフォーム例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉普通の家を二世帯にリフォームした実例|二階だけリフォームでプチ二世帯にした費用・間取りなど紹介
【戸建て】費用1,430万円|LDK・水回りを1階から2階に移動
こちらは、LDK・水回り設備を1階から2階に移動した、戸建ての間取り変更リフォーム例です。
施工期間は2ヶ月でした。
〈関連ページ〉レンガを生かす
新築時からご自宅の変遷を見守ってきたレンガの壁をデザインの中心としてリビングを造作し、寝室として使うのみだった2階が生まれ変わりました!

〈関連ページ〉レンガを生かす
2階を間取り変更リフォームした例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉リフォームで2階を間取り変更した事例|費用、リフォーム内容(2部屋を1部屋になど)、注意点を解説
【マンション】費用290万円|LDK隣接の和室を撤去
こちらは、LDK隣接の和室を洋室に変更したマンションのリフォーム例です。
和室の続き間を撤去して洋室にし、明るい南向きの空間全面をLDKとしました。
〈関連ページ〉夫との想い出を感じる住まい
LDKに隣接する洋室には窓がありませんが、室内窓を設けることで閉塞感のない空間づくりが成功しました。

〈関連ページ〉夫との想い出を感じる住まい
【マンション】費用550万円|内装のデザイン性もアップ
こちらもリビングと和室をつなげたマンションの間取り変更リフォーム例です。
結露によるカビを解消するために、締め切っていても換気可能なハイブリット窓「DI窓」も取り入れています。
〈関連ページ〉手持ちインテリアに合わせた終の棲家
「DI窓」は、容易に換気ができないマンション高層階のお部屋でも「24時間空気を清浄できる性能」「開口部でありながら外壁よりも高い断熱性」を持つ、高性能ハイブリット窓です。
〈DI窓で居住環境を改善する性能向上リフォーム〉
お子さまの独立をきっかけに、施主さまこだわりのデザインを徹底追求して内装を改修しました。
収集してきたインテリアに合わせて造作梁・レンガなどをデザインに取り入れ、アジアンリゾートのような住まいが完成しています。

〈関連ページ〉手持ちインテリアに合わせた終の棲家
夫婦二人暮らしにマッチする住まいづくりをご希望の方は、こちらの記事で間取り変更アイデアなどを確認できます。
〈関連ページ〉老後の夫婦二人暮らしに最適な間取りのマンション事例(1LDK〜)|50代〜のマンション購入で後悔しない方法
【マンション】費用1,360万円|バリアフリーで安全性もアップ
こちらは、間取り変更にともなって、室内全面をバリアフリーにしたマンションのリフォーム例です。
寒さ・結露・カビなどを解消するために断熱施工を実施し、DI窓も採用しています。
〈関連ページ〉明るい和空間が広がる部屋に生まれ変わったマンションリフォーム
玄関からリビングまで、住宅全体の段差を解消し、生活動線・家事動線が良く安全な住まいとなりました。
細部まで和の上質なデザインにこだわって内装改修をしている点も、ポイントです。
〈関連ページ〉明るい和空間が広がる部屋に生まれ変わったマンションリフォーム
土屋ホームトピアには、今回紹介しきれなかった施工事例がまだたくさんあります。ぜひご覧ください!
〈施工事例〉
はじめに、リビングなどのリフォームで間取り変更をした例を紹介してきました。
間取り変更リフォーム例を確認して、「ご自身が希望するリフォーム内容を予算内で実現できないかもしれない...」と不安を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次にリフォーム費用とリフォーム内容のバランスを取りながらリフォームプランを組み立てる方法を紹介するので、ぜひご確認ください。
土屋ホームトピアは、全国で68,000件以上の施工実績を持つリフォーム会社です。
予算・ご希望を丁寧に伺い、多彩なアイデアで間取りリフォームプランを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
リビングなどの間取り変更リフォームの費用を抑える方法

部屋を増やしたりつなげたりする間取り変更リフォームは、床位置の調整・電気配線の調整など、さまざまな施工内容を組み合わせることで完成します。
そのため、ご希望の施工面積・完成イメージなどによって、リフォーム費用の見積りが予算オーバーとなるケースもあります。
【リフォーム費用の見積りが予算オーバーとなる例】
- 「2〜3部屋の間仕切りを撤去してリビングを大きく広げたい」
- 「住宅全体を、装飾性の高いデザインにしたい」など
間取り変更リフォームの費用を抑える方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
リフォーム費用を抑える方法 |
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こちらの記事で補助金名・補助金額などを確認できるので、ぜひご確認ください。
〈関連ページ〉補助金情報|2023-2024リフォームで利用できる補助金・助成金まとめ
2024年から申請受け付けが開始される、新しい補助金もあります!
上記の方法を組み合わせることで、リフォーム費用を大きく抑えられるケースがあります。
予算オーバーがリフォーム後の生活設計を圧迫することのないよう、ぜひ施工業者に相談しながら予算内でのリフォーム実現を目指していただけると幸いです。
土屋ホームトピアは、予算などの状況に合わせてリフォームプランを練り上げます。
ご希望を、お気軽にご相談ください。
リビングなどの間取り変更リフォーム6つの注意点

次に、間取り変更リフォームのプランをスムーズに組み立てるための、6つの注意点を紹介します。
- 間取り変更の自由度が低いor間取り変更できない場合がある
- リビングだけなど一部の間取り変更でも施工内容は意外と多岐に渡る
- 間取り変更リフォームによる居住性の変化を考慮したプランニングが大切
- 間取り変更リフォーム中は仮住まいが必要となるのが一般的
- 工事開始後に想定外の不具合が見つかることがある
- 施工業者選びが間取り変更リフォーム成功のカギ
「リビングなどの間取りを変更したいけど、どのように変更できるかわからない」「どんな業者に相談すればリフォームが成功するかわからない」といった不安をお持ちの方は、ぜひご確認ください。
間取り変更の自由度が低いor間取り変更できない場合がある
住宅の構造は大きく分けて2種類で、構造によって間取り変更の自由度が低いケースがあります。
構造 | 間取りの自由度 |
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主に柱・梁で住宅を支える構造 | 【一般的に高い】 ・一戸建ての場合は「木造軸組工法」での建設が主で、重要な柱・梁を避けて間取り変更 ・マンションの場合は「ラーメン構造」が主で、重要な構造部を避けて間取り変更 |
主に壁・床で住宅を支える構造 | 【一般的に低い】 ・一戸建ての場合は「2×4工法」などが一般的で、撤去できない壁・床が多い ・マンションの場合は「壁式構造」が主で、撤去できない壁が多い |
特にマンションでは、上記のほかに「水道配管をほかの住居と共有しているため、位置変更が難しい」といった集合住宅ならではの事情も加わって、間取り変更リフォームの希望が叶わない可能性があることを、念頭に置いておきましょう。

ぜひ施工実績が豊富な施工業者に相談し、プロのアイデアをいかしながら間取り変更リフォームのプランを組み立ててください。
一部の間取り変更でも意外と高額&工期が長いケースがある
施工範囲を絞った間取り変更リフォームであっても、快適な空間を完成させるためには、意外と多岐に渡る施工内容を組み合わせる必要があります。
そのため、既存住宅の状況・リフォーム内容のご希望によって、想定よりもリフォーム費用が高額・工期が長いといったケースがあることを、念頭に置いておきましょう。
【例:リビングと隣接する和室の間仕切り壁を撤去するだけの場合の、主な施工内容】
単純に間仕切り壁・建具を撤去するだけでなく、以下のような施工内容を組み合わせるのが一般的です。
- 空間が広くなるため、照明増設が必要(天井や壁を一旦はがして、電気配線をし直す必要がある)
- 和室・洋室の境目の段差を解消し、和室or洋室に合わせて床を造作し直す必要がある(床位置を合わせないと転倒などの危険性が生まれる)
- 各部屋の内装状態は均一ではないため、デザインを合わせるのが一般的 など
間取り変更リフォーム中は仮住まいが必要となるのが一般的
間取り変更リフォーム中は、仮住まいが必要となるのが一般的です。

施工面積によっては住みながらのリフォームが可能な場合もありますが、以下のような不便が生じるため、施工業者に相談のうえで検討することをおすすめします。
- 間取り変更リフォーム中は複数人の技術者がご自宅を出入りする
- 資材置き場の確保が必要
- 頻繁な資材搬出入によって、ご自宅で自由に過ごせない・出入りできない
- 玄関ドアを開放する時間もあるため、外からご自宅で過ごす様子が丸見え など
間取り変更リフォームによる居住性の変化を考慮したプランニングが大切

【例:南向きのリビング・和室をつなげて1室にする場合】
- 採光・通風が確保しやすくなる一方で、夏は窓からの日射熱・冬は窓からの冷気を感じやすくなる
- リビングで過ごす時間が長くなることで、物が増えて収納スペースが不足する など
そのため、間取り変更リフォーム後の居住性まで考えて、すみずみまで快適性の高い空間づくりをする必要があります。
理想の暮らし方を施工業者と共有し、プロならではの視点も活用しながら、リフォーム後の居住性を追求しましょう。
工事開始後に想定外の不具合が見つかることがある
特に築古の住宅では、リフォームプラン組み立て時に発見できなかった不具合が施工開始後に見つかることがあります。
住宅の安全性・快適性に関わる不具合の場合は、追加施工が必要となり費用にも影響することを、念頭に置いておきましょう。

土屋ホームトピアは、無料の耐震診断・建物診断を実施したうえで、リフォームプランを提案いたします。
リビングなどの間取り変更リフォームを検討するにあたって、ご自宅の現状に不安をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
施工業者選びが間取り変更リフォーム成功のカギ
リフォームを依頼できる施工業者は、主にリフォーム専門会社・工務店です。
間取りは、修正したり調整したりするのが難しいため、ぜひ高い提案力・技術力を持つ施工業者にリフォームを依頼してください。
施工業者選びの際には、以下のような点をチェックするのがおすすめです。
- 施工実績の数
- 施工後のデザイン性
- 見積りの内容(「〇〇一式」ではなく、使用建材などまで詳細にわかる内容がベスト)
- 営業担当・技術者などの対応
- アフターフォロー体制、補償体制
こちらの動画では、施工業者の見つけ方を解説しています。
まとめ
リビングなどの間取り変更リフォームについて、ビフォー・アフターの間取り例・費用などを確認してきました。
間取り変更リフォームは費用が高額になるケースがありますが、予算に応じてリフォームプランを調整可能です。
また、住宅構造の影響などによって自由に間取り変更ができない場合でも、施工業者のアイデアと工夫で、さまざまなプランを組み立てられます。
今回紹介した情報を参考に、より暮らしやすく・快適なご自宅を完成させていただけると幸いです。